gurikomonakaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.4

民衆たちの物語

極限状態に置かれた時、お前たちはどうする?
歴代ノーラン作品の中でも、最も見ている観客にこのメッセージを投げかけてくる作品だった

作品に出てくるたくさんの兵士や一般人が1人の人間と
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

DC映画最高傑作(あとスパッド君だいすき)

うん!これは良い!
間違いなく現時点でDCエクステンデッドユニバースの最高傑作

閉鎖環境で育った人間のシンプルな善悪感で外の世界に解き放たれた時、それが
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

4.0

中学生が織りなす四畳半神話大系

ターゲット層を間違えてしまうとここまで映画は酷評されてしまうのかと驚く
酷評の嵐だったため見るのを悩んだが、本当に新房監督×シャフトを信じてよかった

この作品は、渡
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.4

ふつうに良い(けど後にあまり残らない?)

米林監督に対する自分の印象は一つ
「見た当初は悪くないどころか結構好きなのに、半年ほど経つとほとんど内容を覚えていない」という点に尽きる
まぁ他のジブリ作品
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.6

今年最高の音ハメ映画

とりあえず映画に音楽を求める全映画人に見てほしい
今年最高の音楽映画は夜明け告げるルーのうただと思っていたがこれも相当キテた
まず序盤の強盗シーンで完全に持っていかれること間違
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複製された男(2013年製作の映画)

2.6

素直に意味不明

すいません
自分の理解力じゃ解説無しではほとんど意図した内容を汲み取れませんでした・・・
自分の好きな作品は、初見で見てもおもしろいが回を重ねるうちにどんどん深読みができてより深く楽
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.5

モンスターアクション全振り

こういうのでいいんだよこういうので!(孤独のグルメ
ジュラシックワールドもそうだが、モンスターアクションに全振りしてその他の要素は薄めにするのが個人的には良いと思う
本作
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.2

俺TUEE映画

ラノベ的な俺TUEEものを求めているのは世界共通なんだなぁという印象の一本

ツッコミどころを勢いで何とかする感じの映画でしたw
でもアクションシーンは良いのでおすすめ
それにしても
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ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(2017年製作の映画)

3.5

生まれ変わりの物語

AIの進化の過程が丁寧に描かれてるだとか弱者が盤面をかき乱す話が熱いとかもあるが、一番個人的に良かったのは輪廻転生ということををごく自然に描いてくれたことだった
前世で深い関係だ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

歴史は繰り返す

歴史の教科書を見ると、誰それが悪政をしたとか虐殺をしたとか書いてあるけれど民主主義においてはそれを選んだ国民こそが悪と呼ばれるべきなのかもしれない
民主主義ってある意味無責任だよなと
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

嘘つくロボット

前からずっと見たかった作品だったがようやくアマゾンプライムビデオで鑑賞
プライム会員っていいね!(関係ない

話も見せ方も(ついでに監督の性癖も?)私が生きる肌にめちゃくちゃ似ていて
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2

沈黙への答え

数ヶ月前に上映した沈黙で宣教師として日本に来るも、棄教させられてしまったアンドリュー・ガーフィールドくん
そんな彼が転生(違う)し再び自らの信仰を試しに日本に赴くという、メタ的な要素か
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.5

ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワートお疲れ様

ヒーリングファクターがほとんどなくなっているウルヴァリン、意識が朦朧としているプロフェサーX
自分が知っている二人の面影は全くなくなっていると
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.2

不思議な一本

なんというか最初から最後まで不思議な雰囲気な作品だった
大きな山場たる山場もないし、何故わざわざ入れたのかわからないようなカットも多かった
恐らくこういった雰囲気を含め、トータルとして
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.3

今年最高の音楽映像体験

このサイトのレビューでも何度も書いているが、自分は他の映画好き以上に映画の中に良質な音楽を求めるタイプだと思っている
要するに音楽とそれに伴う映像がよければ実際の中身があまり
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キャリー(1976年製作の映画)

3.7

演技力天元突破

主役のシシー・スペイセクと母親役のパイパー・ローリーの演技が凄まじすぎる
それだけで見る価値のある一本
序盤からヒステリックシーンばっかり見せられこっちが発狂してしまいそうになるとい
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.3

ばかうけと思いきや円環だった
※若干ネタバレ入ってるので気になる人は見た後読んでね!

