hikumahikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0


【ライ・クーダーのギターの音色が至高】

弟夫婦が取り残された形となるが、それを気にするのは野暮なもの。

なんといっても離れ離れになっていた夫婦が再会したあの場所で、マジックミラーを挟んで月日を噛
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0




【デンマークは16歳から飲酒OK】

…ってことを知っておかないといきなり戸惑います。

血中アルコール濃度を0.05%にすれば人生うまくいく…四人のオッサンが始めた飲酒実験は予想通りエスカレー
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A.I.(2001年製作の映画)

4.5



近・超未来SFファンタジー。
キューブリックからスピルバーグにバトンが渡された作品だが、純粋に感動した。

あのような別れ方をした母親との再会を切望するも、自分が特別でもなくユニークでもないと知っ
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

3.5



「ディザスター・アーティスト」を観た後で「ザ・ルーム」を観てみたくなるように、この映画を観た後は「プラン9・フロム・アウタースペース」を観たくなる。

史上最低の映画監督と呼ばれた彼の作品がいった
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ビバリウム(2019年製作の映画)

4.0



【私はあなたのママじゃない】

緑と青の明るい画面がかえって不気味さを増すシチュエーション・スリラー。

途中から何を置き換えているのかがわかってくるけど、わかったからといって全く救われるわけでも
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

4.0



もっと雑かと思ったら意外としっかりしたストーリーだった。

目は見えなくとも音感と触感で戦闘能力を最大限発揮するノーマンじいちゃんとそれなりに鍛えられている養女フェニックスのもとに襲い掛かる武装集
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5



【How to make a Spiderman】

スパイダーマンになるまでにみんなそれぞれ大切な人を失う…

それでもテンポ良くとことんヒップホップで斬新なアニメーション作品で、スパイダーマン
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.0



いいからちょっとみんな(特に主人公)落ち着けよ!と言いたくなるくらい終始ドタバタガヤガヤが止まらないコメディ作品。  

これ吹き替え版作るの大変だったんじゃない?

そしてエンディングはあまりの
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.0



【重たいコメディ】

イスラム関連、医療関連などけっこう重たいテーマが扱われていたヒューマンコメディ。

主人公と恋人、それぞれの家族のカラーの違いが鮮明に描かれていた。

クラッシュ(1996年製作の映画)

2.0



うーむこれは…

自動車事故傷跡性欲マニアックに思い切り振った意欲作(?)だけど、自分の倒錯した欲求を満たすためについには一般人を巻き込んだ時点で一気に冷めた。

オールド(2021年製作の映画)

3.5




リゾートホテルのプライベートビーチに案内された三家族+二人に襲いかかる超早老現象。

シャラマンならではの不気味さ、怖さ、胸糞悪さが全編に漂う。

え、視力悪くなったんじゃなかったっけ?聴力悪く
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.5



お、「ゾディアック」か?と思ったら本作の方が先だった。

前半は凄惨な連続殺人事件にも関わらず漫画のような飛び蹴りもあるよ〜のひたすらコメディタッチ。
ラスボス感とは程遠い女性的要素が交じる容疑者
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0



【ホラ吹き親父…いやファンタジスト】

家族を愛し続けたホラ吹き親父とその息子を中心に描かれるファンタジーストーリー。

同時期に制作された「ウォルター少年と、夏の休日」や3年後の「落下の王国」な
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.5


地上波放送だったので135分モノを2時間未満に圧縮されたからあちこちカットされまくりだった。
フルサイズで観たらもっと評価上げられるかな?

アルカトラズ島というテーマパークで繰り広げられる対テロア
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.5


目には目を(物理)。

広島ヤクザ映画は観てて体温上がる。
広島弁であそこまでドンパチやられたらホンマに目の前で抗争が起こっとるような感覚になる。

前作のレビューで「日岡は大上になれるのか」と書い
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

3.5


大人のスパイ映画かと思いきや、意識高い学生たちの未熟な反乱劇だった。

その中で最も危険な最前線に送り込まれたチアチーは事前に舞台劇で演技力をわれわれにも納得させてマイ夫人を演じる。

標的を愛して
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.5



【料理を前に料理に言及しない不自然な会話】

料理の説明もないし食べた人の感想もないからグルメ映画じゃなくって、かと言って感動ヒューマンものでもない感じで、どっちかと言えば敬意を込めてコメディに分
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ショック集団(1963年製作の映画)

2.5


挑戦的で優れた作品だと思うけど、どうしても職業柄こういう映画は複雑な思いで観てしまう。

カラーで日本の映像が出てくるとは驚き!

ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.0


Bloody Samことサム・ペキンパーの本領発揮の銃撃戦ではほんの10数秒で一気に弾を消費する。

元米兵とはいえピアノ弾きに甘んじているベニーがこんなに強いのは反則だが。

カーゴ(2017年製作の映画)

3.5


ヒューマニズムに溢れたゾンビ🧟‍♂️🧟‍♀️映画作品。

ゾンビに移行しつつある父アンディはただひたすら娘ロージーを守るために歩き続ける。

妻ケイ、教師エッタ、少女トゥミ、未亡人ロレイン、娘ロージ
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狩人の夜(1955年製作の映画)

2.5


銀行強盗と殺人で死刑になった父親が隠した大金を追う男に接近されたジョンは母親の命をも奪われ、妹を連れて逃げまくる。
キャラの掴みどころがない女性に保護されるも、男は執念深く兄妹に接近しようとする。
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キャビン(2011年製作の映画)

3.5


最後の方は思ってた展開と違う!w
エレベーターがチーンで鳴るたびに…

まあ支配・操作しながらヘラヘラ観てたあの連中が無傷であるなんて考えられなかったけど。

ここフィルマではホラーカテゴリなのにネ
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キャノンボール(1980年製作の映画)

3.5



【賛否両論あるようだけど】

自分には純粋に楽しめました!

とにかくみんな楽しそうに演じていたのが心地良い。

サミー・デイビスJr.がいかにも彼そのものの雰囲気で登場した時には吹き出したわ。

ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0


序盤で「出来ないことはない」とフラグ立てちゃったがためにエディの心を完全に乗っ取る以外のことは何でもできるようになってしまった。
  
黒い凶悪な主役ってのもいいもんだ。

ダンがいい人過ぎて、乗っ
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アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

3.0


ホロコーストサバイバル作品ではあるが、収容所内よりも外でのサバイバルがメイン。

エンドロールに被せられた為政者・著名人の発言録でいろいろなことを考えさせられる。

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

4.5


3人の子供を引き取ることにした夫婦の愛情と苦労が滲み出る。

テンポが良くて楽しいし、登場キャラがみんな光っている。

特に家裁の判事さん…
常に人の不幸に対応する職業だからこそラストシーンのセリフ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.0


なぜT-34のメンテ中にドイツ軍の誰も監視しないんだ?というツッコミをせざるを得ないが、全体的な出来栄えは良かったと思う。

砂の器(1974年製作の映画)

3.5


「宿命」の大演奏に乗せて事件の全容が今西刑事から語られ、和賀はカタルシスに浸る。このシーンが圧巻である。

否定的批評の要因である殺人に至った最終的動機のわかりにくさだが、幼少期からの体験から人を信
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MAMA(2013年製作の映画)

3.5


アマラカマラ化してしまった血縁でもない姉妹を当初めんどくささ丸出しで世話していたアナベルが、しだいに姉妹への愛情を抱いていくが、それはアナベルの命を奪いかねない恐怖につながり、姉ヴィクトリアはあの母
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.0


オープニングアニメが良くて、本編への期待を高めさせたが、内容的にはもう少し面白さが欲しかったなぁ(贅沢)。

復讐者たち(2020年製作の映画)

4.0


冒頭のセリフは主人公自身あるいは作品内で語られた言葉としていったん観客の耳を聞き流されるが、ラストのセリフはまさにわれわれに対するとてつもなく深い問い掛けとなっており、エンドロールでしばし考えさせら
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.5


馬を引き連れて歩きながらのロードムービーは現代劇では異色なのではないか。

しばらくの安住の場所になりそうな厩舎を捨ててでもピートを救うことを選択したチャーリー。
その荒野行が伯母に会う旅をする上で
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.0


午前十時の映画祭11にて観賞。

50年以上前にこのような作品を作っていたことに何よりも驚きと敬意を抑えられない。

難解なところもあるがストーリーもけっこう面白くて、音楽とともにどっぷり宇宙に浸る
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.0


いつか観るぞ観るぞと思いつつ幾星霜、やっと観れました。

恋愛モノはあまり観ないんだけど、純粋に良い作品と思います。

神戸の博子は過去を振り切って未来に向かって踏み出し、小樽の樹は知ってるつもりで
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.0


引きずって引きずって引きずる。
もっと前輪浮いてもおかしくないんだけだとにかく引きずる。

つがいがあちこちで誕生した痛快なファミリー大作!

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5


全編モノクロかつ正方形スクリーンで見慣れるのに時間がかかっているところでいきなりベテランが若造にパワハラまがいの扱いを見せることで、まず観客をモヤモヤイライラさせることに成功。

そして灯台を動かす
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