ヒロシ丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

正欲(2023年製作の映画)

4.0

原作を読んでます。とても重たいテーマですが、LGBTQだけでなく、人に言えない個人的な悩みや嗜好、性的なことなどで悩んでいる人は沢山いると思います。どんなに生きるのが辛くても、親や学校、会社、周りの人>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

待望の日本ゴジラ。シン・ゴジラは、現代の自衛隊と政府が突然、日本に上陸した怪獣であるゴジラに如何にして対応するかをリアルに描いて、災害対応のお手本的な作品として鑑賞しましたが、今作は1945年の戦争末>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

キャスト最高です。松岡茉優と窪田正孝の出逢いとマスターにクスクス、クソプロデューサーと助監督にイライラ、後半のお父さんと三兄妹の絆に涙しました。トータル的に最高です。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.8

デンゼル・ワシントン、おじいちゃんの臭いがしてきました。マフィアの兄弟、アホすぎてお話しにならないです。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.3

近未来のロボット、マシン、宇宙要塞ノマド、とても良いです。ストーリーは、現実の民族紛争のほうがリアルなので、人間対AIの図式は、アメリカ対アジアになっているのが不思議でしたが、アジア的な風景描写はとて>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.3

俳優が自主制作映画みたいで、全体のチープ感が好きになれないです。主役の女の子二人はリアリティがあってよかったですが、滑舌悪くて何言ってるのかわからない。拳銃奪われたら殺されるだろう、というツッコミ入れ>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.3

Kyrieを演じたアイナ・ジ・エンドさん、完全に憑依してました。話すことは難しいのに、歌だけは唄える天才歌手になりきってました。3時間の大作ですが、どこもだれることなく、完成度100%。気になったのは>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.5

夫が突然失踪してしまい、呆然としている銭湯経営者の女性の元に、正体不明の男性が住み込みで働きたいと訪れる。夫は何故失踪したのか、当然現れた男性は何者? 真木よう子の演じる銭湯経営者と男性との不思議な関>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.8

ジョニー・デップとディカプリオの共演したギルバートグレープの監督作品として鑑賞。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.3

ジョニー・デップと、レオナルド・ディカプリオの奇跡の共演。20年前に見損ねた伝説の作品にスクリーンで出逢えて幸せです。ジョニー・デップの繊細な演技も素晴らしいですけど、知的障害の弟を演じたディカプリオ>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.4

映画館で再上映されて、とても幸せな3時間。レスリー・チャンの儚げな雰囲気に圧倒されました。彼の役作りを超えた憑依を感じました。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.9

青春、性の目覚め、ちょっと怖い歳上のお兄さん、ドキドキが伝わってくるシャワールームのシーン、など。最後に繋がるエピソードの数々、中々錬られた脚本と演出でした。

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.2

サリー・ホーキンスの演じる女性。リチャード三世の遺骨を探す執念の行動に思わず声援を送ってました。別居中の夫と、自分と同居している二人の息子、いい味出してました。大学のスタッフは全員クソ野郎でしたが、遺>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

スクリーンで観たかったので、感動しました。最初はアニメのレベルが気になりましたけど、ストーリーと演出がぶっ飛んでるので、全く気にならなくなりました。さすが伝説になった作品です。 アイドルから女優になる>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

とても幸せな気持ちになるタイムリープムービー。ティムとメアリーの出逢いに乾杯。気持ちがとても穏やかになるヒーリング効果抜群です。お父さんもお母さんも、妹のキットカットもとても素敵な家族です。ラストのバ>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

ネタバレに注意、と言われてたので、集中力を持って見ましたけど、わかりづらかった。名前のトリックとか気付かないでしょう。崖っぷちの洞窟ドクター、怪しすぎました。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

日本に帝国主義、朝鮮人差別が蔓延し、関東大震災あとのパニック状態の中で、お前にあの暴動やデマから起こった殺戮行為を止められるのか、鑑賞後にも、ずっと自問しています。
今もコロナ禍の後遺症で、マスクを取
>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

4.0

正統派の社会派映画を制作できる韓国映画の底力を感じました。韓国の職業高校生を企業の実習生として搾取する制度、日本で問題になった外国人実習生の搾取、ビッグモーター、電通の高橋さんの自殺と何ら変わらない。>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

デビットクローネンバーグの世界、爆発してます。評価するより感じる映画なので、細かい設定はさて置き、重厚な音楽、部屋の雰囲気づくり、何とも言いようのない独特の世界観を楽しみました。寄生獣の造形に近いのは>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.1

怪物と比較される同じテーマを扱った作品。少年の眼差しと花畑の美しさに圧倒されました。母親の喪失感と、子どものやるせない後悔の気持ち、とても辛くて素敵な映画です。怪物より好きです。

SAND LAND(2023年製作の映画)

4.2

キャラクターが魅力的。ノスタルジックな戦車や飛行船のフォルムもとても良かったです。悪魔は、あの怪物くんとキャラが被ってましたけど、いい味出してました。久々に鳥山明ワールドが観られて良かったです。

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.2

キャラクター、脚本、美術、声優まで、最高の出来です。特にニモーナの造形、変身、アクションシーン、孤独な過去、ラストシーンの変化まで、とても感動的なキャラクターです。今年のアニメ映画の最優秀女優賞をあげ>>続きを読む

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.5

誰にも感情移入ができなくて、集中力が続きませんでした。題材も仕掛けも着眼点もいいのに、何だか勿体ない映画になってます。演出の問題か、脚本か役者たちか、全体がちぐはぐです。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

地球最後の日は、知らなくていいです。痛いのや息ができないのはイヤなので、あっという間にいなくなるのがいいです。

HERO(2002年製作の映画)

4.0

チャン・ツィイー、美術館のような映像美、ホームシアターで観たら最高です。

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.6

クローバーフィールドの三部作完結編。嫌いじゃないけど、手品みたいなエピソードが全く説明されないので、消化不良気味。ラストは、いいんじゃないですか。

犬王(2021年製作の映画)

3.7

湯浅ムービー全開。犬王の変化していく過程、舞台装置、素晴らしいです。琵琶法師の歌が長過ぎて、集中力が途切れました。

無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.3

自閉症の少女が殺人事件の証人となれるのか?法廷ものの形を取りながら自閉症の特性、類まれな能力を理解していく過程で、事件の真相が見えてくる、素晴らしい作品。弁護士と少女の距離が近づいて、徐々に少女が心を>>続きを読む