gurikomonakaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.5

傲慢さは真実の始まり

前編を劇場で見たが、結局後編は劇場で見られなかったためレンタルでついに鑑賞

前編がサスペンス要素を含んだ推理ものに近い印象を受けたが、今作は少し毛色が変わり法廷もの+ヒューマ
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.9

世にも奇妙な物語2時間SP

お話の印象はタイトル通り
復讐、そして喪失の悲しみの克服を同時に達成した結果辿る悲劇の物語だった
見る前はもっとホラー寄り(それこそムカデ人間に近いようなw)なのかなと思
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.4

Dr.マンハッタン出現でポカーン

相変わらず序盤から長回しカメラワークが秀逸で鳥肌が立つ
ストーリーもヒーロー同士の正義の価値観の違いによるすれ違いがモロに出てきて普通に楽しめた

が、やはりシリー
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.2

兄弟こそ宝

お話そのものというよりもインドの不思議な雰囲気をウェス・アンダーソン節と共に楽しむ方向の一本だった
正直本作品に時折出てくる特徴的なカメラワークがないとかなり退屈してしまうかもしれない
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

予想外は起こりうる

第一作目が公開された年に生まれ、小さい頃恐竜が大好きだった自分
大学は工学系にいったけれど、どういう因果か最終的に生物のDNAに関わる研究室に配属される運びになり、まわりまわって
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.7

超絶鬱ミュージカル

鬱映画とは知っていたがこんな方向のものだったとは驚きだ
見る前のイメージと実際の内容がここまで違った作品はいままでになかったかも

異常なまでに息子を思いやり、立派に育て上げよう
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

2.8

銃を使ってくれ

人間側がちょっと頭が悪すぎやしませんかね・・・
前作は安全性が確保された前提で武器がなかったからスリルを味わえる設定だったのが良かったが、今作はプロ集団(笑)が完全武装で来ているのに
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

されど家族

子供の頃、大人(特に親)はみんな立派で尊敬すべき存在と思っていた
でも自分が大人になっていくにつれて本当はそういう人ばかりではないし、自分自身もそうではないということを思ってしまう時が誰
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.7

人が狂うまで

最初の前半全部があの有名なシーンで占められているとは思わなかった

今作では人がおかしくなり、他人を殺すことができるようになるまでを描いているが、逆に言うと人を人殺しにさせるにはここま
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.6

心に刃を

10時過ぎ上映開始のレイトショーで見たが、レイトショーにあるまじき人の入りで正直驚いた
三連休の2日目ということもあったのだろうがそれにしても一見アニメなんか全く見ないような人も多くいて本
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.5

最後にのこるもの

今年のアカデミー賞は主演賞が両方共病人という役柄での受賞だったが、今作のジュリアン・ムーアの演技力も素晴らしかった

インテリを絵に描いたような上品な女性が、病期の進行を必死に止め
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

ずっと砂漠でカーチェイス

2015年上半期のTwitter映画クラスタで一番盛り上がっている映画とあって当初予告編だけでクソ映画認定していたけれど鑑賞(ちなみシリーズ過去作は一切みてない)

なんじ
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ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

3.4

ミュージカル劇映画

TVシリーズのラブライブを面白いと感じたのなら劇場版も普通に楽しめると個人的に思った

TVアニメ時代の時からラブライブはすごく演劇チックな演出、脚本だなと思っていたが、今回の劇
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

何回見てもおもしろい

ジュラシックワールドが公開するので復習がてら鑑賞

最後に見たのはもう10年以上前だと思うがそれでも印象の残っているシーンのいくつかはずっと覚えており(トイレのシーンとか)、そ
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

胸クソ悪い傑作音楽映画

この映画を先に見た人が口々にラストを褒め称えるがまさかこんな展開のラストになるとは微塵も予想していなかった

いままで支配されていたのを支配し返す、それもジャズの真髄というべ
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ヨハネスブルクこわい

公開前の一騒動もあり、劇場で見ようかどうか迷っていいたがニール・ブロムカンプ監督作品は今のところ全部劇場で見ていて思い入れがあるので鑑賞
修正シーンは多分事前情報がないとあんま
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.7

前半と後半の内容の転換具合がまさに急転直下で普通のヒューマンドラマと思ってみると火傷するレベルの一本だった
ジョン・ナッシュという人物は名前だけ知っていたがまさかここまで波瀾万丈な人生を送っていたとは
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.4

日常系おばちゃん映画

思っていたのとは全く違った映画だったが普通に良い
というか人によっては生涯の一本レベルで気に入る人がいそう

物語全体を通してゆるい雰囲気の日常感が色濃く出ているが、その一方で
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アクションシーンが秀逸

