午後さんの映画レビュー・感想・評価

午後

午後

映画(81)
ドラマ(3)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.1

設定はとても面白かったです。
ただビートルズの曲がどんなに素晴らしくとも、今の時代に冴えないシンガーのコピーで、あそこまでの評価を引き出すのは無理じゃないかなぁと引っかかってしまい上手く入り込めません
>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.5

管理が徹底され、永遠の命を手に入れた代償に、生殖機能を失った人類が暮らすディストピアの地上の世界。
独自の発展を遂げ、未知の領域となった地下の世界。

生殖機能を取り戻すためのヒントを得るべく、地下世
>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.8

蜷川さんらしいビビットな彩色とアングラな雰囲気は好きですが、全体的に演出がちょっと過食気味なイメージでした。

それにしても玉城ティナちゃんが可愛くて、映る度に「顔可愛い」って言ってしまいました。
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.2

かけがえのない出会い、記憶、感情。
鑑賞前はどういう意味だろう?と思っていた、『君の名前で僕を呼んで』というタイトルが全てを語っていて素敵。

美しい音楽と共に紡がれる、映像作品でしか表現出来ない芸術
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

「何が起きてるのか理解出来ないけど、何か凄いものを観た」と思わせる作品と聞いて、いやそんな事あるか?と思っていましたが、正にその通りでした!

目まぐるしい情報量に対する説明不足、何が起きてるのか処理
>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

怪談記事のライターをしている「私」に、久保という少女から届いた一通の恐怖体験。
僅かな引っかかりを紐解く為、調査を進めた先で、また新たな疑問が浮かぶ。
そうして怪談の元を辿っていく「私」と久保さん。
>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.1

福田監督の作品は、深夜帯に30分程度。
お金掛けずに毎週ダラダラやってるの観てたら、なんかクセになる。結構面白いじゃん♪と思わせるタイプの監督だと思ってます。

これ映画館で観させられた人、地獄だな〜
>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.1

正義感の強い主人公と、いじめられっ子の後輩。
蔵本玻璃が不器用ながらに、少しずつ濱田に心を開いていく姿がいじらしくて可愛いな〜頑張れ〜と観ていたら一転、後半で不穏なサスペンス映画に切り替わる斬新な作品
>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

今まで勉強しかやってこなかった、数学オタクの変人塾講師と、そんな先生に「普通とは」を教える子憎たらしい女子高生。
チグハグな2人の掛け合いが始終可愛い!

現代日本人の悪いクセだなぁとは思うけど、マイ
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

ホムピタにとってのベンおじさんはトニー・スタークだったのにな…とか、このバースのピーターには「大いなる力には大いなる責任が伴う」とかいう呪いとは無縁の世界に居てほしかったな…とか、大人の事情が絡む部分>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.3

冒頭のカメラワークが面白い!
変異してしまった世界でも変わらずルーティンを過ごすショーンが、アンジャッシュのコントを観ているようで笑ってしまいました!

正に洋コメディな主人公サイドのキャラクターに、
>>続きを読む

猫侍(2014年製作の映画)

3.0

士官先の決まらない凄腕の剣豪が、ひょんな依頼から猫と出会い、メロメロになっていく物語。

ストーリーは単調なので少々退屈。
時代劇好きには、やや物足りませんでした。
ですが、無愛想ながらも猫に絆されて
>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.8

一つのものに対して熱量を保ち続けるのって実は凄く難しくて、変わっていく事が自然なんだけど、一途に貫いて変わらずにいられるって凄く格好良い。
それを受け止めて偶像で居続けられるアイドルも、本当に格好良い
>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.5

キャンディみたいにポップでオシャレな配色。音楽PVのような画作りと、10代の少年少女の一夏の恋物語。
今の世風の"らしさ"をグッと凝縮して、肯定した印象を受けました。

「夕暮れの フライングめく 夏
>>続きを読む

ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.5

原作が好きだったので鑑賞。
色々と強引な設定だけど、設定めちゃくちゃなのは韓国ドラマで慣れてしまいました。
恋愛映画はキュンキュンさせたもの勝ち!

透の、家での雑で冷たい態度と、みなの前での一途な恋
>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.3

王道だけど、絵本を見ているような暖かい世界観。
炎上商法で売るにはストーリーが優しくて、作り手やキャラクターが可哀想です。
西野が絡んでなければ良い映画だったのにと思う一方で、西野が絡んでなければこれ
>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

騙し合いバトル!のようなものを期待して観てしまったので少々肩透かしをくらいましたが、セリフの言い回しやキャスティングは文句なしで良作!

「オモチャにしたっていいじゃない。みんなで使えば。」
大人って
>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.3

独特の間と表現力。剥き出しで荒削りな感性。

あの間を意図して作れるのも、古武術の音楽を「カッコいい」と感じる説得力を持たせるのも凄い!音楽にルールなんて不要だ!

