リルミさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.8

ナードな男が一目惚れした相手の元恋人軍団相手にトンデモバトルを繰り広げる、オタクの妄想を具現化した様なはちゃめちゃでぶっ飛んだ映画。ナイブスの扱いなど問題も多いと思うが、独特の世界観はなかなか嫌いにな>>続きを読む

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.5

WW2の亡霊であるゴジラが戦争を忘れた日本人に容赦なく襲いかかるというのがかなり風刺が効いている上に恐ろしくて興味深い映画だった。ゴジラ-1.0と相当共通点が多いのが面白い。主人公が包帯を頭に巻いてる>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

仕事の失敗が理由でパートナーに大怪我を負わされた殺し屋が淡々と復讐をこなしていく映画。要するに地味〜なジョン・ウィックなのだが、撮影のかっこよさと延々と続く主人公のモノローグが独自の味を出しており、め>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

2.5

序盤の入れ替わりアクションシーンはとても楽しいし、可愛くてちょっと悪趣味な移動作戦は爆笑した。ただ良かったのはそれぐらいで、ストーリーは薄味で冗長。全体的に特段新鮮味を感じなかった。あるシーンのサプラ>>続きを読む

ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.8

資本主義の上と下、搾取する側される側、稼ぐためには白人に同化しなければならない黒人を象徴的に描いたコメディだが、中盤から話はとんでもない方向へと飛躍する。描こうとしているテーマは変わってないのだが、正>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

言いたいことは色々あるが、ハリウッドと戦えるレベルのど迫力のVFX、シン・ゴジラとは違ったアプローチでシリーズの新境地を見せつけた大傑作。ゴジラの迫力、恐ろしさがしっかり描かれており、終始手に汗握った>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

最初予告を見た時は全く面白そうに感じなかったが、実際見てみると想像の100倍ぐらい楽しめた。
かなり甘〜い内容の恋愛映画だが、エンタテインメントとしてそれぞれの要素が過不足なく噛み合っておりとてもバラ
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ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローン(2023年製作の映画)

3.5

画作りやそのストーリーの内容からも「アトランタ」の影響を感じる風刺コメディ。とはいえ「アトランタ」ほどの切れ味は感じなかったかな.....

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.8

タイトル通り、日本の殺し屋である国岡を追ったシュールなモキュメンタリー。命の奪い合いなのにほのぼのとしているノリはとてもシュールで楽しめたが、想像を超えるレベルでチープなのは残念。ホワイトベアのくだり>>続きを読む

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.8

少年漫画の世界に巻き込まれた一般人が撮ったみたいな内容のPOV。軽快でとても楽しい映画だったが、起こってることは割とえげつないのがまた良い。

(2023年製作の映画)

3.5

約20分、緊迫の(?)サスペンス劇。オチがしょーもなくて良い。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

んんー?「ヘンリーシュガー」や「白鳥」と比べるとはっきりしないストーリーで飲み込みづらい.....

白鳥(2023年製作の映画)

4.0

残酷だけどどこか美しい。映像なのかラジオドラマなのかよくわからなくなる独特のスタイルが好き。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

面白かった!「グランド・ブダペスト・ホテル」「フレンチ・ディスパッチ」を彷彿とさせる入れ子構造が独特の余韻を残し、疾走感あふれる台詞回しとカメラワークがひたすら心地いい。ロアルド・ダールの短編が原作と>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

自分が過去に観たウェス・アンダーソン作品の中でも屈指の難解さ、奇妙さを持つ映画だった。
雰囲気や絵作りは圧倒的で飽きさせないが、見終わった後は呆然としていた....
“アイツ”のデザインがマジで夢に出
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.7

ヨーダ初登場やすっかりお馴染みになった衝撃の事実など、内容が詰まっていて良かった

バービー(2023年製作の映画)

4.2

ナンセンスなコメディかつど直球のフェミニズム映画。撮影の美しさやテンポの良さは流石グレタ・ガーヴィグ。とても軽快な作劇なので楽しく観ることが出来ました。大作映画でこの内容は凄い。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

バービーの予習で視聴。19世紀中盤に生きる4人の女性の人生を、素敵なショットとテンポの良さで飽きさせずに魅せる映画だった。終盤のある種皮肉に満ちたメタ的な飛躍にはいい意味で驚愕。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

老人と高校生の交流を描いた、青春を感じる甘酸っぱくてとても心温まる映画だった。好きなもので繋がるっていいよな...

