Hikaaaruさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Hikaaaru

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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.7

主役は音楽でしょう。
改めて音楽の良さを感じさせてくれた。
ひとりでしんみりと聴くのもいいし、身をゆだね踊るのもいいし、イヤホンで聴いて自分だけの世界を作っちゃうのもいい。

娘がギターで参加するシー
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

名言の宝石箱みたいなこの映画に関して自分の語彙力で感想を述べるのが恐れ多く思ってしまう。
ずっと好きだったとストレートに言わないところがいい。女が、セックスしたのにしてないって言うところとか、まだ一緒
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

忌々しいモンスターの造形がお見事。
あの気持ち悪さがやみつきになる。
しかしみなさんが言ってる通り、"最も残虐"ではない。
ITのピエロみたいな無数の牙で腕とか噛みちぎってほしかった。もっと恐怖の対象
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

天才少女を演じてる子役自身が本当に天才少女ですよね。
すべてを見透かしたような大人びた表情にはドキッとさせられ、7歳児らしい屈託のない笑顔には癒やされ、泣きの演技にはもらい泣きした。観ているひとにさま
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画までおもしろいのかよ、韓国は。
ゾンビ映画でこんなに泣いたのは初めてです。
こういう映画に欠かせない悪いやつのしぶとさや非情さが予想を超えてきた。
人間の醜さを描くのが本当に韓国は得意だなぁ
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.5

ヒロインが可愛かった。また会いたいのに素直に会いたいって言えないところとか、彼氏の家でうんちできないところとか、アメリカの女の子も同じなんだなぁと微笑ましかった。
お見合い結婚しか許されなかったりテロ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

深い感動も大きな衝撃もないけれども、
共感できることが多くて、じんわりと心に染みた。
学生時代を思い出し懐かしくなった。あの頃に得たものってかけがけのないものだとは思うが、何も知らなくて愚かだったなー
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

劇場で観て正解だった。最後のライブエイドのシーンは臨場感にあふれ、Queenのパフォーマンスに魅せられた。孤独なフレディの魂の叫びに心が震えた。
自分もライブの観客と同じ表情になっていたと思う。
帰り
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

なんてあたたかな愛に包まれた映画なんだろう。登場人物みんなあたたかくて優しくて愛しい。
心も体も寒くなりがちな今の時期におすすめの一本。

オギーとジャック、ヴィアとミランダ、この2つの友情が壊れかけ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

部屋に差し込む日の光、青々と茂る木々、熟した果実、そして、燃え上がる恋。
夏っていいなぁと思える映像美にうっとりしました。

序盤でオリヴァーにここで何をするのか聞かれ「夏の終わりを待つ」と答えていた
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.5

走り出したくなる映画。
こんなによく走ってる作品はなかなかないんじゃないかな。
2人とも長身で手足が長いうえにフォームがきれいで走る姿がかっこいい。
警察大の2人の男子学生が"情熱"と"執念"を燃やし
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.8

ジェホを演じた俳優さんの演技がすごい。
独特な笑い声が耳について離れない。いつも笑ってるのに怖い。いや、いつも笑ってるから怖いんだ。
こいつ尋常じゃないな、敵にまわしたら終わりだなって感じのオーラがす
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.0

500日のサマーのジョセフゴードン然り、アメリカの草食系男子がわりと好きです。と言ってもトーマスは草食系に見えてやるときゃやる男ですが。
内容としては昼ドラ並みの複雑な愛憎劇なのに、おしゃれな映像と音
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

愛とは?
その答えのひとつをこの作品は教えてくれた。
答えはシンプル。
必要とし必要とされていること。それが愛なんだなぁ。
私も毎日窓を見よう。そこには命の輝きがあるのだから。 

また新たなイーサン
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

話の内容に関しては何を言ってもネタバレになりそうなので、これだけ言わせてほしい。
酔いやすい方は気をつけて!

