映画に限らず小説などでも、結末が分かっていても何度でも繰り返し楽しめるものがある。それが名作や傑作と呼ばれる所以なのだが、本作もその一つと言えるだろう。
ドックファイトを扱ったそれまでの映画を覆す圧>>続きを読む
裏社会で運び屋をしている主人公が、ある事件の重要参考人を助けた為に、自分自身も組織から狙われる羽目になるという既視感満載のストーリー。それだけに、いかに多くの見せ場を作ることが重要になるのだが、残念な>>続きを読む
シャマラン監督作品はその独特なミステリータッチが魅力である一方、彼の作品はクセが強く、その世界観に惹き込まれるか、若しくは全く理解できないかに分かれてしまうことが多いが、本作に関してはテーマの発想が斬>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
こんな馬鹿馬鹿しい嘘のような物語が実話と言うことに驚かされる。しかし、大人になっても“鬼ごっこ”を通じて交流を深める友人関係が素敵で羨ましくも思えた。
スパイ映画やアクション映画では固唾を呑んで見守>>続きを読む
発想は面白い、映像も美しい、俳優陣も申し分ない。でも、何故かもう一つ心に響かない。理由を考えてみたのだが、水に支配された近未来都市や記憶に潜入するなど、壮大なスケール感を期待するも、実は女々しい中年男>>続きを読む
アントニオ・バンデラスを全面に配した如何にもB級感漂うジャケットにあまり期待せず観始めたのだが、思いのほか緊張感あふれるストーリー展開で楽しむことができた。
ショッピングモールならでのアイデアに富ん>>続きを読む
まさに「毒をもって毒を制す」を地でいく、DCコミックのヴィラン達が刑の恩赦を引き換えに、政府から与えられたミッションに挑むシリーズ第二弾?
監督はGotGシリーズでおなじみの鬼才ジェームズ・ガンとなり>>続きを読む
ぶっ飛んだストーリーの中に現代のネット社会を過激に皮肉りながら、刺激的なガンアクションと下品なギャグで魅せる。B級ながら中々センスが光る作品。
何と言っても「魔法界」から「現実のネット界」に舞い戻っ>>続きを読む
凄腕の女性エージェント、マロリーの活躍を描いたスパイアクション。
主演に総合格闘家のジーナ・カラーノを起用し、最大の見せ場となるアクションシーンは敢えてBGMや効果音を使わず、リアリティを重視した血>>続きを読む
一人の若者“北野武”が、ストリップ劇場での下積み時代を経てスターへと駆け上がっていくサクセスストーリー。師匠と弟子の関係、ストリップ孃や芸人仲間との人情味溢れる掛け合いが美しく描かれている。
劇団ひ>>続きを読む
アンジェリーナ・ジョリー演じるトレジャー・ハンター“ララ・クラフト”の活躍を描いたアクションアドベンチャー第2弾
監督はヤン・デ・ボンに交代。「スピード」の監督だけあってアクションシーンは前作以上に>>続きを読む
アンジェリーナ・ジョリーの出世作と言っても過言ではない本作。
女性版インディ・ジョーンズと言うべきか、まさにアクションアドベンチャーのお手本のような作風であり、荒唐無稽なストーリー展開ながらも、ワク>>続きを読む
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婚約者を理不尽な犯罪で失い心に傷を負った女性が、法に代わって悪を裁く復讐劇。こういった心の闇を演じるJ・フォスターは、もしや彼女自身の実体験では?と疑ってしまうほどの演技力で凄みすら感じる。
サスペ>>続きを読む
ジャンル的にはジュブナイル系のタイムトラベルSF作品。タイムトラベルにより過去に戻った主人公アダムが、子供時代の自分と出会い、それぞれが抱えている悩みと向き合いながら互いに成長していく物語。さらに父や>>続きを読む
90年代の雰囲気が漂うバディもののアクションコメディ。特にケヴィン・ハートのマシンガントークの掛け合いは「ラッシュアワー」のクリス・タッカーを彷彿とさせるような懐かしさを感じた。
二人の友情を感じら>>続きを読む
ジャッキー・チェンとジェット・リー(世代的にはリー・リンチェイの方がしっくりくるが)共演のアクションファンタジー。
とんでも展開から始まり、既視感満載のストーリー、勧善懲悪の分かりやすいオチなど、7>>続きを読む
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超豪華俳優陣が集結したディザスタームービー。ジャンルはコメディなのだが、中身はシニカルかつブラックユーモアに満ちた作品であり、どうも現代社会に対する風刺に思えて全く笑えない。
豪華キャストの大真面目>>続きを読む
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近未来技術を用いたSF映画であるが、本作の最大の魅力は主人公トーマスの生涯を賭けた捜査とその結末にあり、「ミステリー」かつ「サスペンス」、そして「ヒューマンドラマ」も兼ね備えた物語が鑑賞後に不思議な感>>続きを読む