ウォーリー(2008年製作の映画)

4.0

ほっこり系ディストピア映画(?)
風刺やパロディといった毒っ気の強い内容をロボットの可愛らしさというオブラートに包み込んだ様な感じだった。ピクサーにしては異色かつ特異な内容で、非常に面白かった。

マンディブル 2人の男と巨大なハエ(2020年製作の映画)

2.0

ほんわか系シュールコメディ。蠅を飼い慣らして強盗を企むという無茶苦茶なノリは結構好きだが、中盤のある展開が結構キツい。
トロ〜!

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

結構地味な映画と思いきやエンタメとして非常によく出来ていて驚いた。前半は地味なドラマが続くが、後半からは劇伴も含めて一気に盛り上がりを見せる。素晴らしい映画体験だった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.5

序盤から凄まじい作画に飲み込まれる。しかし中盤以降は何が何だかわからずポカーン....。ある意味ジブリらしい映画体験だったかも?

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

5.0

文句なしの今年一位。マルセルの愛らしさを支える美術がとにかく素晴らしかった。コニーの愛情、マルセルが孤独を乗り越える光景にボロッボロに泣かされた。

はりぼて(2020年製作の映画)

3.5

富山市議会で出るわ出るわの腐敗の数々。あまりの出来事のめちゃくちゃさに絶句するような内容だった。
最終盤で監督が自身の在籍していた放送局に対して言った言葉が非常に気になる。

レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

2.0

前作よりパロディ・ギャグのキレは増していて中々に笑えたが、演出やプロットは劣ると言わざるを得ない感じ。
前作の絶妙なリアリティラインが完全に破壊されているのは流石にいただけないなーと思った。

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

子供向けと侮るなかれの良作。ド派手なアクションシーンやカオスな芸術、そしてテーマなど同じ製作陣のスパイダーバースにも共通する内容が多く、一種の復習的な視聴となった。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

2.5

心震わせるような良いシーンもあったが、時折CGが微妙になる上にあまりテンションの上がらない内容で個人的には微妙な一作だった。著名人が絶賛する様な内容とは全く思えず...。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

ナイキのサクセスストーリーを描いたいい意味で古風な映画。プロットは極めてシンプルで観やすかった。暴力も悲劇もない(暗示はされているが)平和な内容なので安心して鑑賞できる点もグッド。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

アニメーションの気持ちよさはパワーアップしつつ、一作目とは違うダークな視点で繰り広げられる一種メタフィクショナルな領域まで踏み込んだ快作。2時間半近く飽きることなく食い入る様に鑑賞することが出来た。>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

想像してたより面白かった。大作らしく美術やカメラはとても美麗で、割とありがちなストーリーでも演出で納得させるような説得力のある一作だった。
吹き替えでの鑑賞だったが、そちらのクオリティもかなり高く満足
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

話のテンポがよく、完成度の高いサスペンスでかなり面白かった。格差の寓話的な描き方が本当に見事で、オスカーを作品賞を取るのも納得の内容。下ネタがねちっこいのと少し痛々しいバイオレンス描写が若干ネックだが>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

2.8

映像と独特な演出にとても引き込まれたが、かなり複雑な内容になっていて正直ストーリーを理解することが出来なかった。残念....

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

すごく綺麗な締め方で良かった(最後のアレは卑怯....😭)けど、本筋がかなりシリアスで見たかった内容では無いなぁ、とか某キャラは前に出しちゃったから仕方なく入れたのかなぁと察しちゃうような感じで、不満>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.0

アニメーションのクオリティとしては中々凄い。マリオの世界観を上手く表しているし、何よりピーチ姫がめっちゃかわいい。
一方ストーリーが良くできてるかといえば...。ストレスが溜まる脚本の割にはカタルシス
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