見終わった後、自分の人生について考えずにはいられなくなった一本だった

タイムトラベルものの多くは、ある事象をな
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.4

やばすぎて泣く

1作目超えとの前評判を聞いた後にみたが、それは本当だったw
MCU史上最も笑えて最も泣ける一作になっている
家族者や友情物が好きな人がこれ見たら生涯ベストに入れてしまう人が続出するの
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.6

ヒーロー同士の戦い最高

タイトルに尽きる
黒幕のインパクトの低さやラストバトルでアイアンマン来なかったらどうしてたんだろうとか色々言いたいことはあるけどやっぱバトルが良ければ問題ないねw
登場人物全
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

すべての兄弟必見

いやぁ最高だった
見る前は友情や恋を前面に出したジュブナイルものと思っていたが、それらは本作品のエッセンス程度といってしまってもいいくらい主人公兄弟の関係性の方に自分は感情移入し涙
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.5

実写版まどマギ

誰かのためを思ってやった行為がどんどん裏目に出て、最後は救いようのない結末になる系リストにまた一つ新たな作品が加えられた
誰かの幸せを叶えるためには誰かが絶望する必要がある、まさに実
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RWBY Volume1(2013年製作の映画)

4.4

RWBYはいいぞ

僕のヒーローアカデミアとモンスターハンターが混ざった感じ
これで少しでも興味が出た人は是非見てみよう

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.3

過去にとらわれる大人たち

正直1より気に入った(1ありきのストーリーだけど)
ダニー・ボイルの作った壮大な後日談PVと言っても良いのかもしれない
現代的なドラッギーな映像が来たと思えば、1が撮られた
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.1

とにかくやるせない

正直ララランドよりも良かったかもしれない
少なくとも地味ではあるかもしれないが、1シーン1シーンのクオリティの高さに完全にハマってしまい、つまらないと思った全く瞬間がなかった。
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.3

重い銃撃戦

やっぱりパンパン撃ちまくるガンアクションより一発一発が重い方が好きだ
そんでもって寡黙だが実は強いという「隠れ強キャラ」の特徴を持つ人物が多いため、どっちが勝つのかわからず最後までハラハ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

湯浅監督真骨頂

TVアニメの四畳半神話大系及びピンポンは、自分の中でのアニメーション作品ベスト10に入るといっても過言ではない
そんな自分にとって、湯浅監督作品をようやく映画館で見られるというだけで
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.9

成功の代償

人生初のオンライン試写会(青山シアター)で鑑賞
本編とは関係ないが、なぜか再生開始して30分位たつと音ズレが始まってしまったのがマイナス(リロードすると治ったので再生環境側の問題だったの
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.5

こういうギャグがすき

事前知識がほぼ0の状態で見に行ったが、予想以上に笑える作品だった
自分はブラックジョーク交じりのツッコミのない、押し付けすぎない笑いが一番好きなのだが、本作はまさにそういった笑
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.1

ミュージカルとの相性

自分はそこまでミュージカル映画が得意ではなかったという事実を再確認させられてしまった一本
個人的にミュージカル映画は、同ジャンルの中で更に2つにわけられる気がしていて、一つは物
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疾風スプリンター(2015年製作の映画)

3.5

実写版弱虫ペダル

タイトルが全て
中国&台湾資本があれば、実写版の弱虫ペダルが撮れるんだなぁということがわかったw
恋愛面も前情報で色々と聞いていたのもあってか、そこまで悪い印象はなかった
ただ恋愛
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めまい(1958年製作の映画)

3.2

フィルム・ノワールへの誘い(失敗)

なるほどフィルム・ノワールってのはこういうものなのか
ちょくちょくカメラワークや色彩で面白い部分があったが、それ以外はあまり心にくるところが少なかった印象
感情移
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

信仰(の程度)の自由

神は助けてくれない、それならば自分たちだって好きなときに、好きなように信じたっていいじゃん
これがメッセージのように感じられた
日本という宗教に対して曖昧な国を舞台装置にすると
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

不幸の輪廻からの脱出

前評判通りのとても良い作品だったが、おそらく本作品を気に入らない層もそこそこに存在するのではないかと思う
それどころか、もっと賛否両論になっても良い気がする
というのもこの作品
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.6

常識をぶち破れ

思った以上に下ネタ+ホモ・レズネタ+メタ描写ぶちこみで笑ったw
でもそれ全てが、常識を疑って自由を追求するっていうテーマ製の範疇にある意味ではまってのがすごいwww

ただこういうB
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

4.0

イカれたフランス風映画(褒め言葉

今年に入って未だにアニメ映画しか見ていないというオタクっぷりである
のはおいておいて、こんなイカれたバトルシーンみたことない・・・
シュールとグロテスクとコメディー
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甲鉄城のカバネリ 総集編 後編 燃える命(2017年製作の映画)

3.9

恐怖と立ち向かう方法について

よくカバネリは前半だけの作品と言われるが、自分は全くそうは感じない

ただ観客の求めている展開と差異があっただけのことだと自分は思っている

本作は我らがVIVA様の登
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