Hikaaaruさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Hikaaaru

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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

黒人しか出てない映画でこんなに切ない気持ちになったのはきっと初めてだと思う。黒人にこんなにも繊細さやナイーブな感性を感じたのも初めてかもしれない。シャロンを演じた3人の俳優のやり場のない悲しみや怒りを>>続きを読む

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

4.0

アンハサウェイの脱ぎっぷりに感謝。チャラいジェイクギレンホールも最高。
深入りしない関係と言っときながら男が最初から女に惚れ込んでるのがいいよね。それが男女逆だとうまくいかないよね。
素敵な恋愛映画と
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

誰だって夢を持つのは自由だけど、誰かを殺害することを夢見ちゃだめだよ、おばさん!!そこまで思い込んでる人にそれが間違ってると気づかせる手段はもうないんじゃないのかと絶望した。

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.5

自分の大切な人たちに置き換えて観ると辛いなぁ。でもそれ以上に当の本人は苦しかったんだろうなぁ。失ったものが多すぎるよね。そしてこれからも失っていくかもしれないと思うと、希望を見出して生きていくことは彼>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

楽しいなぁ。飛行機、オペラのバックステージ、水中、バイクとハラハラドキドキのアクションシーンがてんこ盛り。イーサンは最強なんだけど女性には弱いところがまたいいよね。
いくつになっても命がけのアクション
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

偽物の世界で生かされてきたトゥルーマンがものすごく哀れだった。
テレビ局の人間たちはもちろん、視聴者も狂ってた。トゥルーマンが死にそうになってるときに視聴率が高くなってたのはみんな人の不幸が好きだから
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.5

友達と同じ人を好きになってギクシャクしてるのを色使いや音楽によってお洒落に撮られたメロドラマって感じ。
かくれんぼで、ワインが1本ワインが2本ワインが3本…って数えてて、かくれんぼまでなんだかお洒落だ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

韓国映画やドラマで、日本人役に韓国人を配役して変な日本語を話すもんだから拍子抜けすることが多いけど、これは日本人を、それも國村隼を起用してくれたおかげでちゃんと怖かった。
私も惑わされた。頭ん中ぐちゃ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.5

ボーダーを越えられない者、ボーダーを越えてもう後戻りできない者。
冒頭から大量の無残な死体にゾッとさせられ、最後まで緊迫感が続き一度も気が緩むことがなかった。
メキシコの国境地帯、悪の蔓延る無法地帯の
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.0

映像がすごい!
宇宙旅行を楽しめます。劇場で見たらディズニーのアトラクション並みに興奮しそう。
異星人の造形もバラエティに富んでておもしろい。
どんな役でもこなすイーサンホーク好きだなぁ。

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.0

なんだかヘンな映画だったなぁ。
パーティで女の子に話しかけるには知ってることすべて忘れろってことなんですかね?
異星人のエルファニングはとっても可愛かったんだけど、世界観にハマれず…エル・ファニングの
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

2もすごく面白かった。尻軽女の使い方次第で面白くなるのアメリカ映画の醍醐味って感じがして良いね。1は1で後味すっきり終わって面白かったんだけど、言われてみれば、なんで死んだら朝に戻るのか謎ではあったん>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

ジャケットに騙されてた。怖そうで避けてたけど、ホラー、タイムリープ、青春が組み合わさった楽しく見られる映画でした。ヒロインがブレイクライブリーとキャメロンディアスを足して2で割ったような顔で可愛かった>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

気になる人と友達が通じてるの嫌だよね。ネガティブ人間は、友達が良からぬこと漏らしてないかすぐ疑ってしまうからね。友達から情報を探ろうとする人も嫌だな。わかるわかる。
しかしヨシカ24歳かよ。24なら拗
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.8

みんなで運動して汗かいたりクリエイティブなことしたり、無理に意味のあることをしようとしなくていいんだよね。意味なんかなくたっていいんだよ。
くだらないことで笑い合える相手は大切にしましょう。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

ビリーがダンスであそこまでの豊かな表現ができたのは、もちろん才能もあるけど、あれしたい、これしたいっていう願望を我慢してきたことの反動なんだろうな。生まれて初めて好きなものを見つけて、感情表現の手段と>>続きを読む

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.5

おしゃれなだけじゃない考えさせられる映画。
不眠症or永遠の眠り。
究極の選択だな。

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

ホロコースト映画って辛い状況のなかでも希望を見出すような感動作が多いと思うんだけど、これはひたすら陰鬱な気持ちになった。感動したくてホロコースト映画を見ようなんて思うことが間違っていたと思わされるぐら>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

