himacoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

4.6

ドラァグクイーンが出てくる作品は『プリシラ』以来、すごく好き。

ドレスを纏い、ヒールの高いブーツを履けばたちまち凄まじいオーラを放つローラ(キウェテル・イジョフォー)

その魅力、その歌声に圧倒され
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僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

4.2

いや~幸せ!!

楽しくて楽しくて仕方ない!

規模は違えど、ひとつのものを作っていく過程やキラキラした表情って、観ててものすごく幸せになる。

『ボーイズンザフッド』『キャリー』好きだな~

悲しみが乾くまで(2008年製作の映画)

4.0

スサンネ・ビア作品6作目。

シケモクさえも色気を感じさせるベニチオ・デル・トロ。恐るべし。

突然砕け散った幸せを掻き集めるように、亡くなった夫の親友ジェリーを家に住まわせる妻オードリー。

親友の
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

ファティ・アキン6作目。

観終わった後に抜け殻と化す。。

ほぼ全編通して居心地が悪く、理不尽な展開に気力、体力を消耗する。

カティヤの何も映さない目が表す、原題である『Aus dem Nicht
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.0

突然作られた新しい家族。
そして5年後、家族は壊れた。

父の通夜で並べられるごちそうではない、あの時々の料理から甦る、家族になろうとした、家族を守ろうとした父の姿。

豪華なキャストにして抑え目な演
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ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

4.2

不謹慎かもしれないが、清々しさすら感じる。

深い愛とユーモア。

実話ならではのエンドロール。

涙は溢れて止まらない。

フローレス(1999年製作の映画)

3.6

フィリップ・シーモア・ホフマンがどんどん女性に見えてくる!素敵!!

右半身麻痺になった堅物元警官ウォルトが歌による言葉のリハビリを依頼したのは、向かいの階上の部屋に住むドラァグクイーンのラスティ。
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.2

スイッチ押したら、あらまあ!?!?
的なノリかと思ってたら、違う。

まあまあエグい。

いや~そう来ると思った!から、うわぁ~マジ!?そう来るの!?

思いつく全ての不運が次から次に訪れて、ジワジワ
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.8

病むほどにピュア。

気づいたら泣いていた。

ジェームズ、たまらんっっ

不安定なイヴ、普通のジェームズ、天真爛漫なキャシー。
とにかく3人のファッションセンスがずば抜けてるし、音楽、そして表情がと
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ある子供(2005年製作の映画)

4.6

底辺の若者達。
盗み、売りさばき、その日を生きる。

責任とか自覚とか、そういう言葉自体を知らないかのように、自分の思うがまま、思いつくままに行動するブリュノの姿がこのタイトルに浮び上がる。

エンド
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

人々の心の傷を火種にし、急速に燃え広がる怒りと悲しみの炎。

勘違いの正義を纏い、炎の中に飛び込んだ観る側の私は見事に焼け落ちた。

全てを焼き尽くした後に残るもの。

最初から最後までサム・ロックウ
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エドtv(1999年製作の映画)

3.4

マシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンが兄弟ってどんな両親や!?

一般人の日常生活を24時間流すトゥルーTVのオーディションで見事選ばれた、レンタルビデオ屋の店員、エド。

一夜にして有名人となっ
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.6

微笑み、見つめ合う2人はこの先の幸せを信じて疑わない。

イザベルとルーシー。
守りたいものが2つあったトムはさぞ苦しかっただろう。

幼いイザベルに対し、強い母であるハナに心は振れる。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.4

これは映画館で観て欲しい。

目に、耳に、絶え間なく惨状を突きつけられるうちに、彼らの呼吸の一つ一つまで拾おうと観入り、蓄積されていく疲労感。

司令が使命に変わる時。
限界を超えた時の瞳の強さ。
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ふたりにクギづけ(2003年製作の映画)

4.4

これめちゃくちゃ好きかも!
嬉しくって寂しくって恋しくって、途中から涙がこぼれっぱなし。

結合双生児のボブとウォルト。

お互いの邪魔をせず、お互いの犠牲にならず、生まれてから32年の間くっついて生
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バイカーボーイズ(2003年製作の映画)

2.8

ほとんど誰も観てないやつ。。
ストーリーは全く無視して問題なし。
音楽も映像もイマイチまとまりなかったかな。

タイトルにもなってるBIKER BOYZが、カタカナで“バイカ ボイズ”と堂々と胸に刺
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トーク・レディオ(1988年製作の映画)

3.6

鳴り響くリスナーからの電話をバッサバサと斬りまくる毒舌ラジオパーソナリティー。

1歩も引かないリスナーと踏み倒して行く勢いのパーソナリティー。

過激な熱気と緊張感に包まれたスタジオ。

ファンとア
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ダーウィン・アワード(2006年製作の映画)

3.6

ダーウィン賞とは、愚かな行為により死亡したり生殖能力を無くした人に対し「自らの劣った遺伝子を抹消し、人類の進化に貢献した」趣旨で贈られる、非栄誉的な賞(Wikipediaより)

連続殺人犯を取り逃し
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ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

