このレビューはネタバレを含みます
予備知識なしで観て正解。前作の『ケイコ 目を澄ませて』とは別ジャンルだが描いているテーマは変わらない。峻酷な、けれど決して捨てたもんじゃない世界との柔らかな折り合いの付け方とは。部屋での散髪シーン、ぎ>>続きを読む
去年のトリやんレトスペで見逃してたので早稲田松竹で。障害者のふりをして世の欺瞞を暴こうと奮闘する迷惑系シェアハウスの密着モキュメンタリー。アイデアは挑戦的ではあるが、それが映画としての面白さに貢献して>>続きを読む
うっすらとくすんだ部屋や衣装、多くを語らない役者たち。醸し出すオーラはとても現代を舞台とした映画とは思えないけれど、確かにカレンダーの日付は2024年だしラジオのニュースはロシアのウクライナ侵攻を報じ>>続きを読む
少女の眼から覗いた世界。冒頭、暗闇に徐々に光が射し込みベッドに横たわる少女の姿が顕になった瞬間のミニマルな美しさが最後まで持続する。音楽や詩を「映画のような」って表現することがあるけど、この作品はまさ>>続きを読む
2019年に早稲田松竹で『サクリファイス』との二本立てで観て以来。あの時は3/4くらい寝てたけど今回は渋谷クアトロの検尿ビールより小さいル・シネマのエスプレッソでずっと起きてた。
ストーリーは相変わら>>続きを読む
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娼館のチンポ型窓枠が最高すぎてそれだけで★5つつけたい気分。笑っていいのか倫理観を試されているのかよくわからない不謹慎ギャグを交えた全体的な雰囲気はトリアー(特に『ハウス・ジャック・ビルト』)に近くて>>続きを読む
初鑑賞。タランティーノは第1作目からすでにタランティーノだった。犬には犬なりの矜持がある。3時間くらいあるのかなーと思ったら潔くスパッと終わったのも良かった。
最初の5分間映像なしでテーマソングだけ流れるの壮大すぎて草 インタールード明けにたっぷり流してくれるのも没入感を助けてくれてイイ。戦争映画としては『地獄の黙示録』とかの方が面白いかな。
『リバー・オブ・グラス』以外の作品では一番良かった。全体的なトーンはミニマルではあるが起承転結があって程よく緊張感が持続する。当時の人々の暮らしぶりも興味深い。木で作った泡立て器とか、貨幣と貝殻が混ざ>>続きを読む
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気苦労の多い芸術家の個展が始まるまでの過程を描いた小規模なヒューマンドラマ。"ドラマ"と呼べるほど劇的な出来事は何も起こらない。怪我をした鳩が飛び立つ程度の小さな奇跡さえあれば映画は作れる。
ケリー・>>続きを読む
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ポレポレ東中野にて濱口竜介のアフタートーク付きで鑑賞。本番、そして完成形の存在しないあまりにも奇妙な映画。反復と逆行を繰り返しながら演者たちの身体は生まれ変わり続けていく。この感覚はマヘル・シャラル・>>続きを読む
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えっココで終わりなん????
映画の始まりの場所であるピクニックの現場に戻って、さぁこれからどうなる!?って2時間ずっと待ち構えてたんですけど…
最初の場面で轢かれるところまで撮ってほしかったな。
劇>>続きを読む
リアル転び公妨が観れたので興奮した!組織の内側から捉えたオウムの一般信者たちは皆、どこか繊細で生きづらさを抱えているようだった。生来の弱さと優しさゆえに社会から爪弾きにされてしまったのだろうか。広報担>>続きを読む
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新文芸坐で脂の乗り切った初期作3本を観てからのリアルタイム北野武。隅々までピンと張り詰めた傑作を撮る巨匠の面影はもはやないが、壮大なスケールでこんな馬鹿馬鹿しい映画を作れるのは彼しかいない。西島秀俊に>>続きを読む
良い意味での余白や曖昧さが裏目に出てそこまで刺さらなかった。エンディングは完璧。
国内最終上映を知りシネマートへ。前情報ゼロで観て正解。やたらと社会性があって調子こくと饒舌になるシリアルキラーが面白すぎる。誘拐の練習シーンだけでもずっと観てられる。自分の脈の記録つけてるところもなん>>続きを読む
混沌とした学校の描写はちょっと『台風クラブ』っぽい。でもあんな崩壊した状態で学園祭の出し物の準備なんて出来るのか?挫折したボクサーとなんか急にイイ感じになってる理由もよくわからない。ラストの演出は凝っ>>続きを読む
アンビエントトーキョー。1995年の映画だが、街にはまだ昭和の匂いが色濃く残っている。カンパニー松尾似の彼氏がナイスキャラ。
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しょーもないおっさん&おばはんのハイテンション・ザ・ベストテン、しんどすぎ。『ハズバンズ』の嫌さと地続きだが、酒場の激詰めカラオケみたいな「嫌だけど映像としては凄いことが起きてる」っていうシーンすらな>>続きを読む
山崎まさよしにも色々と事情があったんだろうな〜と観ながらずっと考えてた。アドリブの劇中劇が大団円っぽく終わってたけど、ぶっちゃけそんなに成功してたようには思えず。なんであんなにウケてたの???
