偽キースさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

偽キース

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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.0

歴史グランドロマンエンタメとしてはまあまあかと。ポートマンは悪女のまま、妹とも和解せず、断頭台に登って欲しかった。その方がブラックスワン並みの狂気と美貌が観られたんじゃないかな。スカヨハには無理だけど>>続きを読む

レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ(1976年製作の映画)

4.2

どうでもいいが、最初は中学1年のとき仙台青葉劇場で観た。それから何度か観てるけど、MSGでのライブが始まるまで焦らしに焦らし、ついにロックンロールの前奏が聴こえてくると、毎度鳥肌が立ちます、痺れます。>>続きを読む

ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.5

ヨハンソンはいい女だが、過去の傷を演じるには役不足か。
エルロイの映画化ではLAコンフィデンシャルの方が遥かに面白い。

17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.6

矛盾したものを飲み込んでいくのが、成長なのでしょう。
権威主義的な父が己の卑屈な人生を詫びるところに感情移入してしまうのは年だからか…
キャリーマリガンは、あの年頃の女性が持つ反抗、自立への意志、憧れ
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

2.6

余りに暇だったので。
リアリティはなくてもいいが、落ちがあんなんでいいのか。興行成績が一位だったなんて信じられん。深津絵里は歳をおうごとにいい感じになってるが…

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.9

誰目線で見るかによって、感想は人それぞれでしょう。イーサンホークが相変わらずお得な父親役でした。若い人が羨ましく思えたから、もう年かなー。

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

4.0

ブライアン合掌。
それだけ。
時代の匂い。
勝者と敗者。

七人の侍(1954年製作の映画)

4.1

まー、面白いです。
昔の日本の俳優は、何と言うか、骨太だったですねー。

ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.6

行ったことはないのだけれど、ブルックリンって住んでみたいもんです。
シャロンストーンは老けてからの方がいいね。終わり方がいい感じでした。

奇跡の海(1996年製作の映画)

4.6

神を感じる映画。天と地の距離が深い。フォントリアーも、ここが頂点だったか…

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.5

何か、が起きるまで追い詰めようとディレクターは覚悟を決めてたんでしょう。その意味では凄いです。…が、追い詰められて起きたことが想像の範囲だったな。ドキュメンタリーの限界か。フィクションなら、世の優れた>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.1

暇潰しに。
ボランティアの欺瞞と人間性の解放でも描きたかったのか?であれば、行員の日常や性のリアリティが足りないか…
ニコの歌を使うところも青臭く感じた。

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.8

試すということの尊さ。
激しくも、穏やかに、正直に。
読後感がとてもいい映画でした。
編集がお洒落です。

アリラン(2011年製作の映画)

3.9

キム・ギドクなら何でも許します。ドキュメンタリーを笑い、正義を笑い、真剣に涙し、自分が分裂し…とめちゃくちゃなところが映画の話法を超えていて潔い。映画というよりキム・ギドク。

瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)

3.9

「何もできないこと」の切なさ、哀しさと「何かへ踏み出すこと」の25年をメロドラマとサスペンスの合間で描く。南米的な権力と暴力と復讐劇はマルケスやリョサにも通じたりして。
南米のスペイン語でなければ成立
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

3.9

コメディなんだけど、不思議な涙腺の緩みは何故なんだろう…
メラニー・ロランの、ただ美人だけではない、最後の涙が美しい。
すれすれのネタもふんだんなロシア的?フランス的?自虐も好みだったなぁ。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

貧しさ、哀しさ、苦しさゆえのイノセンスは感じました。同じ原作者の映画化だが、海炭史叙景よりはるかにいい。俳優の差?脚本の差?監督の差?

愛する人(2009年製作の映画)

3.7

静かに人間、人間性を描く大人の映画なのだろう。テーマは重いが余り響かなかった。たぶん、今の自分にはさほど必要としない物語なのかもしれない。みんな熱演だったが、やや都合のいい展開に思えた。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

フィンチャー好きです。
中々洒落たバットエンドだったと思う。女優さん、いい。クールビューティーな悪女。Mにはたまりませんね。

ジャッジ!(2013年製作の映画)

2.5

機内にて。
機内映画にしてもレベルの低さに愕然。映画じゃなくて一時間のテレビドラマで十分。にしても、北川景子って、顔だけであることを改めて実感。下手過ぎて、一人浮いてた。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.6

作品賞は?だけど、撮影賞と脚本賞は納得。その落ちはないよなーと思わせておいて、ちょっと捻ったところなど。
NYに行きたくなるな。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.1

アメリカンスナイパーが見た戦争、家族、アメリカ社会、自分、に徹したリアリズムが重い。
声高でも、言葉を尽くすわけでも、感傷やヒロイズムに阿るわけでもなく。エンドロールのサイレントを噛み締めた。
砂嵐で
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.9

社会を描き、エンターテイメントでもあり、インド映画のおきまりも最後の最後に外さない。
脚本も監督もプロだなー。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

最強の軽薄さ。最上のセンス。
後味はセンチメントとイノセンス。浴びせ倒しで一気に世界観に引き込む導入部。さすが、オリジナルな映画です。

タカダワタル的(2003年製作の映画)

3.8

無欲ではなく欲の場所が違うという柄本氏の言葉が効いていた。
撮ってくれたタナダユキ監督に感謝したい映画。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

地上のリアル。
原作を超えてると思う。
熊切とコーエン兄弟の差は如何ともしがたい。熊切監督、すみません。コーエン兄弟、素晴らしい。

国道20号線(2007年製作の映画)

4.1

これも傑作だと思う。絶望と怠惰と逃亡。極めて現代的な世界で普遍を描いてる。素晴らしい。嫉妬してしまうほど。

サウダーヂ(2011年製作の映画)

4.1

地方都市の閉塞感や人間模様がリアル。海炭市叙景より、遥かに素晴らしい。リーガエスパニョールとJ3ぐらいの差がある。熊切氏には申し訳ないが。
絶望の描き方、吐き出し方が私にはリアル過ぎて参った。

海炭市叙景(2010年製作の映画)

2.3

血、傷、痣。確かに地方都市に生きる人たちの痛みは出てくる。廃ドック、チェーン店ばかりの再開発、ガラガラの市電。地方都市自体の荒みも舞台となっている。だが、いろいろな痛みや荒みが塊になって迫ってこなかっ>>続きを読む

エヴァの告白(2013年製作の映画)

2.5

メロドラマだったかな。
1920年代のNYに浸れることと、コティヤールは美しいが。

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

ホロコーストも奴隷制度もベトナム戦争も描かれ続けている。しかし、なぜ、我が国の加害について描く映画はかくも少ないのか。
そう思わざるをえなかった。

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

4.1

誰もがシェイムを持ってるはず。だが、現代は、持ってないと勘違いしている人が増えているんだろう。世を生き辛い人たちがますます生き辛くなっている時代だし…妙に今に響く作品でした。脚本も素晴らしい。あと、キ>>続きを読む

コズモポリス(2012年製作の映画)

3.9

何だか分からんけど映画の箱に招かれたって感じはしたな。クローネンバーグは鬼才だよ。いろんな設定で映画作れるし。デリーロの原作なのに。羨ましい。長生きして下さい。