hiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ダグの特別な一日(2009年製作の映画)

3.8

デートの短編があまりにも可愛くてこちらも。

「空飛ぶ家」の前日譚。
マンツたちの愉快なトリオ犬たちも出てくる。
ダグのとっても素敵な誕生日、ラストは思わずうるっときた。

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

4.0

カールとダグへの愛おしさで心が満ちる。

短いながらも今の生活の充足と、新しいことへの挑戦と、過去の愛の記憶がたっぷり詰められていた。

パパ😭

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

おい!!!!!!!!!!
ラストが嫌すぎて悲鳴あげちゃった。

冒頭ではセリグマンのセクシャリティの告白に嬉しくなったのだが、見事に裏切られた気分だ。悪趣味だーーーッッッ悔しい。
ジョーとセリグマンは
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.8

思っていたのと違った!これはかなり真剣な物語だ。

会話劇と回想によって物語が展開されるのだが、主人公ジョーの話を聞く老人セリグマンが面白い。
ジョーの話に、異なる観点の共通項を指摘するような、やや不
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イカボード先生のこわい森の夜/イカボードとトード氏(1949年製作の映画)

3.5

クラシックディズニーの動物の擬人化が可愛くて好きだ。
アナグマやネズミのおじちゃんたち、絶妙に可愛い。

イカボード先生の話は、ブロムのヘッドレスホースマンの歌が良かった。
噂に聞いていた通りホラー的
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

デイヴバウティスタの繊細な演技が美しい。
ふとした瞬間の彼の神聖な雰囲気から、まるで彼が天使に見える。
そんな彼からここまで熱烈に説かれたら、世界の終焉くらい信じてしまうのも理解できる。

人里離れた
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.3

インターナショナル版をしばらく前に見て、今回完全版を。
追加されたシーンはもちろん、終始見どころに溢れていて、高い満足感を得られる至高のエンタメ映画である。

物語の見せ方が本当に上手くて引き込まれる
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

オープニングで、「これは良い映画だな」と思った。
性別も年代も人種も違う家族が息を合わせて楽しく踊ってる。これは家族の物語なんだ。

本作は家族の喪失に向き合う話であり、機械(もしくはクローン)と人間
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.8

クリスマスにぴったりな、ゴア好きの“善い子”向けの映画。

最悪なシーンでも常にご機嫌なクリスマスソングがかかってるのが面白くてニヤけてしまう。
ありとあらゆるクリスマスネタが仕込まれていて楽しい。
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

シャシを演じるシュリデヴィがとっても素敵。
彼女に感情移入をすればするほど、彼女が家庭で軽んじられるシーン、ぜんぶが辛い。
新しい世界を知れば知るほど、傷つくことも増えたりするよね。

インドとアメリ
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スマイル(2022年製作の映画)

3.7

笑顔の人が怖くなる映画。
トラウマからくるホラー現象をテーマとした題材であったが、ゴア描写も力が入っていて好きだった。(特にラストが良かった)

ただ、個人的にはジャンプスケアが多くて疲れてしまった。
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

冒頭からどんどん引き込まれ、あっという間だった。
その場に居合わせた人々が、それぞれベストを尽くして動くドラマが美しい。

現代の我々にとっては既にとても身近な題材を、上空バイオテロという側面から切り
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らせん(1998年製作の映画)

3.6

初めて見たが、「リング」より好みかも。
ホラーとしては前作より薄れるかもしれないが、アプローチの仕方はかなり好き。

真田広之が不気味かつ妖艶で、とっても良かった。

リング(1998年製作の映画)

3.3

前に見てから随分経っていたので、新鮮に楽しめた。
元夫婦のバディなのでギスギスはしているが、謎解き要素もあり、現地に行って調査するパートはワクワクした。

貞子役の人がすごい。
今では散々擦り倒されて
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.4

これ、実話に基づいてるんか……とジワジワ嫌な気持ちになる。

長丁場。映画の尺もだが、ゾディアックとの戦いが予想以上に長期戦だった。
その後の顛末も含めて、末恐ろしく重苦しい。
ゾディアックと、模倣し
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ライフ(2017年製作の映画)

4.0

久しぶりに見たくなったので。

好きなシチュエーションに好きな俳優陣に好きなクリーチャー、宇宙パニックものの中でも特にお気に入りの一作だ。

優秀なクルーたちがプロフェッショナルに徹して動いているのに
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.8

ノスタルジーに溢れた、ディズニーアニメファンのためのご褒美のような作品。
シュールなんだけど、なぜか不思議と笑みが溢れる。

もう一回、お気に入りのキャラクターたちを見てこよう。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

認知症を患う家族が身近にいる(いた)人にとっては、かなりしんどい映画であることは間違いない。

アンソニーの言動、認知症の家族を見ているようでとても恥ずかしくて危なっかしくて、辛かった。
分からないこ
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.2

