ひな子さんの映画レビュー・感想・評価

ひな子

ひな子

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

結局「〇〇」が時代を次に連れていくよ。
〇〇: 物語、ナラティブ、愛、思いやり、友だち、、、

船の上のブラック青年に共感した。
ファッションも舞台美術も圧倒的にかっこよく、役者たちの心意気も最高。
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マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン(2021年製作の映画)

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❤️
彼女にとってのパートナーは自分自身と自分が生んだクリエイティビティだったのかもと思った。
恋をして旅をして、描く。
ときには木に、動物に、反対運動の力に、花に、人間に、その形に恋をする。
歩いて
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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光と日差しと影
イームズのpowers of ten
ミクロとマクロ
コントロールできないこと
人との繋がり
助けることはできる
PMSとかパニックとか、社会的におおっ広げに言えないことが、当たり前に
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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なんでしょうか。しみったれたのは好きじゃない気分。きっと後半、温度が花を咲かせるように物語が進んだのだろうけど、待てなかった…。寝ちった。
思いっきり労働者的な働きをしたことがある自分としては、暗い顔
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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まったく前情報のないまま、友人が最後の上映だからいこうというので観た。金曜の夜の回はどんな映画でも寝てしまう私なので、この映画でも寝てしまった。

だけど、お世辞にもすごく整った美とは言えないけれど人
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

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ジェニファーローレンスとロバートデニーロ
アメリカ
ダンスシーンで回収する映画だいすき

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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都市でまっすぐ立つ青くて大きな木に何度も助けられてきた。それはこれからもずっと続くし、自分も木のような人になりたい。木のような人間になれた時、社会が変化し続けていることも、分からないことだらけのことも>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

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歌が救い
アイナの声が救い
岩井俊二の繊細さと光とキリスト
松村北斗いいねやさしい
粗品も粗品のままでいて
スクリーンの中の人たちに時々こうやって映画館で会えることでバランスを保って生活してる人がここ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

5.0

君たちはどう生きるかやん
つくるつくる
つくることで自分を取り戻していく、影響を受けたものを消化して自分のものとして生み出す、それいちばんかっこいいよ。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

好きな人たちが好きなように動いていて動かされていて配置されていて
美しい世界をみせてくれて嬉しい。
ものづくりの裏側には俳優たちのストーリーもあり、脚本家、演出家の人生もある。
眠らないと目覚めない、
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

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部屋に閉じ込められた女の子たちの、せいいっぱいの抵抗。だけどきっと、閉じ込められていなくてもこの選択をしてしまうのではないか、と思ってしまう。それくらいに世の中がクソ。
映画の構成が、男の子たち目線で
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バービー(2023年製作の映画)

5.0

いろんな人がいろんな角度からみて、いろんなことを話してほしい
みんな悪くない、仕組みが悪い。仕組みを作ったのは特定の誰かじゃない、無自覚な集団です。
男も女も悪じゃない。フェミニズムじゃない。ヒューマ
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

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まだ死んでないぞ!
自分にできることをやる、理に適ったアクション。広大なアメリカの土地を、早歩きで追いつきそうなスピードの芝刈り機で着実に歩みをすすめる男。この前ナガシマユリエさんが、「バレエをやって
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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不安がずっと。ずっとずっと、どこかに消えてしまいそうなお父さん。太極拳やメディテーションの本を読んで、頑張ってみてはいるんだけど、それ以上にリアルを生きるプレッシャーに押しつぶされている。
愛しい娘と
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

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ある晴れた朝に。
付かず離れず、他人に期待してもしょうがないけれど、1人の自分より、ある人と一緒にいた方が楽しいことに気づく。愛情と本能のままに生きる。人生は短いから。
家族って近すぎて、夫婦間は他人
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ファーゴ(1996年製作の映画)

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悪いブシェミ
ひとつのきっかけ

マクドーマンドの警官がやたらとご飯食べたがったのは妊娠しているという設定から?だいたいアメリカ的なハンバーガーが多かったけど。対照的に、悪党たちは何も食ってなかった。
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

5.0

ヒゲゴジラが海に全力で頭から飛び込んだシーンと、エロチシズムブルースで大泣きした。横道世之介を思い出させる、心にくる作品。あったかい。これがいい。
初々しさからくる純度の高い人間らしさと、熟練や洗練の
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

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みんなオーラリーみたいな服着て
自由に動いて
いいなー
天才
メタで行きすぎた資本主義や街の権力構造、人間による野生動物たちの環境破壊、動物のヒエラルキーが描かれていて、動物たちのそれぞれの個性が愛し
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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人が、車が、シーンが、空気が、横から横に前に前に流れていく。
ゆっくり。きっとこのスピードが、ちゃんと分かる会話のスピード。
大切なのは言語じゃない、言葉は記号。大切なのは、それぞれの人が生きてきた経
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こういう物語が通用しなくなったら、世界は人はどうなってしまってるのかなーと思った。難しいことと、簡単なことどっちも言ってた。アクションと、コメディと、社会問題と、ヒューマンドラマと、全部。伝え方一個に>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

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まこといいね
血のつながりではない、家族のような、だけど決して家族ではない集合の物語好きなのでその面ですごくいい。

紅の豚(1992年製作の映画)

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人間はこんなに優しかったのかな。
建前上の、許容範囲も広く、子供も大人も女も男もにんげんだった。善も悪も、人間だった。
豚が誰よりもかっこよく、リスペクトや社会的賞賛も得ている世界。
おしゃれで、平等
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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散歩とセッション
トークショーあると知らず、たまたまお話聞けた。マニキュアとボクシングの並列の話と弟いい奴の話は、私も思っていた事だった。
リズムと、街の音と、目を凝らせば、目を澄ますと、見えてくる綺
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おいしい家族(2019年製作の映画)

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すき。衣装と街選びすごい。
最近世間を沸かせているファーストラブしかり、女性がディレクションすると細部がすごく綺麗でいきいきしている。女性でくくるのもどうかと思うけど、、(実際、男性であってもウェスア
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

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要素は多いけど、伝えたい事はただひとつだった。
miu miuのジャージがめちゃんこ可愛かった。
シーン転換のとき、ブラックアウトする感じ昼ドラみたいで安っぽいなと思ったけど、意図的なの?

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ピューにしかできないな。現実逃避は良くない。現実をそのまま受け入れてのみ、わだかまりだらけの現実の中で幸せに生きられる。。そのはずだけど、そんなに甘くないのが現代社会。
人を道連れにするのもよくない。
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アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

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♡♡♡
インディペンデントへの愛は年々増す。憧れというか、安心というか、ここで息を吸いたいというか。それは自分の父が自営業でジーパンとネルシャツにチョッキみたいな姿で私たちを育ててくれた事からも繋がっ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

綺麗すぎたのと言葉で説明しすぎだった
ダンスバトルは、一気にエンジンかけられて有無を言わずに好きですよ。
アジアへのリスペクトか、オリエンタリズムか。(監督が韓国系アメリカ人なので複雑だけど。)刺し子
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