午後

スウィング・キッズの午後のレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
3.7
楽器の利用を制限されていた、アメリカの黒人奴隷がルーツとされるタップダンス。
それを教える黒人下士官のジャクソンと、朝鮮捕虜たちの物語。
音楽とダンスは、国境も、人種も、立場も越えて、万人の心に感動を宿せるんですね。

生まれた時代が違えば、あるいは生まれた国が、あるいは肌の色が、たったそれだけで違う人生を歩めたかもしれない。
違う結末を選べたかもしれない5人。

彼らの舞台は、ただ時代に翻弄されて呆気なく潰えた泡沫の夢でしかないのかもしれない。
それでも、歴史の端で魅せた彼らの勇姿を、感動を讃えたいです。

重いテーマの中でもダンスシーンはどれも軽快で、楽しそうに踊る彼らの姿がとても印象的でした。
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