hayatoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.4

麦と絹、五分五分。
どっちの方が悪いとかどっちの方が良いとかは選べない。
確かに、変わっていく麦の言動にそこまで言うか?と苛立ちを覚えそうにもなるが、きっと絹にも、変わっていきそうな麦に対してちゃんと
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

見て見ぬ振りは自分の身を守るため。
問題を起こして叩かれ、淘汰されていく人を目の当たりにしてきているからこそ、自分はそのレールから外れないように、不都合や不条理にも目を瞑って波風立てないように大人しく
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

2人それぞれにループする中で気付き、成長することがあって、どちらも心に響くものだった。
あとは全体の色味が個人的に好き。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.8

最初は、独特な世界観の映画だなぐらいにしか思わなかったが、だんだん「これ今の時代にも刺さるんじゃないか?」っていうテーマが見えてきて、かなり揺さぶられた。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.6

不自然な点が要所要所に散りばめられていて、それが最後に一つの線になる展開が素晴らしかった。

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.3

観る人をこれでもかともどかしくさせる演出が本当に良かった。
ただのラブロマンスに収まらず、様々な大切なことを教えてくれる、心温まる映画だった。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.4

ハッピー恋愛映画に対するアンチテーゼ。
実際問題ありのままの姿で愛し合ってる人達ってどれぐらいいんの?って突きつけてきてる感じ。
それをこんな形で表現するフィンチャー監督に脱帽。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.2

ところどころのカットが
残酷な程に綺麗だった。

セブン(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

カイル・クーパーのオープニングが、不気味でめちゃくちゃカッコよかった。
犯罪が横行し、治安が最悪な街でも正義感が強いミルズと、長くいることによって、諦観的になっていたサマセットの凹凸なコンビにすごく引
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インターンシップ(2013年製作の映画)

4.0

ところどころのコメディ要素が面白かった。
google本社エグいなぁと。
内容としてはよくあるサクセスストーリー。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.4

厳密に言うと全編完全ワンカットではないんだけれども、そうだと見せる技術と迫力が素晴らしかった。
ワンカットに見せることによって、主人公と観ている者が、より感情がリンクしていく感じがあり、あらゆる出来事
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.3

前半に日常的なシーンを見せることで、主人公の本気のシーンに切り替わった瞬間の衝撃が強かった。加えて、その日常的なシーンよりも前に、主人公が関わったであろう事件を匂わせることで、日常ながらもなんとなく気>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

良い意味で心が苦しくなる映画だった。
どんな人にも、隠したくなるような辛い過去や身体的・精神的なことがきっとあって、でもそれを受け入れて、一緒に歩んでくれる人がいるだけで、どれだけ救われるか。
青春映
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.7

俳優達の演技はすごく良かった。
特にリリーフランキーのイカれたキャラクターの振る舞いは、観る者に緊張感を与えてくれる。ただ、主人公を取り巻くキャラとの過去描写が意外と薄くて、感情移入させてもらえるタイ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

「希望は永遠の命だ。」
このセリフがめちゃくちゃ刺さった。
人が生きる意味ってこれに尽きるのかなと。希望を追って必死に生きる姿は、それを見ていた人にまた希望を持つ勇気を与える、そんな感じがした。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.9

他のシリーズを観ていないので、マックスがとらわれてる過去が分からなかったが、それを差し引いてもめちゃくちゃ面白かった。ストーリーはシンプルで飲み込みやすく、脳が揺れるような音楽と一度見たら忘れられない>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.1

「これ、まさに今の状況だよな」って思うシーンがあって、このタイミングで観た映画として良かった。
発信される情報が本当に正しいかどうか自分の中で見極めもせず鵜呑みにして、踊らされる滑稽さを痛々しいほど感
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

なかなか面白かった。
ちらちらと気になるシーンがあって、本当に最後の最後でそれが目的だったのかと爽快感を味わえる。人当たりが良く、友人を大切にする神野と、裏社会で人間の汚い部分を見てきた北沢の人物像の
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.0

たとえ、周りにどう言われようと、どう思われようと、そこに「本物の愛」をくれる人がいるのならば、その気持ちに従うべきだろう。
故に、結末には胸を締め付けられました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.8

こんなに報われない主人公がいるのかと。
結局全て自分の選択の結果であることを受け入れなければいけない現実と、見出せない希望。その二つが重くのしかかる中で、主人公をどう導くのか、次作でどう完結させるのか
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

庵野監督の中で、この作品をどう仕上げていくのかさらに楽しみになった。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

偏見あったけど、観たらかなり面白かった。一度観たくらいじゃTV版も含むこの作品が伝えたいことはなかなか理解出来ないかも。
でも良い作品ってのは全てが語られるわけではなくて、観るものに委ねられる部分もあ
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.6

ラブロマンス映画な面とスリルあるパニック映画な面の両面とも素晴らしく、3時間があっという間だった。
製作費がかなりかかっているというだけあり、迫力ある画の中で、人間の繊細さが描かれていて、そのギャップ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.1

テレビもDVDもない、映画こそが街の人々の唯一の娯楽である時代を主としているこの映画は、自由で、気楽で、そして愛に溢れているように感じた。
毎日のように街中の人が映画館に集まり、笑いや感動を共にする。
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

考察することすら意味がないことなんじゃないかとタランティーノ監督に遊ばれている感覚。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

音楽がかっこいい
ハマったらなかなか抜け出せないものあるよなと、良いことも悪いことも。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.2

この映画こそ最後の最後まで目を離してはいけない。
最初意味深なシーンから始まり、ラストの展開で全てが明らかになる爽快感は、他の作品よりも群抜けているかもしれない。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

最後のどんでん返しが衝撃的
こういう記憶がもたない者が真実を追求する映画は、先にメメントを観てたから物足りないかなーと思ってたけど、これはこれで面白い結末だった。