gurikomonakaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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KANO 1931海の向こうの甲子園(2014年製作の映画)

3.6

ほんとに実話かよ!ってくらいドラマな実話

一本の映画としてみると3時間という長尺は正直もっと短くコンパクトにまとめられたと思うし、荒削りな部分もあったとは思うが、それを補うくらいのエネルギーがこの作
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毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

3.2

現実歪曲フィールド

二人っきりで「演じる」という行為を突き詰めていくと、現実と演技の境目がどんどん曖昧になってしまう様を見せつけられた。
実体験的にも、雰囲気や勢いに流されて後々思い返すととても滑稽
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

3.7

1期のサイコパスが帰ってきた

1期のサイコパスの何が良かったか、それは僕にとっては脚本やキャラもそうだけど、一番最初に惹かれたのはブレードランナーや攻殻機動隊をオマージュした街の雑多さ(これは後半に
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THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(2014年製作の映画)

2.8

NARUTOラブストーリー

映画にとって細かい粗はつきものだけど、単純に面白いと感じられれば気にならないし、感じられなければ一気にそれらが突っ込み所と化し、引いて見始めてしまう。

要するに、ノレま
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.8

ルーウィンデイビスはちょっと足りない

全てにおいてあとちょっとで足りない男の物語。
歌は良い、普通にイケメン、でもやっぱり頭ひとつ抜きん出るにはちょっと足りない。だからこそ変にここまでドツボにはまっ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.5

乗り越える

全編ドキュメンタリータッチに描かれているとともに、役者の演技が全体的に上手いのでリアリティが感じられる作りになっている。
さらに主人公と新しく施設にはいった少女ジェイデンの境遇に共通点を
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.9

作画が天元突破

本編のワンシーンワンシーンがすべて一枚絵としても美しく見えるのは流石。3Dアニメは海外に一歩先をいかれているかもしれないが、セル(またはセル調)アニメにおいては日本がいまだに一番だと
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.7

人生は微分・積分

相変わらず話してるだけなのにおもしろい。そしてフランスめっちゃ行きたい

やっぱりリチャード・リンクレイターは現実の時間と映画における時間を操るのが上手い。今作品は現実の一秒と作中
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.7

2015年初鑑賞映画
長回しの天才アルフォンソ・キュアロンのカメラワークがやはり一番印象に残る。
特に終盤の戦場シーンはTPSゲームをしているかのよう。
さらに映画の本来の魅力である多くは語らずに映像
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.1

ディズニー映画という以前に激アツアメコミ映画だった!

ここまで熱いディズニー映画はMr.インクレディブル(正確にはピクサーだけど)以来!

戦闘シーンだけで5億点。味方の能力もとてもおもしろいし見て
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ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

3.8

スナッチやユージュアル・サスペクツのように、物語が進むに連れて全貌が徐々に明らかにされていく面白さがある一本。

この部類の映画はわかりにくい物が多いが、本作は全体的に話の進め方や描写が丁寧なのでとて
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.0

ー彼とともに生きてきた気がしたー

今年で21歳になったが、まさにメイソンが生きてきた時代とともに育っていったので小道具の一つ一つにいちいち心動かされてしまった。
ハリーポッター、スターウォーズ、ゲー
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

人は結局変わらない

去年のちょうど今頃、今年度のアカデミー主演女優賞はゼロ・グラビティのサンドラ・ブロックだ!と信じて疑わなかったがやっぱりアカデミー賞の判断は正しかった。
ケイト・ブランシェットの
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

4.0

熱い!おもしろい!最後はわかってるのに泣けてくる!
要するにめちゃんこおもしろい

ラストバトルからの腕相撲シーンはもう色々すごすぎて涙と笑いが止まらなかった・・・

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.3

グレッグ・レモン版のTV映画の方を先に見てからのオリジナル視聴。物語そのものについてはグレッグ・レモン版のレビューを参照して欲しい。
こちらのほうがキャストが全体的に若く設定されていることもありグレッ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画史上に残るヤンデレ降臨。フィンチャー作品で一番好きかも。

まさかこんな話だったとは。

ストーリー的には、去年劇場で見た「サイドエフェクト」とかなり内容が似ていた。結婚した相手がサイコパスだった
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.1

あんなにどんでん返しがある映画と知っている状態で見たのに驚かされた

作品全体でここで終わりでもいいんじゃないかという区切りポイントが後半にいくつも入っているため、もしやこのまま終っちゃうの・・・?ど
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.6