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.3

最高に皮肉が効いていました。
実際そうはならんやろと思うので、重く捉えずに大真面目なユーモアと捉えれば良いんでしょうが、色々と苛ついて仕方なかったです。
途中から、こんな世界とっとと彗星落ちて滅んじま
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.6

主演のお2人がとにかく可愛い!
夢を叶えるため、田舎からロンドンの服飾スクールへ渡ったエロイーズ。
寄宿先の屋根裏部屋で眠ると、夢の中で60年代ロンドンの世界へ。歌手を目指したサンディの記憶を追体験す
>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.7

楽器の利用を制限されていた、アメリカの黒人奴隷がルーツとされるタップダンス。
それを教える黒人下士官のジャクソンと、朝鮮捕虜たちの物語。
音楽とダンスは、国境も、人種も、立場も越えて、万人の心に感動を
>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.1

剽軽で軽口ばかり、どこか憎めない美術品泥棒のブース。
優秀で凄腕の堅物FBI捜査官のハートリー。
妖艶でミステリアスな大泥棒ビショップにハメられ、刑務所に入れられた2人が「財宝を手に入れる」「ビショッ
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.3

1番はじめに思った感想は「目からビーム出るの!?」でした笑
開幕からのエターナルズ能力お披露目戦闘シーン、バチバチにかっこええ〜!
各々の個性もありつつ、アベンジャーズやGotGと違ってエフェクトに統
>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

タケシから深見への敬意と感謝。
そして作り手から"芸人・ビートたけし"への敬意と愛に溢れていました。
チープでレトロ、見栄とか人情とか夢とかプライドとか。ロマンで飯は食えないけども、それが粋でいなせで
>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

安心・安全・信頼のジェイソン・ステイサム!
霊長類最強のステイサムにかかれば巨大サメもちょっとデカい鮭みたいなもんでしたね!

海洋施設での水槽のシーンや海水浴場など派手な演出で惹くものの、惨事が起こ
>>続きを読む

シンデレラ(2021年製作の映画)

3.6

カミラ・カベロ可愛い!だけで鑑賞した本作、正に現代版シンデレラでした!

昨今の過度にポリコレ重視された作品に対して、王子様のキスを待ってるお姫様だって居るはずなのに…その考え方はもう淘汰されるものな
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.6

反社世界の栄華と零落を1人の人間にスポットを当てて描ききる本作。

少しの不運が重なって人より恵まれない人生を送ってきた少年が、ヤクザの世界に足を踏み入れ、義理と人情を通し刑務所入り。
14年という月
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.1

やっぱりMarvelは最高だな〜〜!!!
初のアジア人ヒーロー、シャン・チー。
観る前は「冴えないな、駅で周り見渡したら5人は居そう」という印象でしたが、寧ろその素朴さが味になるとは…!
Marvel
>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.7

ハッピー・デス・デイの主人公のメンタルも大好きでしたが、今作もノリとテンションが良い!

ヒエラルキー下層の冴えない日々や、扱い、友人との軋轢……ヤキモキさせられてからのフルエンジン活劇!
ボーイスカ
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.8

電話の端で聞こえる子どもの泣き声、娘の年齢を聞いて折る指の数、嵐の中いつまでも取り込まれない最後の洗濯物。
西川監督の作品は映像作品でありながら小説のようで、情報や心情が我々に委ねられてるんですよね。
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

やっと観れました。とにかく不気味で美しく、美しいまま狂っていく。
フランス料理のように飾られて盛り付けられた狂気を、楽しく上品に食べてるような感覚を味わいました。

マトモではないのに、この村ではこれ
>>続きを読む

ユリゴコロ(2017年製作の映画)

2.5

前半と後半で別の人が撮ったの?と思うぐらい作品のジャンルが違う。
どっちかに寄せてたら評価は違ったのかもしれないです。
余りにもアンバランス過ぎて何を伝えたいのかわかりませんでした。
途中に挟まれる松
>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.6

くるみ割り人形に抱くイメージ、華やかさだったり荘厳さだったり不気味さだったりという雰囲気を壊すこと無く、ここまでエンターテインメント作品として昇華させるのは流石ディズニー。

ストーリーは確かに薄味だ
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

ポン・ジュノ作品、好きなんですが神経がゴリゴリに削られるので、まぁしんどい…!

山水景石、モールス信号、水の流れ、計画、匂い、階段、半地下、パラサイト。
あらゆる物に意味があって緻密に織り込まれなが
>>続きを読む

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.2

才能も実力もあるのにこだわりが強すぎて、どこでやっても評価されず解雇されちゃう難ありシェフのジャッキー。
確かにクセが強すぎるし、性格も決して褒められる人物じゃないけど憎めない…!
ジャッキー役のミカ
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

すぐキレるし、すぐ手が出る。
学はなく短絡的で仕事を転々としながらも口八丁で裏社会を渡り歩くトニー。
教養も才能もありホワイトハウスで演奏する程の地位や名誉も手にする品行方正な天才黒人ピアニスト・ドク
>>続きを読む

>|