Nobさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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JOLT ジョルト(2021年製作の映画)

3.5

相変わらずお綺麗なケイト・ベッキンセール。歳を重ねても依然お顔もスタイルも美しい。そんな彼女にエキセントリックな美女をやらせたら天下一品だ。

脚本がチープなんてことは言わず、軽いアクションコメディと
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アーカイヴ(2020年製作の映画)

3.5

ここ最近観た映画の中では、一番驚かされた結末だったかもしれない。

全体的には展開がスローで退屈なシーンも多く、壮大なSF作品を期待して観始めると拍子抜けしてしまう。さらに、後半からはアンドロイド達の
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

「ジョン・ウィック」の脚本家に「ハードコア」の監督がタッグを組んだと聞くだけで弥が上にも期待が膨らむ。

一見冴えない中年男性が、実は○○というよくある設定ではあるが、出だしからテンポの良いシナリオと
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.5

かつて南アフリカで実施された、悪名高い人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対し囚えられた白人政治犯の脱獄物語。

実話の映画化ということで結末は始めから分かっているものの、彼らの綿密な計画が、いつか非道
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

原案からキャラデザイン、そして撮影までの全てを、7年もの歳月を費やし監督ほぼ一人で完成させた異形のストップモーションアニメ。しかも、この独創性な映像センスが独学という事に驚かされる。まさに鬼才と呼ぶに>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

一人の女性に宿る情念を、肉体への痛みによって表現しようとした作品といったところか。

電話のニヤリや、噂のキリキリキリ…は確かに怖くスプラッターホラーとしての基本はキチンと押さえている。しかし、単発の
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.5

じんわりやんわりと心に染み入る美しい作品。アイデアが素晴らしく短編と言えどストーリー性も十分にあり、そして深い感動を覚える。

「現在の状況に悲観するより、過去への想いは希望を与えてくれる」という事な
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.5

青春映画かと思いきや、人生に疲れを感じ始めた中年へのメッセージに思える。二人の子を育てた我が身としても共感できる部分も多く、ほっこりした気持ちで最後まで楽しむことができた。

今までも過去に戻るという
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

魔界と人間界との争いで武闘家達がしのぎを削るという筋立ては少々古臭く感じるが、シンプルにアクション映画を楽しむには丁度良い。

素材が90年代に流行った人気格闘ゲームなだけに、世界観を残しつつ映画とし
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

人生には「一歩踏み出す勇気が大切」なんだという事が十分伝わる作品だった。

しかしその一方で、散々窮地に追い込まれた主人公の苦悩や葛藤を散々描いておきながら、最後の最後にハシゴを外すような結末には納得
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

デヴィッドフィンチャー監督の代表作のひとつ。公開当時は激しい暴力性と独特過ぎる世界観に賛否両論渦巻いたのを今でも覚えている。

久々の鑑賞だったがオチも分かっていてもやっぱり面白い。不眠症からじわじわ
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.5

まず設定が、コリンの保護観察が明ける“4日間”に限定したのが良かった。観る側としては、この間に何か事件が起こらないか、無事乗り越えられるのかと終始緊張感を持ち続けられる。

本作は、アメリカ社会に根深
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

全編を通して息もつけない張り詰めた緊張感が素晴らしい。これほど多くの出来事がたった一日の中に詰め込まれているのだが、起承転結が上手く纒められているので分かり辛さは全く感じない。

いつも正義感溢れるイ
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レッド・ドーン(2012年製作の映画)

2.0

冒頭のニュース映像に頼りきった雰囲気に悪い予感はしていたが・・・

序盤の空挺部隊が街に降下してくるシーンはそれなりに迫力もあり楽しめたが、そもそも世界最強の軍事力を有するアメリカ合衆国が、あの北朝鮮
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PARKER パーカー(2013年製作の映画)

3.0

定番のアクション満載のステイサム作品。そこにジェニファー・ロペスが絡むとラブロマンス系かと思いきや、ただの足手まといの中年女性的な扱いで、あまり必要性も感じなかったのが残念。ストーリーについても、正義>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

原作未読。既視感のあるストーリーであるが、謎多き孤児院の設定や、頭脳戦的駆け引きなどアイデアは中々良かった。

残念なのがキャストの面々。演出なのか舞台劇を観ているような大袈裟な演技に、年齢バランスも
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

戦艦大和建造をめぐる攻防を描いた作品であるが、フィクション要素が強くどこか“池井戸ドラマ”の雰囲気を感じつつも、当時の時代背景や歴史上の人物達をうまく配し、面白い解釈で史実と融合させた見事な娯楽作品に>>続きを読む

ヘッドハンター(2012年製作の映画)

3.5

タイトルにある“ヘッドハンター”感は前振りのみで、中盤あたりからはハプニング目白押しの逃亡アクションに切り替わった印象。ストーリーは少々強引で辻褄合わせが目に付くが、逃げても逃げても追い詰められる緊張>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

