hiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.7

本作は過去に一度見たことあったが、改めて見るとすごくパワーに溢れた作品だな。
M・M・キーラヴァーニ担当の劇中曲も全部かっこいい。
「お前を殺す」ソング、特に強火で笑っちゃう。
スディープのテーマもね
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

ジョーと仲直りしたくて凍った池の上を追いかけるエイミーのなんと愛おしいこと。
でも大事な原稿を燃やしたエイミーのこと、無理に許さなくても良いんだよとジョーを抱きしめたくもなる。
メグに結婚してほしくな
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

3時間ずっと面白いなんてこと、あるんだ。
映画を見て、こんなに幸せになることが、この先果たしてあるのだろうかと不安に思うほど、すごく面白かった。その面白さはあまりにも筆舌に尽くしがたい。
とにかく、人
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.8

トミーが無線を取るくだりのあらゆる緊迫感と絶望がすごくて一緒にドキドキしてしまった。

砂漠で地雷を踏んでしまい、動けないマイク。彼を襲う砂嵐や狼や喉の渇きなどが恐ろしいのだが、マイクがこの状況で己の
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.6

戦争は人をおかしくさせるんだ……

ハートマン軍曹の聞くに耐えない下ネタと差別だらけの罵倒。
若い兵士たちを統率し支配するための言動であるのだろうが、これは酷い虐待に他ならない。
軍曹、兵士たちに対し
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

中盤から大きく舞台(主人公)が変わる演出が度肝を抜く。何が起こっているんだ…これは結局何系のホラーなんだ……と展開が読めずにハラハラした。

テスの防犯意識の高さがさらっと描かれているのが良い。
知ら
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のマーゴとタイラーのやり取りから嫌ぁな雰囲気がムンムンして、ホラー好きとしてはワクワクちゃった。

登場する“料理”の様子がどんどん不穏なものになっていく過程も面白い。
常に瞳を潤ませながらも何を
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.6

年越しのカウントダウンには特に思い入れはないが、なんだかんだ釣られてエモーショナルな気分になっちゃった。

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

中盤でいきなりガラッと流れが変わり、カラクリに気づいたときには愕然とした。
これは紛れもなく人間ホラー。
本当に怖い。

“過去は死なない。過ぎ去ることさえない。”
“目には見えないが、我々は無数にい
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.0

ビーナス・ウィリアムズ、セリーナ・ウィリアムズ、そしてリチャード・ウィリアムズのことはあまり知らずに鑑賞。

リチャードが子どもたちのため、劣悪な環境から抜け出したいと願う気持ちはとても理解できる。
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

3.7

知られてはいけないもの、広めちゃいけないもの、信仰されてはいけないもの。
それらが拡散され周知されていく恐ろしさを描いたホラー。
中盤からの怪異の出現と戦いは派手で迫力があり面白い。

洒落怖の「リア
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.3

前半が本当に胸糞悪い。
男たちの言動が気持ち悪いし思考回路は意味わかんないしとにかくムカつく。

タイトルの“リベンジ”はしっかりきっちり行われるものの、ジェニファーはずっと心身ともに苦しんでるので宣
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.8

冒頭からも結構なびっくり映像だったが、ラストの〇〇バトルも手を叩いて喜んでしまった。絵面が強い!
わんぱくご機嫌トレジャーアクションに可愛いトムホランドが加わった、終始楽しい作品であった。
トムホラン
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

4.4

新年一発目、良かった〜〜〜

無礼な扱いと下品な揶揄いをモードと一緒に浴びてるときの不愉快さよ。
自分の居場所がない中で狭い空間に閉じ込められ、報告内容や身分も疑われ、見知らぬ怪物や敵軍に攻撃され、痛
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武器人間(2013年製作の映画)

3.3

意外としっかりした戦争映画であった(?)

内臓系のゴア描写はピカイチだが、ご機嫌な武器人間たちが出てくるまでは焦らされるし、正直終盤の研究室のくだりまでワクワクはあまりない。

戦争が人間を殺し、傷
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.8

人口増加による食糧不足で遺伝子組み換えの食糧を作ったら、それを食べた人間が多産を引き起こした。違法に生まれた次男次女たちは、“未来のために”冷凍処理される。
そんな世界で生まれ、ひっそり隠れて育てられ
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

3.3

映画として面白いかと言えば微妙ではある。

しかし実際に起こったことを基にしたモキュメンタリーとしては不気味さ極まりなく、真相が闇の中であるという後味の悪さも良かった。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.8

「私たち、最高だったよね」

爽快さと世知辛さと、交互に襲いくる。
老若の女性たちが一堂に会して景気良く楽しむ様子はずっと見ていたくなるが、幸せは長くは続かないのが世の鉄則。ましてや他人をダシにして得
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

気色悪…………

本物のブラームスが実は生きていたというオチは割と早々に読めてしまうが、いざ実物が出てくる様を目の当たりにするとその不気味さが際立つ。
等身大のグレタの人形のくだりは最悪だった。

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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

4.3

映画館で観なかったのが惜しい!