本作は「アーミー・オブ・ザ・デッド」に登場した金庫破りの天才ディーターを主人公にした作品となるが、正直なところそこまで印象的なキャラでもなくあまり期待していなかった。しかも、前日譚のためゾンビもほとん>>続きを読む
43歳の若さでこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンが遺した最後の劇場公開主演作。
ストーリー自体は、良い意味で古典的な都市型刑事アクションの流れを汲んだ凡庸な設定ではあるが、臨場感溢れるカメラワ>>続きを読む
非常に良くできたスパイ映画。構成が巧く、派手さはないもののサスペンスフルな展開で、グイグイと最後まで引き付けられる。
監督は「女神の見えざる手」のジョン・マッデンだけあって、凝った設定や緊迫感ある人>>続きを読む
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音を立てると襲ってくる“奴”の弱点を発見した所で終わった前作を引き継ぎ、二作目では同じ恐怖やスリルを描いたのでは面白みが薄まると心配したが、今作では本シリーズの鍵となる聴覚障害者の長女リーガンの活躍を>>続きを読む
冒頭の職質シーンや警察官の汚職、貧困からの麻薬密売など、作中で起こる様々な出来事はもはや映画の中だけの話とは思えないほど生々しく、一応は勧善懲悪的な幕切れを迎えはするが、実は何も解決されていない事に気>>続きを読む
1940年代の活気ある神戸の街並みや、小道具に衣装、髪型に至るまで非常に完成度の高い映像で見応えがあった。
その一方で、内容に関してはクラシカルな演出や台詞回しなど今あらためて観ると違和感を覚え、や>>続きを読む
年頃の娘がいる父親には刺さること間違いなし。成長するにつれてギクシャクする父娘の関係を、全てがオンライン化された現在社会への皮肉を交えながら、家族の絆をユーモアたっぷりに描いている。
映像と音楽の親>>続きを読む
“社会のモラルは子供の扱いで分かる”
この言葉に、本作が伝えるべく全てが集約されている。映像は淡々と描き最後は文章で締めくくるシンプルな構成も、より罪の重さを考えさせられる。
「T4作戦」この悍まし>>続きを読む
この映画は、展開の分かりにくさが演出そのものであり、混乱しながら鑑賞することが本来の楽しみ方と言えるだろう。後半になるに連れ、アンソニー本人の視点にだんだんと寄り添い共感し始め、そして避け難い結末に胸>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不穏な空気が漂う病院内の様子や、いかにも怪しげな医師や看護師たちの姿に「本当の目的は何?」と期待しながら観ていたのだが、最後のオチがまさかの古典的な“そっち系”だったのでビックリ。
完全に好き嫌いが>>続きを読む
日本を舞台にした外国映画ということで、観始めるまでは珍妙な描写を心配したが、多少誇張されてはいるもののそれほど違和感がなかった。むしろ東京がスタイリッシュに描かれていて、まさに“クールジャパン”といっ>>続きを読む
これは良作。多くの方がレビューされている通り、「007」や「オーシャンズ11」「インディジョーンズ」に「ルパン三世」などを混ぜ合わせいいとこ取りをしたような完成度の高いアクションコメディ。
物語自体>>続きを読む
SFアクションに輪廻転生を取り入れたアイデアは決して悪くない。東洋的で謎めいた世界観も雰囲気がでている。
しかし、壮大すぎる設定を100分程度に纏めてしまったので所々で無理が出てしまい、それゆえにス>>続きを読む
全米ベストセラー小説「シャドウハンター」三部作の第一作目、「シャドウハンター骨の街」を映画化した作品。
妖魔や人狼といったファンタジー映画でお決まりのキュスティングではあったが、ストーリーがテンポよ>>続きを読む
第二次世界大戦において、日米間の戦局を大きく左右した激戦として名高い「ミッドウェイ海戦」を、R・エメリッヒ監督が映画化。流石、デザスター映画の巨匠と謳われるだけあってVFXの完成度は極めて高い。両軍入>>続きを読む
男性スタントの存在は今迄も何となく想像できたが、このような形で女性スタントにスポットを当てたドキュメンタリーが作られたことは大変興味深く、華やかな世界の裏側でしっかり支えてくれている彼女達の存在をあら>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ドント・ブリーズ」の続編。
前作はサスペンススリラーの要素が色濃かったが、本作では一転、スプラッター系バイオレンス映画に様変わりした印象。しかも、一作目では恐怖の対象だった盲目の老人が、本作では悪役>>続きを読む
昨今のアクション映画ではよく見かける無敵の父親に、遂にステイサムも挑戦。しかも安定の無双っぷりに何の不安もなく鑑賞できる。
亡き妻の故郷で、娘と共に懸命に暮らしていこうと奮闘する父親の姿に、スタロー>>続きを読む