ジリジリと盛り上がりそうで盛り上がらないまま終わっちゃった。アホの子ディカプリオは良かった。
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ジョン・カサヴェテス3本目。スーパープレイボーイの売れっ子作家と衝動に突き動かされる奔放レディ。おっさんおばはんの年齢になっても愛を求めて彷徨う姿は痛々しくも瑞々しい。独立して進むふたつの物語が交わる>>続きを読む
『ハズバンズ』だけで判断してはイカンと思いジョン・カサヴェテス2本目。これは面白かった。なにがどう面白いのか言語化するのはなかなか難しいけれど。劇場版最悪『フルハウス』って感じかなぁ。人間はもっと健康>>続きを読む
初ヴィム・ヴェンダース。佳作ではあるが決定的に何か足りない。優等生的にずっと80点くらいの水準がキープされてる感じ。もっと突き抜けたモノが観たい。マジックミラーを使った構図は面白かった。
体感『サタンタンゴ』より長かった…
丹念に描かれた毎日のルーチン。その歯車が徐々に軋んでゆく。予兆は至る所に散りばめられている。拷問のような変わらない日常を同じ目線で体験させる稀有な映画。しっかり結着>>続きを読む
劇場で『インターステラー』『テネット』鑑賞済みで3本目。LEO今井がずっと困ってる。異様なテンポで時系列が遡っていき、謎が明らかになったかと思えばさらに深まったり。マジで誰も信用できねぇ…
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菊地成孔が出てきそうで出てこない映画ランキング第1位。80年代末の銀座の空気を吸い込んだジャズメンのちょっぴりビターな青春物語。決して交わることのない時間軸を生きるふたりの南博を映画という魔法がひとつ>>続きを読む
映画というより初回盤についてくるDVDみたいな内容だった。わざわざ劇場で見る必要性はないなぁ。タイミング的にどうしてもカンパニー松尾が撮ったサニーデイの映画と比較してしまう。せめてパンフに拾得のライブ>>続きを読む
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2021年に東中野ポレポレで初鑑賞、2022年に名駅シネマスコーレで2回目、2023年に新文芸坐で3回目。誰がなんと言おうとマイ・フェイバリット・ハマグチはこの作品。
人もまばらな夜更けの丸子橋、いつ>>続きを読む
2021年にイメージフォーラムにて初鑑賞、2023年に新文芸坐で2回目。ケーブルカーの中に光が差し込み、あの4人の顔が顕になるとともに彼女たちと過ごした時間が昨日のことのように蘇る。人間関係の把握と膨>>続きを読む
2021年に今池シネマテークで初鑑賞、2023年の4Kレストア版を封切りとともにユーロスペースで。工藤夕貴のトークショーあり。
二度目になるが傑作だな、と改めて。未成熟な倫理が支配する残酷で美しい子供>>続きを読む
終わりなき日常を生きるJK(なんて呼び方はまだなかったはず)の伝言ダイヤルキャノンボール。JK4人組のなかでも仲間由紀恵の存在感は突出している。1997年の渋谷。パルコの壁にはCornelius『FA>>続きを読む