5.0

泣いた。ボロボロに泣いた。こんなにも泣いたのは、私が女で、もう若くなくて、ハンナのように自分の自尊心が自分の人生や人間関係を邪魔している自覚があって、そんな自分が憎いからだと思う。愛する人にも自尊心を>>続きを読む

野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.8

青春は屍を越えて。っていうキャッチコピーがいいね。2人にしか分からない快感、秘密の計画。彼らにとっては青春だったんだな。ダークな青春。そこに女はいらない。
たしかに戦場カメラマンってあんなにも人が大勢
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

日本で一番の刑事になろうとして日本で一番悪いヤツになってしまった男の実話。綾野剛がどんどん墜ちていって最後はもう見てられなかった。
結果重視だと結果を出すために多少ズルをして不正な手段を取りそうになる
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

おもしろかった!今の日本にゴジラがあらわれたら政府はどう対処するのかという話。ときどきコロナに置き換えて観てた。アメリカからの圧力にも屈せず、国民とその未来を守ることを最優先に決断できる長谷川博己みた>>続きを読む

蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.8

初めての松田優作にシビれました。低くて渋い声、キザな台詞。まるで洋画の吹き替えみたいに聞こえるんだけど、それが似合ってしまうのは日本人で松田優作しかいない。ハリウッド俳優みたいなオーラを放っている。こ>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.5

謎こそがカイザーソゼの魅力。どこまでが嘘でどこまでが真実なのかはっきりしないで終わるのに後味が悪くなくて、むしろ謎めいた魅力が増すという終わり方がかっこいいなぁ。
2度目の鑑賞にも関わらず伏線を見つけ
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.0

一言で言うと、変な映画。良くも悪くも。とある人の「愛のむきだし」には不快感しかなかったけど最後の満島ひかりの「愛のむきだし」には感動した。しかし変な映画には変わりない。
宗教とか洗脳とか、社会的なメッ
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海街diary(2015年製作の映画)

4.0

万引き家族を観て久しぶりにこちらも観たくなって。
万引き家族とは違ってなにも考えずに見られて、鎌倉の自然の風景や人々の優しい空気感に癒やされる。4姉妹はひとりひとりが輝いてたし、樹木希林、風吹ジュン、
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

是枝監督の撮る家族の食事風景が好きだなぁ。家族が家族であるためには、まずは親の子への愛情、共に過ごす時間が必要不可欠なんだよね。血の繋がりがあっても家族になれない家族がいる現実が悲しい。かと言って愛が>>続きを読む

白い巨塔(1966年製作の映画)

4.0

なーにが白い巨塔だ。真っ黒じゃないか。
里見先生みたいなお医者さんが理想的なんだけど、田宮二郎がかっこよすぎるからなのか、生い立ちに同情したからなのか、心の片隅にある野心が共鳴したからなのか、財前の成
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

音楽もいい。役者もいい。心にじーんと響く素晴らしい映画。
思い出したくもない、葬り去りたいほどの過去を抱えて生きていく辛さははかり知れない。その過去との決別のため、会いたいのに、すごく会いたいのに、あ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

こうなることは分かっていてあの遺言状を書いたのだろう。すべてを終わらせるために。
みんな自分のことしか考えない忌まわしい一族であり、愛に飢えたかわいそうな一族でもある。最後にちょっとだけ親子の愛に感動
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0

美術品に囲まれた生活、秘密の空間、ミステリアスな美女。いいですなぁ。
人の感想を読んでから観てしまったばかりにオチは予想できたものの、主人公と一緒にぽかーんとしてしまうシーンがあった。
先入観なしに観
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

「死ぬほど」の極み。
ライバルとの闘い。己との闘い。勝てたと思ってもまだ闘いは終わらない。終わらせちゃいけない。
グッジョブって言われて喜んでるようじゃ私はまだまだ甘いな。

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

4.0

なんとなく予想できたのに泣けた。途中までつまらないなぁと思ってたのに泣けた。眠くなってたのに泣けた。最終的には眠気が吹っ飛び、観てよかったなぁと思えた。
家族のことを大切に思わせてくれる作品でした。

渇き(2009年製作の映画)

3.0

現実的な吸血方法。
幽霊を挟んで交わる男女。
目に全生命力を宿してるかのような瞬き。 
数々の衝撃映像を見せられた。
もはやコメディだろ。

母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

母なる証明によって明らかになる残酷な真実。しかし、警察が無能なうえに、“母なる証明”さえもしてもらえず、誰からも救いの手を差し伸べてもらえない人がいるということが何より残酷で胸が痛んだ。