もう何も語るまい。とりあえず見てみることが一番。ラストシーンは鳥肌モノ。
四畳半神話大系の土壌が全てここにあった。
湯浅監督はこういうテーマが好きなんだろうな

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

思った以上に「映画」だった。

TVシリーズ鑑賞後すぐに見たが、よくあのTVシリーズの方向性からこの作品を描こうとしたなと関心した。それどころかよく見るとTVシリーズがこの映画の壮大な布石になっている
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.2

戦闘描写だけでもここまで人を惹きつけられることができることに驚愕。

戦争なんて大層なことをいうけれど結局は身近にいる仲間の為に戦ってる。そりゃそうだよな

リベリオン(2002年製作の映画)

2.3

カート・ウィマー監督作品を面白いといえる日はくるのだろうか・・・

なんというか全体的に映像のセンスは感じられるが、そこから物語を展開していくための演出の力が足りなかった印象を持った。ストーリー自体も
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

下に二回目鑑賞追記を書き足しました。

3時間の鑑賞でSF大作小説(or漫画)一気読みの読後感が得られる。


3時間でここまでの内容が入れられるものかと身震いするレベルだった。伏線なんかは明らかにS
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

日本の3Dアニメを舐めるな


一見自由に見える電脳世界も、メモリという名の資産によって現実世界よりも厳しい階級社会が生じているという設定にまず驚いた。
そりゃ肉体起因の欲求がなけりゃ残るものは物欲、
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

現実≠煉獄

TVシリーズを一気見した後の鑑賞。TVシリーズを見ていなくても話がしっかりと分かるようになっているのは昨今の劇場版アニメも見習ってもらいたいと思う。

ストーリーやテーマ性も普通に良かっ
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.8

カメラワークと編集のセンスが良すぎる!映像面で満点。

話もキャラが多く一見ややこしく見えがちだが、一人一人がキャラとして立っているため案外わかりやすい。もし一回で100%理解できなかったとしてももう
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.5

夢は年老いてからも見つけられる

じいちゃんになったショーン・コネリー、いい味出してるなぁ

なんというか主人公が映画では今までにないタイプに感じた。最初から努力もこつこつして運動もできる秀才タイプっ
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.6

最高の瞬間は最初にあった。

クリント・イーストウッドはこういうのも作れるのか!

フォーシーズンズ。名前すらも見る前は知らず、君の瞳に恋してるで始めて知ってる曲が出てきたが、それ以外の曲も一曲一曲が
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.9

前々から色々な人からススメられていた一本。ラブストーリーだから正直合わないかなと思いながら見始めたがそんなことは杞憂だった。

男と女が異国の地を夜に練り歩きながら、この世のこと、愛のこと、これからの
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.4

過去との精算

最初のスターリングテロップでディカプリオが出ていたのでどの役かなと思いながら見ていたが結局見当たらずエンドクレジットまで来たらまさかのアーニー役をやっていて驚愕した。いや~わかいなディ
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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)

3.6

とにかくアクションシーンがすごい。序盤から最後まで安定してレベルが高かった。

それとミスターインクレディブルのパロディで笑ってしまったw

話もファイアーエンブレムの過去と、社会の上下関係にとらわれ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.6

ずっと見たかった作品。
正直中盤までは物語そのものに対してはのめり込めるほどの面白さは感じなかった。だが佳境のライブシーンだけで完全に心が奪われた。音楽映画はライブシーンが命。

テーマ曲のスクールオ
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.1

いや~やっぱり猿の惑星の新シリーズは面白い!

今現在のエボラのアウトブレイクによって他人ごととは決して思えないようなリアルなファウンド・フッテージ映像からスタート。

猿と人間の超えられない壁。そし
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THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アニメシリーズに続いて「アイドルである前に私」というテーマに焦点をあてた作品だった。

ただアニメ版と今作でははその柱の解答による結末がある意味で逆になっている所におもしろさを感じた。
アニメ版ではな
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

おっさん殺し映画。
少し古びた「昔」チックでもあるスペースオペラという題材と、作品そのもののテーマ性を上手く絡めた作品だったと感じた。


アクション、特に銃火器の描写、そして戦闘時のカメラワークがF
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.6

原作を先に読んでからの鑑賞。原作をある程度変えながら調度良い感じで再構成をしていた良作だった。

言葉の海を渡るために必要な舟でありたい。この思いが込められた辞書を作る話を映像化するにあたって避けては
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