ひなみょんさんの映画レビュー・感想・評価

ひなみょん

ひなみょん

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.5

人気ゲームの映画化。ゲームは配信で見ていてなんとなくは知っている状態。殺人アニマトロニクスはよくできているし物語も王道だが物足りなく感じるのは同じゲームから着想を得たニコケイの大傑作ホラー『ウィリーズ>>続きを読む

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.0

デップー毎度何が響くわけでもなくはははって笑って終わるがそれはそれで楽しめている。今回少なくともドラマ『ロキ』を観ていなければ混乱していただろうから映画としてはもう少し説明が必要と感じた。皮肉は絶好調>>続きを読む

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.0

シャマランの娘監督デビュー作。自分とそっくりの"何か"を見てしまうというのはジョーダンピールのusを彷彿とさせるが、こちらは神話やオカルト寄りでホラーとも言い難い奇妙なお話だった。なぜルールを破った人>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃに泣いたが???先入観から避けていた属性との出会い、相手のことを知っていく過程、恋をして世界が輝きに満ちる瞬間、触れ合うことができないはずの火と水の瑞々しい恋愛模様を終始悶えながら観た。父>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

原作は公開日に読み、さまざまな考察も見た。アニメ化されることにより何気ないシーンがいきいきと輝きより感情が揺さぶられたように思う。原作公開当時、京アニ事件との関連性が挙げられていた記憶もあり、ひとりひ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

映画の魔法にかけられる2時間。王道で、斬新で、先代のミュージカル映画に敬意と愛を感じる。夢とどう折り合いをつけていくか、普遍的な物語を荒削りながらも繊細に描きだす。若い監督だから作れる、ド直球で勢いの>>続きを読む

AMY エイミー(2015年製作の映画)

4.0

絵に描いたようなアーティスト人生なのだけど、記録が多い分なんとなく身近に感じれてしまって切ない。元夫と父親のダメ男っぷりに目を細めたくなる。命を懸けて歌うというより、命を削られていた。繊細で純粋な人だ>>続きを読む

ナイトライト 死霊灯(2015年製作の映画)

2.5

ライト/オフの反対版みたいなことかと思えば定義もあいまいで中身もまったくない。でも怖い。怖いよ。まあ怖いよ。暗いしね。まずね、幼馴染が自殺した森に肝試しに行くって全然反省もなければ喪に服す気もないぞこ>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

3.8

暴力と悪のミルフィーユ血ソース添えって感じだった。悪人の中でも同情の余地がある主人公だが、覚醒して皆地獄に道連れにしようとする様は圧巻。コピーの闇か光かみたいな優しさはまったくなく生き地獄か地獄かとい>>続きを読む

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

4.2

結構急ぎ足で駆け抜けたな。気になる演出も演技もセリフもある。でも一瞬それらを忘れておもしろかったー!と両手を叩いて喜びたくなる熱量、勢いがあった!真っ当な青春映画だ。ラストは少し鳥肌がたってしまうくら>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

丁寧に描かれたアニメが好きだったので、仲間が集まる過程の端折った感じは気になったが、映画としてはよくまとまっていたように思う。競技かるたの熱さ、青春っていいよね!ってところの軸はブレていない。広瀬すず>>続きを読む

まる(2024年製作の映画)

4.2

推しの27年ぶりの主演映画なもんで終始打ち震えながら見たけど、監督が剛くんにあて書きしたと言っていただけあり、とても彼の人生観に寄り添う作品テーマだった。意図せず評価され、みんなが求めるものを期待され>>続きを読む

陰陽師0(2024年製作の映画)

3.3

何度もリメイクされている陰陽師の前日譚。安倍晴明が学生のころのお話。とっても厨二感満載の晴明最強モノだった。映像は美しいがいかんせん話がペラッペラなもんでなんのカタルシスもない。この2人を揃えたならド>>続きを読む

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

4.2

シリーズのプリクエル。単体でも見やすい作りなのでこれだけで観ても楽しめる。サイレント映画のような趣きとネコチャンの愛らしさで一気におしゃれパニック映画になっていた。雷に合わせて叫ぶシーン、ふたりだけの>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5

赤ちゃんが増えて1よりも緊張感増す…と思いきや赤ちゃんとってもいい子であんまり泣かない子だった。潔すぎる幕引きも微妙だし巻き込まれた島の人たちが不憫すぎるけど、子どもたちが環境に適応して逞しく育ってい>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

タイトルから緊迫感あるサスペンスを期待してしまったのでほぼ法廷劇で肩透かしを喰らったけど息子の決断にはグッときた。ただしいぬにしたことは許されないので-100万点です。いぬ助かってよかったけどあのシー>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

失踪した娘を探す夫婦と報道局側の人間の視点を描いたドラマ。母親が手負いの猫状態で周りからはヤバい人に見えるかもしれないけど我が子がどこでどんな目に遭ってるかわからないんだから気が狂って当然よね。登場人>>続きを読む