やっぱり面白いよ〜

インターナショナル版を最後に見たのが少し前だったので、完全版とどこが違うのかまではあまり把握ができなかった。
しかし面白さはたとえ何度目であっても変わらずで、今回の完全版では「こ
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

4.0

景気の良いミュージカルシーン、迫力のバトルシーン、胸キュンのロマンスシーン、全部乗せの贅沢な一本。
長尺ゆえ最初はややとっつきにくさを抱いていたが、ご機嫌に楽しめるエンタメ作品だった。

ランガ、可愛
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.6

どうして……
自分ではどうしようもできない頃の過失で、こんな仕打ちを受けることがあるなんて知らなかった。

ジェシー視点でもなお辛くて。
実の父親に選ばれなかった経験から、ジェシーはアントニオにも捨て
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.7

実は見たことがなかった名作。

例えネタバレを知っていても、もしくは序盤でオチが分かってしまっていても、最後まで見て良かったと思える結び方。
コールとママのくだりが好き。

犬王(2021年製作の映画)

3.8

脚本的には終始慣れない感じだったが、演出が総じて良くて楽しかった。

室町時代のホラー的な暗さ(似た系統としては「どろろ」「ストレンヂア」「もののけ姫」とか)と、非常に現代的なロックミュージックが融合
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.7

マチズモの美醜がかなり露悪的ですごい。
タイラーはみんなの憧れで完璧でカリスマ性に溢れるリーダーなんだけど、とってもトキシックで危険。
そんな彼とは正反対のボブの存在が、私の心にしこりを作った。ボブ…
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

だいぶ前に見たきりで、どんな内容だったっけと再鑑賞。

今でも様々な作品に影響を与えている脚本は、今でも秀逸。
七つの大罪に纏わる殺人を企てた犯人のその手法、実行力にただただ絶望してしまう。
あの救い
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.3

“暴力”が人間の本質だなんて考えるのもおぞましいが、ある意味実である。
最近「哭悲」という台湾ホラーを見たが、本作からの系譜を感じた。

人間みな漏れなく抱く“暴力”性に、ちゃんと気づいてる?と誰かか
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誰も助けてくれない(2023年製作の映画)

3.5

前半、ジャンプスケアがたくさんでかなりドキドキした。
家に怖い宇宙人がやってくるという展開から始まり、おやしかし何かがおかしいぞ……とどんどん先の読めない方向へ展開していく。
これで終わりか?と何度も
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

今回も期待を裏切らないハードアクションが連続。
加えて今回は世界中の美しいアートやロケーションが楽しめる。ふふっと笑えるシュールさも健在だ。
「ジョンウィック」シリーズ史上最も贅沢で盛りだくさんな一本
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半はクライムサスペンス風に展開するホラーだが、後半はガラッと雰囲気が変わり、悍ましい“クリーチャー”が暴れ回る。
後半のわちゃわちゃスプラッターアクションの勢い、嫌いじゃない。
人体損壊描写も良い具
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.6

きっっつい。
事件前の犯人の独白からキツくて嫌になってしまった。
基になった銃撃事件を調べたらほんと犯人の動機が“マジ”だったので己の無知に恥じ入る。こんな残酷なフェミサイドが現実にあったなんて。
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.9

最強のジョンウィックに、更に最強の危険が襲いかかる。
もはや引退なんて無理で、誰も放っておいてくれない存在になってしまったジョンウィック。しかし己の矜持のため、何が何でも生き残る選択をするジョンウィッ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.1

新作に向けて再鑑賞。
キレッキレのアクションが痛快な、ババヤガー再臨シリーズの原点。
子犬のデイジーが非常に愛くるしいのがとっても意地悪だが……

「絶対に怒らせてはいけない相手を怒らせた」。
ジョン
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.9

村のみんなに愛される馬たちが可愛くて可愛くて。
馬主たちがそれぞれ抱える人間関係は切ないが、共通して持つ高揚感からドリームを全力で応援するようになる様は胸が熱くなる。

王道の爽快感あるストーリーは見
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

前2作に引き続き、ケネス・ブラナーのチャーミングなポアロを堪能できた。
このシリーズのエモーショナルな演出が好みで、毎度圧倒されてしまう。

映画映えするベネチアの美しさにホラーの不気味さが加わり、絶
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.4

血みどろのバイオレンス闘争劇。
やや序盤の展開が冗長かつ登場人物たちの関係性が複雑なので難解ではあったが、映像としては迫力満点で見応えがある。

逃げる才能がありすぎる主人公グナム。
ボロボロになりな
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

あらすじに違わず、しっかり嫌な気持ちになる。

初めはきっと、貧富の格差や差別に反対するクーデターであったはず。しかし蓋を開ければ軍による残酷な暴力が横行し、一部の懐だけ潤い、弱者は痛ぶられ虐げられ続
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