ジェファーソン・エアプレインへ加入して間もないグレイスだったが、そのソリッドでパワフルな歌声は彼女のバンドと思わせる説得力があった。命を削る火花のようなジャニスのパフォーマンスは、心が震えて言葉をなく>>続きを読む
ジャック・ロンドンやアラン・シリトーらが描いた労働者階級の物語を、まさか2024年に現代劇とし映画館で観ることになるとは思わなかった。ラジオから流れるウクライナ戦争のニュースだけが、かろうじて現代と映>>続きを読む
ミュージカル映画を批評するのに、歌い踊ることを批判するのは粋じゃない。本作は詩人であり映像作家である 福間健二 監督の作品である。映画的な演出とは一線を画している。ゆるい時間が流れるし、演技は芝居じみ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
問答無用の名作。役所広司の演技があまりにも自然すぎて、平山という実在人物がフィクションの世界に紛れ込んだのではないか、そんな錯覚をしてしまう。
隠遁生活を送る平山は、目覚まし時計の助けを借りず、毎朝>>続きを読む