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.0

ゆったりした口調で、いつも眠そうで、オンボロ車に乗っていて、どこでもお菓子を食べてて、ラーメン食べるの遅くて、基本的にゆるキャラなのに、いざとなると喧嘩が強くて頼りになるっていうギャップがたまらないキ>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

辞書は人々の情熱と苦労で出来ている。
昔は辞書をめくるのが好きだったことを思い出した。
まじめくんが告白して予想外の返答に戸惑ってる姿を映したあと、ふたりが抱きしめあったりキスしたりするのではなく
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

悪を根こそぎ洗い流す雨は待ってても降らない。
その苛立ちから正義感は狂気へと変わっていく。
ベトナム戦争後という時代背景を踏まえて暴力描写の意味を考えるべきなんだろう。

アイリスがすごく大人びてきれ
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

2.9

未来の裏組織から送られてくる人を始末するという仕事をする主人公。
ある日送られてきたのは30年後の自分だった。
自分のためだけに生きてきた男が未来のために下した決断とは…
いろんな要素を盛り込みすぎて
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

4.0

マトリックスの監督が製作に携わってるというだけあってスローモーションを取り入れた戦闘シーンはスタイリッシュだったし、マトリックスは銃撃戦が多かったのに対し今作はVのナイフ捌きが美しかったです。
Vは復
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.9

難解だけど引き込まれる話だったし全てが繋がったときの衝撃はすごくて、観た翌日ずっとこの作品について考えてました。
偶然だと思って喜んでたことが必然だったとしたら…。でも人の人生ってそういうものなのかな
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.8

アロンゾは映画史に残る名悪役でした。狼を倒すには狼になるしかない。とアロンゾは言った。最強の狼になったつもりでいたんだろうが、一匹狼になってしまっていたね。仲間の狼を味方につけないと最強とはいえない。>>続きを読む

空気人形(2009年製作の映画)

3.2

ペ・ドゥナが本当に人形みたいな体してます。
空気人形は心を持ってから外の世界を知り好きなひとができて心が満たされていくのに対し、人間たちは心の満たされていない人たちばかりで切なかったです。
悲しいとき
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.7

最初のニコール・キッドマンの裸の後ろ姿だけでも停止してずっと見ていたくなるぐらい美しい。
仮面と眠るニコール・キッドマンの画が印象的。
夫婦に限らず、みんな仮面をかぶって生活している。
ひとに知られた
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.9

3部作を締めくくるにふさわしい豪華キャスティングと壮大なスケール。
アンハサウェイとジョセフゴードンとトムハーディだけでお腹いっぱい大満足です。
マリオンコティヤールまで出てるからほぼインセプションで
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

伏線回収スッキリ映画としては秀逸です。
メメント、インセプション同様、喪失した愛に執着するあまり人生を犠牲にしてしまう男たちの物語。
ただこの作品は愛より憎しみが勝っていて、ドロドロドロドロしてます。
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.8

2人の友情、親子の愛情、エリックとデクスターのお母さんの信頼関係に感動して涙が止まりませんでした。
まわりになんと言われようが、人のために行動できる人が本当に優しくて強い人間なんだと思います。
最後は
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.8

主役のお二人はわりとシリアスな作品でしかお見かけしたことがなかったので、無邪気に楽しんでる姿を見るのが新鮮でした。
自分の人生の価値を高めてくれる友人に出会えたらそれはもう最高ですね。
ふたりが病室で
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ジョーカーには底なしの恐怖を味わされました。
最終的に正義が勝利したものの、なんだろう、この敗北感。
狂ったもん勝ちじゃないですか。

愛や希望を謳うハッピーエンドのヒーロー映画とは違い、この映画では
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インセプション(2010年製作の映画)

4.8

クリストファー・ノーラン監督の作品を観るといつも、このひとの頭の中はどうなってるんだろうと思う。
今までに見たこともない驚きの映像と難解で深みのあるストーリーに、何度観ても引きつけられて、映像も配役も
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21グラム(2003年製作の映画)

3.3

最愛の家族を失ってしまった者、心臓移植を受けるも余命わずかな者、命を奪ってしまい一生罪を背負って生きていく者、命の重さに触れた3人の苦悩と感情の衝突。
どんなに生きることが辛くても人生は続くということ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.8

なんだこのパターンか、ってサスペンスではよくあるオチにがっかりしてたら、そこからさらにオチてビックリ!そしたらまたオチて最後は呆然としてしまいました。
最後の最後まで騙されて楽しませてもらいました。
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

主人公が記憶障害というキャラ設定に加えて、時系列が現在からの逆再生と過去が入り組んだすごく複雑な構成で、難解でした。
でもこの構成だからこそ、真相の衝撃がすごく、最後は主人公に感情移入してなんともやる
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.2

人は強くて弱く、堅くて脆い、身体的にも精神的にも。
その二面性がナタリー・ポートマンの迫真の演技で表現されていました。
プレッシャーに押し潰され心が壊れていくさまは、見ているこちらも息苦しさを感じるほ
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