未知の世界の未知の生物たちの造形が面白い。摩訶不思議な生態の彼らが闊歩する様子はずっと見ていられる。
後半で、その奇天烈な造形の印象がガラッと変わる作りになっている点
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MAMA(2013年製作の映画)

3.5

見たいけど怖いから見たくない……とずっとウォッチリストの中で温めてきた本作。

ジャンプスケアがふんだんに使われてはいたものの、怖さとしてはそこまでではなく見やすかった。
前半の“暗がりに何かいる”描
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

おもしろ〜〜〜

って見てたのにオチはとんでもない胸糞展開……
脚本が秀逸なのは間違いないが、サンディが散々舐めてきた辛酸を“悪”にしないでほしかった…………
サンディを抱きしめてくれてありがとう、エ
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.6

ぐちゃぐちゃネバネバのゴア描写だ!

強烈な見た目の魔導士“ピンヘッド”や異界のクリーチャーたち、血肉の生贄を求めるフランク……どれも気持ち悪くて最高。

究極の快楽を追い求めるとこんなんになっちゃう
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.7

「もうこいつどうしようもねえな」と思ったあたりから視聴者の関心を変える脚本が秀逸。

DAGON(2001年製作の映画)

3.7

ダゴンを信仰するある村に迷い込んだ人間たちの末路を描いたホラー。

冒涜的な儀式やゴア描写もしっかりめで、見応えがある。
ずっと「いあ〜いあ〜」と不気味ながらも美しい旋律の歌が流れてるのが好き。

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ロスト・アイズ(2010年製作の映画)

3.7

“見えない”ことへの恐怖が濃縮された一本であった。

主人公フリアの視力が低下していくにつれ、視聴者も登場人物の顔が視認できないような演出がされるのが秀逸。
見えるのに見えないふりをしなきゃいけないシ
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.0

見終わった後に、「良かった〜〜〜」とため息をついてしまった(色んな意味で)。
イーストウッド御大の溢れ出る魅力よ。

同監督作品の「パーフェクトワールド」を強く連想するストーリー。
孤独な少年が、赤の
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.6

キャリー=アン・モスのトリニティ、痺れるほどかっこいい。ずっと大好き。
モーフィアス役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世も、スミス役のジョナサン・グロフも良かった。

役者の演技はとても良かったが、
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

映像は文句のつけようがない。
あの美しいパンドラを、まだこんなに新鮮に美しく描ける余地があったんだ……
多様な海の生き物たちの面白い造形、ずっと見ていられる。

森のナヴィたちの夜空のような紺色の肌
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

2.9

Badderのシーンと、ジゼルがゴラムみたいになってるところは良かった。

魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.8

続編が配信されたので復習。
幼い頃に見たときより面白く感じた。

御伽話の世界から来たジゼルやエドワードは最初こそ滑稽に見えるが、彼女らが現代人の心を強く動かしていくエピソードには頬が綻ぶ。

各所に
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

テレビでメキシコの死者の日の特集をしていたので見たくなり改めて鑑賞。

マリーゴールドの花びらの先にある、美しく賑やかな死者の世界と、楽しい音楽が非常に素晴らしい。

初見は特にイメルダに感情移入した
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

とても挑戦的な世界観だと思った。

地球から離れた入植地で、女性をみな先住民によって殺されたとされ、残った男性はみな思考が他者に丸出しになる“ノイズ”を発症する。
そこに地球からの墜落船から一人の女性
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ネビュラが楽しそうなのが一番良かった。

ホリデースペシャルと言うからにはハッピーな物語なんだろうなと思ったが、予想に反してかなり心にダメージを負ってしまった。結果的にはみんなハッピーだったけれども…
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.7

イ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マ・ドンソクによる、贅沢なディザスタームービー。

火山の噴火による地震で激しく倒壊する建物や道路の描写がリアルで恐怖を誘った。
大噴火によるさらなる被害拡大を防ぐため、
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クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

3.5

クリーチャー好きにはたまらないドキュメンタリー。
大好きな映画に登場するクリーチャーたちは、高度な技術を持った職人たちの汗と涙の結晶でできていた。

クリーチャーデザインの仕事はとても楽しそうだが、実
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