4.0

トニー・ガトリフ4作目。

喜怒哀楽を爆発させ、生から死までの人生に寄り添うロマの音楽。

『僕のスウィング』『トランシルヴァニア』『ガスパール』でも、他所者とロマの出会いから物語は始まる。

私も同
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.2

ネオンサインと煙草の煙。

淡々として上がることのない温度。

未来を夢見るアジン。
過去を夢に見るアリョン。

息苦しく、そして儚い。

トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~(2017年製作の映画)

2.2

時間が無いのにとりあえず1本、って選んだらやっぱりイマイチ。

あなたの名前を呼んだ相手の目が、急にキツネみたいに釣り上がり、口角がキューッと歪み上がったら、真実か挑戦か選ぶのみ。
逃げ道はありません
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カムバック!(2014年製作の映画)

3.6

音楽、画面の色合いがとても好み。
なのでこのジャケ写では伝わらないのがちょっと残念。

ブルース頑張れーー!ってただただ応援しとけばハッピーになれる、そんな作品。

妹やつるんでる仲間、ダンス教室のゲ
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洗骨(2018年製作の映画)

3.8

母を失って4年ぶりに集まる家族。

沖縄・粟国島に残る“洗骨”と呼ばれる風習。

観るまではちょっと尻込みしていたけれど、生と死は常に隣り合わせにあるものなんだと、改めて気づかされた。

眩しく感じら
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南極物語(2006年製作の映画)

3.8

寒くなると観たくなる作品のひとつ。

ポールはもちろんですが、犬たちそれぞれのキャラ、表情がとにかく良い!!
それだけでウルウルきてしまう。

辛いシーンは控えめなため、日本版の記憶で補いながら、自主
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サーティーン あの頃欲しかった愛のこと(2003年製作の映画)

3.6

家族間の不協和音にヒリヒリする。

イーヴィへの憧れ。
今までの自分を切り捨てるかのように、その方へと染まっていくトレイシー。

エヴァン・レイチェル・ウッドの透明感が次第に濁っていく姿が恐ろしく、青
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エスケープ・ルーム(2017年製作の映画)

2.0

彼女から彼氏へのサプライズバースデープレゼントは仲間たちとのゲーム。

エスケープ・ルームへの参加料1人1000ドル✕6人分は彼女のおごりだけど、代償は高くついた。。

出てくるメンバーが仲間といって
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ストップ・ロス/戦火の逃亡者(2008年製作の映画)

3.8

愛する人、愛する国を守るために戦ったはずが。。

兵役の強制延長“ストップ・ロス”をきっかけに愛する人から離れ、愛する国からは追われる事となる。

帰還兵がPTSDに苦しむ姿は『マイ・ブラザー』『ある
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

3.6

静かにキレるマーク・ウォールバーグ。

マーク・ウォールバーグとマイケル・ペーニャ見たさで。

暗殺事件に巻き込まれた凄腕スナイパーとFBI新人捜査官。

寸分の狂いもない銃の腕前ももちろんだけど、ヘ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.8

ポロポロと涙がこぼれる。

自分が彼らの誰かに当てはまる訳でもないのに、どこかで感じたことのあるこの感情、その瞬間、を知っている。

“人をいたわれ みんなも闘っている”

この言葉を忘れないように胸
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第九軍団のワシ(2010年製作の映画)

3.6

ローマ人戦士マーカスとブリトン人戦士のエスカ。

男たちの名誉と誇りをかけた戦い、そして人種を越えた友情がアツい。
恋愛要素の無さも時にはいい。

傷だらけでも目の下にクマがあってもオットコマエなマー
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スーパークロス(2005年製作の映画)

3.2

チャニング・テイタムが出てるらしいので探し出して鑑賞。

それ以上にカッコよかったのが、スティーヴ・ハウイー。

貧しいけれどモトクロスバイクにおいてはずば抜けた才能を持つ兄弟、K・Cとトリップ。
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.8

ゲーム好きの夫婦とその仲間達。
仲間もみんなアクが強い。
特にお隣さん。マット・デイモンじゃないんかい!?

誘拐ゲームの行方は。。
シリアスな状況のはずなのに、それを理解してない当人たちのおかげでク
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白い馬(1952年製作の映画)

3.2

湿地を駆け回り、争う馬たちの姿。

ドキュメンタリーのようで、モノクロでもその迫力は伝わってくる。

そんなモノクロの画面の中にアシメ前髪の美少年が一際美しい。

そんな美しい少年が湿地を延々と馬に引
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SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)

5.0

どこまでも純粋に愛を信じる15歳。

愛すべき者すら忘れてしまった大人。

究極の片想いと言えばいいのだろうか。

最愛の人は視線を合わせることさえ叶わない。

観終わってしばらく放心状態になった。
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赤い風船(1956年製作の映画)

4.4

グレーの街並み、雨に光る路面。
鮮やかな赤、艶やかに街を映す大きく丸い風船。

まだ幼い少年が風船を片手に街を駆け抜ける。

この少年の姿だけでも十分愛らしいのに、まるで心が宿ったかのように動く風船に
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ワンダー・ボーイズ(2000年製作の映画)

3.6

ピンクのローブを纏ったマイケル・ダグラス。

妻が出ていった日を境に自らが招いたというのか、災難続きというのか、まあ次から次へと湧いてくる問題たち。

心の支えの不倫相手に突き放され、かと思えば女子学
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