デッカー丼さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

デッカー丼

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グッド・タイム(2017年製作の映画)

5.0

ワンオートリックスポイントネヴァーという名前を日本人はほとんど知らないが、現代のエレクトロミュージック界でいえばもはやバッハに匹敵する。2018年にリリースされたアルバムage ofではなんと、なんと>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

5.0

本作ボーダーラインの監督ドゥニビルヌーブ(名前が覚えられない)はブレードランナーの続編の監督に抜擢された、いわばリドリースコットの申し子なのだ。ブレードランナーといえば私の人生の一作でありあのカルチャ>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

5.0

アメリカを追われたジュリアンは、今はタイのバンコクでボクシング・クラブを経営しているが、実は裏で麻薬の密売に関わっていた。そんなある日、兄のビリーが、若き売春婦を殺した罪で惨殺される。巨大な犯罪組織を>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.9


ブレードランナーを初めて観たのは確か高校生の時だったと記憶している。
元々カルトムービーであることは聞いていたし、SFが好きで好きで仕方がなかったので、観るまでどんな世界が待ち構えているのか楽しみで
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.8

長らく見れていなかったもののやっと見れました。
個人的にスパイクリーよりもマイケルムーアはどこか冷静だしロジカルなつくりをしてくれるので好きです。
とはいえ今回も過激なのは間違いなく、
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ジムジャームッシュという男は昔から全くブレない男である。まず髪型が変わらない。ボリューミーなポンパドール風のシルバーの髪型は確認できる限り20代の新人賞を取った時から変わってな>>続きを読む

ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

4.1

アメリカ公開は一昨年、日本劇場スルー。
昨今デスノートアメリカ版のLや傑作ドラマ『アトランタ』で名を馳せるラキーススタンフィールド主演、ラッパーのブーツライリー監督作品。
脇を固めるのはテ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4


はじめに、ポンジュノ監督が大好きだ。
社会派でありながら説教じみてなく、コミカルでありシニカルであり、寓話的であるところがドツボである。
初めて母なる証明を見た時、難し
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.2

宝石商のハワードは持ち前のホラ吹きとギャンブル狂のおかげで借金取りに追われている。
しかし彼はエチオピア鉱山から独自のルートで入手したオパールを競売にかけ、一攫千金を狙っていた。
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.1

本作は前作のようなありのままで良いことに気が付くまでの自己完結型とは違い、問題の探求がテーマとなる。
今回の問題といえば、ある時謎の歌声がエルサのみに聞こえ街に異変が起こり始める。追っ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

原題の「Hereditary」とは遺伝を指す。
その名の通り本作中では遺伝的な不条理が息のつく間もなく流れ込み、
見る者へ尋常ではない不快感と、エクソシストやマザー!を見たときのような、
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Guava Island(2019年製作の映画)

3.5

アトランタのタッグヒロムライ監督とドナルドグローバーa.k.aチャイルディッシュガンビーノによる社会派ショートムービー。本作は毎年開催されている巨大音楽フェス”コーチェラ”にてチャイ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

老朽化した貯水タンクに穴が空いて水が漏れていたとして、その穴をガムテープで止めようものならまたすぐ水は流れ出るし、その穴だけをきちんと修復してもいずれまた違う穴が空く。タンクそのもの>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

これまで気味が悪い映画を数多く見てきた。ソドムの市、インランドエンパイア、サスペリア、ウィッカーマン、マザー、アンチクライスト。どれもカルトムービーとしてディスられつつも高評価を得>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.0


黒人サイドの視点で物語が進んでいく作品で最も古いホラーを考えると、やはりジョージロメロのナイトオブザリビングデッドだろうか。ゾンビというホラーカテゴリーを新たに作っ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.5

結婚すると周りから聞かれる質問ナンバーワンはおそらく「結婚して何か変わった?」と聞かれることだと思う。
おそらくもう10回以上聞かれているが未だにこれだ!という回答は見つからない。
結婚
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ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

3.8

アイコニックで社会主義的でディストピアなハイライズは見るものをドラッグのトリップ状態に陥れるような不可解で奇妙なストーリー。分かろう分かろうと必死になってしがみつけば、たちまち駐車場まで真っ逆さまに落>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

1.4


DCの呪いと呼ばれるノーラン監督のダークナイトトリロジーを経て、
マーベルの対抗馬としてある程度はヒットを飛ばしたスーサイドスクワッド。
キャラクターや画の華やかさはあるものの内
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

日本人には残念ながらあまり馴染みがない、分からない要素が盛り込まれているので、RottenTomatoの審査員&オーディエンス評が80%越えと高得点なのに対し、日本の評価が3〜3.5という差が出てます>>続きを読む

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