デリヴァランス -悪霊の家-(2024年製作の映画)

3.0

ある一家が引っ越し先で悪魔に取り憑かれるホラー。毒をもって毒を制す的な?悪魔をもって毒親を制す話。実話を元にしたとあるが虐待で子どもたちは精神を病んだのだろうし、悪魔の仕業と言い切れなさそうなのがなん>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

5.0

何がこんなにも涙腺を刺激するのか、冒頭から胸を締め付けられ涙目で鑑賞。美しい海に焦がれ、愛された、女の子の冒険物語。王道ながら魅せる展開と眼福としか言いようのない映像。第三期プリンセスの集大成とも思え>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

詩的で静かで、絵画のよう背景を汲み取る作品。3つの時代から主人公の心を見つめる。昼間は散々な主人公がいつも月明かりの下でだけ少し良いことがあるのが救い。終盤一筋の光の如く照らされる、彼の中にだけある真>>続きを読む

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.5

何か普通になっちゃったな…という感じ。前作もっとストイックで渋い雰囲気だったのに。さらっと見れてしまって印象に残らない。続編があると信じて、次はもう少しキリっとしたJ.Rが観たい!

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

4.0

躁うつなテンションのおしゃれブラックコメディ。哲学教授が殺人に生きる意味を見いだしていくくだりも、うわさや周りの評価から教授の性格が見えてくるのもおもしろい。恋するエマストーンもかわいかった!

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.0

コングの惜しみない登場にテンションはあがったものの、目新しさや斬新さは感じられなかった。敵意のある人間を見分けられる動物に恐怖はないし、ラスボスもどの程度強い生き物なのか不明なためいまいちピンと来ず。

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.8

前二作はすっかり忘れてしまったが、本作だけでもなかなか楽しめた。美術館の秘密の入り口なんてわくわくしてしまう!クライマックスが慌ただしいわりに登場人物が鈍重なのは惜しいけど、ドキドキはしたかな。

メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.6

同じような話をどこかで見た感がぬぐえないけど信頼と実績のステ様なので、これこれ!という満足感は得られる十八番映画であった。吉本新喜劇みたいなものとして見てる。

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

4.0

ホラー寄りの驚かせ方で心臓とまる!レビューを読み、贈り物やあだ名に宗教や神話のモチーフが使われてることを知り、なるほどなと。じわじわと登場人物の本性が明らかになっていく過程は引きこまれるし、後味の悪さ>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.8

原作、アニメ四畳半神話体系共に好きで心地よく楽しめたが、初見だと賛否がわかれるかもなぁとは少し。しかし想像力豊かな、アニメーションでしか成し得ない表現は見事で、贅沢な一夜を乙女と共に歩くような小気味好>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの悪事を暴いた女性記者2人の視点で描かれた実話。権威と金に物を言わせて女性の夢や尊厳を奪ってきた事実が次々明るみになり、何度も眉を顰めた。その中で女性に迫>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.8

豪華客船編を彷彿とさせる内容で十分に楽しめた。映画ならではの表現があるかといえばそうでもないが夏休みこども映画としては程よいわくわく感で飽きずに見られるのではないかと。人のチョコレート勝手に食べたアー>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

重度のPMSに悩まされる女性とパニック障害を持つ男性とが助け合うヒューマンドラマ。日常のゆったりとした進行の中でお互いを理解し、肯定し、友人となってく様が心を和ませる。社長の過去が影響していると思われ>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.8

全国大会とは別に少人数編成で競うアンサンブルコンテスト編。久美子部長、安心感がある。個別にどんな練習をしているかなどを知れてこれはこれで楽しめた。

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.0

学年がひとつ上がって今大会は比較的あっさり終わってしまったけど、スピンオフでじっくりやっているので納得。久美子に落ち着きが出てきて大人になったなぁと🥲麗奈は先輩にいると怖すぎるw

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.6

前作から10年経ってスタローンも80手前の立派なおじいちゃんに。アクション大丈夫?と思ったらほぼステ様ががんばる映画だった。メンバーも減って若手にバトンタッチ。オールスター感がなくなってしまったのは残>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.0

ハリウッドおじいちゃんたちの大運動会!ここに紛れるとA・バンデラスでさえ小物に見える。始終どっかんどっかんやってみんな楽しそうで幸せな気持ちに。でもスタローン演じるバーニーの「俺らは過去の遺物だ、だが>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.0

前作より2のお祭り騒ぎの方が爽快!ちゃんと1より豪華に、賑やかになってて高まる。このメンツだとステ様が若造な感じがしてそれもまた新鮮だなぁ。

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.6

往年のアクションスターが並ぶと迫力がすごい。話はあってないようなものだが肉体派アニキたちのお仕事が一挙に見られる贅沢と筋肉と渋さを堪能する映画なのだ。