正直アメコミ映画の中ではキャプテン・アメリカはあまり好きな部類ではなかったが、今作は普通に楽しめた。
特にアクションシーンのカメラワークとアクションそのものの動きは眼を見張る
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.0

痛快王道パロディギャグスペースオペラ映画

おすすめSFランキングに必ずといって良いほど挙がるこの作品、B級臭がしてたのでついつい遠ざけ気味になっていたけどついに見ましたよ

おもしろいwwwwwただ
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.4

相変わらず背景が安定して良い。ヨーロッパ行きたい
あと結婚ってやっぱ大変っすね

シリーズ足掛け20年でずいぶんと世界はかわったんだなぁということが思い知らされる。
いまではどこでもスカイプやなんかで
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.4

意外に侮れない

数カ月前から精力的に映画上映前に流されていた予告編からは駄作臭が漂っていたので当初見る気は全然なかったが、案外ここでの評価が良かったので見ることに。

普通におもしろくてびっくり。
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コードギアス 亡国のアキト/第3章 輝くもの天より堕つ(2014年製作の映画)

3.2

つなぎ回

第二章の舞台挨拶に行ってから1年と半年以上・・・すごく待ったww
なんにしてもコードギアスという大好きだった作品の新作が見られるだけでもやはり嬉しいものがある

中身はほぼつなぎ回。4章が
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.1

人間と機械、凡人と天才

曲がりなりにも情報系で、アラン・チューリングについても少し授業で習った身としてはこの映画は間違いなく忘れることのない一本になるだろう。

ストーリーはかなり気に入った
特にエ
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.0

発想の勝利
よくこんなこと思いついたな!という感じの映画
こういう映画は友達とワイワイ見るに限る

医者役の人の演技がとても良い
日本人役の人のセリフは日本人だからこそ笑えるポイントがあり、見ていて飽
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ファンボーイズ(2008年製作の映画)

3.1

スターウォーズというコンテンツは映画というジャンルを超えた一つの独立した物として存在していることを見せつけてくる映画だった。

スターウォーズネタと同じくらいの頻度でスタトレネタが出てきたので、スタト
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.3

知らぬが仏

半年近く公開を楽しみにしていた一本。
公開前に何度予告を見たことか。

とりあえず最高だった。
まずタイトルコールで鳥肌モノ。何度も聞いていたサントラの曲の良さと相まってこれだけでも涙が
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バベル(2006年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

伝わらないということ

バードマン公開記念ということでいままで見ようと思いつつ見ていなかった一本をついに鑑賞。
正直レビュー点があまり芳しくなく、どうなのかなと思いつつ見たが、いやいや全然。
むしろめ
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.6

実写邦画を劇場で見たのは2,3年ぶりだったが、エンタメ系邦画も面白いものは面白いということがよくわかった

まず生徒の演技がとても良い
特に主人公藤野涼子と事件に絡む女の子二人組、そしてキーパーソン柏
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少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.5

イスラム圏の映画って見るたびに驚きや新鮮さがあるから好き

一度ドバイに観光に行ったことがあるが、それとはレベルが違うほどにサウジアラビアの戒律が厳しいことを再確認

自由すぎるのも考えものだけど、何
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.8

生半可じゃないラブストーリー

ホーキングの半生を描いたラブストーリー兼闘病ものなのかなーと軽い気持ちで見に行ったらとんでもなくリアルで、切なくて、それと同時にラストで心が洗われるような気持ちになる一
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル(2015年製作の映画)

3.6

シャアのはじまり

TOHO日本橋にて鑑賞。
ユニコーンの時も思ったがアニメ映画なのに客層が異様に高いのとファミリー率も一定数いることに改めてガンダムコンテンツの強さを感じる。

内容はガンダムファン
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

牧羊犬の変容

牧羊犬に憧れ、戦地に赴くその果てに何を主人公は感じたか。
砂嵐吹き荒れる中で発したあの言葉こそが戦争のすべてを物語っている。

何者にも屈せず自分の正義を貫こうとした主人公の変容の様は
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.2

自己承認欲は人をも殺す

自分を認めてもらいたい二人がドツボにはまり最悪な展開を迎える話だった。

片や大企業の億万長者、片やオリンピックと世界選手権金メダリスト。
誰もが羨む立場の人間も心の中は決し
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はじまりのみち(2013年製作の映画)

3.6

映画愛、親子愛


監督がクレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲で有名な原恵一さんということしか知らない状態で鑑賞。
こういう映画だとは思わなかったので急に白黒映画に切り換わる場面に驚いたりしたが、役者た
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永遠の0(2013年製作の映画)

3.5

脚本>演出

脚本(原作)がとても上手いと感じた。
複数人の証言からどんどん宮部の輪郭がはっきりしていく所にはミステリ小説さながらのワクワクが感じられる。
さらにその証言した人間たちは全員嘘をついてい
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