クリストファー・ランドン監督はこれまでも「ハッピー・デス・デイ」や「ゾンビワールドへようこそ」など数多くの癖の強いホラー作品を手掛けているが、本作についても、80年代のスプラッタホラーを彷彿とさせるホ>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スコセッシとディカプリオがタッグを組んだ数多くの作品の中でも、個人的には今作が一番のお気に入り。

“大どんでん返し映画”といえば必ず名前が挙がる不朽の名作。秀逸な会話劇に見事な伏線回収、そして現実と
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.0

何度観ても面白い。今作がきっかけで後に夫婦となるブラピとアンジーという豪華共演で贈るアクションラブコメディ。この頃のアンジーは本当に美しく、色気のある表情や台詞に何度も魅了される。

ストーリー自体は
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

ガイ・リッチー監督らしいスタイリッシュな映像で、全体的にテンポもよく音楽もなかなか効果的。お得意の時間軸を交錯するシナリオも見事で一級品のエンターテイメント作品。

設定に多少強引な所も見受けられるが
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.5

やはり、リュック・ベッソン作品は女性アサシンものが面白い。女性ならではの美しさとアクション性を巧くマッチさせ、過去の類似作品に引けを取らない魅力的な作品に仕上げられている。サッシャ・ルスという女優は初>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.0

独特な世界観で好き嫌いがはっきり分かれるだろう。効果的に「うなぎ」を使った演出が非常に印象深く、観終わった後も脳裏から離れない。また、古城の美しい映像や不気味なBGMがより一層不穏な空気を漂わせている>>続きを読む

ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.5

愛する女性のために過去に犯した罪を悔い改め、自首する事により再起を誓う伝説の爆破強盗犯と、己の私利私欲のために金を横領し、主人公に同僚殺しの罪を着せたFBI捜査官が激突するリベンジクライムアクション。>>続きを読む

ラストスタンド(2013年製作の映画)

4.0

90年代のシュワちゃん全盛期の雰囲気を忠実に再現した古典アクションが心地よい。西部劇のようなテイストでほのかなユーモアも交え、流石に若い頃のような無双感は無くなったが、その分貫禄や哀愁が備わり、円熟の>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.5

自暴自棄に陥り生きる意味を失ったタイラーと、夢を叶えようと施設を脱走したダウン症の青年ザックとの交流を描いたロードムービー。

とてもいい話なのは間違いないが何か物足りない。自由や夢を追いかけることの
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

非常に良質なサスペンス・ミステリー。シンプルな構造にも関わらず、全く先が読めない展開が続く様子は、まさに小説のページをめくっているようだ。

密室サスペンスの側面を見せつつ巧く観る側のミスリードを誘う
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アジャストメント(2011年製作の映画)

2.0

偶然の積み重ねが大きなうねりとなり、人生や運命を形成するというアイデアは悪くないのだが、詰めが甘いというか、ご都合主義な展開ばかりで正直つまらない。

敵役の組織もそれらしい雰囲気を出して登場するが、
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砂上の法廷(2015年製作の映画)

3.5

最後の最後にドンデン返しという王道の法定サスペンス。公明正大であるはずの法廷が、脆く崩れやすい砂の上にあるという皮肉を込めた邦題もセンスを感じる。

見ている途中で何通りかオチが想像できるのだが、それ
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

豪華なカメオ出演や豊富なパロディネタで、コメディ要素は一作目より格段に面白くなったように思う。R15指定ゆえのバイオレンスな不謹慎ギャグや、Xフォースのメンバー達がたたみ掛けるようなテンポで、次々と命>>続きを読む

PUSH 光と闇の能力者(2009年製作の映画)

3.0

第二次世界大戦中、極秘で行われた軍事実験が現在に受け継がれた超能力者たちの生死をかけた戦いの物語。

MOVE(物体移動)、WOTCH(予知能力)、PUSH(記憶操作)など、“サイボーグ009”を彷彿
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.5

複雑に絡み合う人間模様を描いた、ポーラ・ホーキング原作のミステリー作品。

冒頭から陰鬱な雰囲気の車内で、車窓から景色を眺める主人公の姿に惹き込まれる。物語は回想シーンが多く、前半部分は時系列や登場人
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

イタリア車でもドイツ車でもなく、「アメリカ車でルマンに勝つ!」という、フォード側から見た車に命をかける男達の物語。ただ、こんなことを言うと身も蓋もないが、本作では高級車“フェラーリ”に大衆車“フォード>>続きを読む

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイムトラベルという有りがち題材にもかかわらず、「ルーパー」という設定が独創的で興味深かった。

序盤は説明くさい展開が続くが、ただでさえ矛盾の整理で頭が混乱しやすいテーマなだけに、視聴者が没入しやす
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

実に悪ノリが過ぎるブラックコメディ。冒頭からFワードの連発で苦笑いを浮かべてしまう。

過激な猫写や下ネタなどお下劣発言が大好きな、私のような心の汚れた方々にしか積極的にお勧めできないが、意外にも子供
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