荒野文京さんの映画レビュー・感想・評価

荒野文京

荒野文京

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悪霊島(1981年製作の映画)

2.6

 篠田監督追悼で鑑賞。「鵺の鳴く夜は恐ろしい」というキャッチフレーズが印象的だったなこの作品。公開当時劇場で見た記憶があるが、覚えていたのはジョン・レノン殺害のニュースの冒頭と、エンディングのレット・>>続きを読む

スパイ・ゾルゲ(2003年製作の映画)

3.8

篠田監督追悼で再鑑賞。改めて心動かされたが、公開当時との政治状況の変化を感じた。なにしろ現在オンディマンドでは見ることもできないのだから。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.2

何度見たかもわからない傑作。徹底したエンタメで、出演している大物アーティストはほとんど亡くなってしまっている今日、作品の貴重さは高まる一方だ。

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.9

最高に楽しく面白い作品。安定した物語はどこか懐かしさも感じた。

あ・うん(1989年製作の映画)

3.5

再鑑賞。三人の奇妙な関係は面白いが、宮本信子役の本妻が可哀想だと感じた。

阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

3.0

 原作長編を約2時間に丸めた森田版阿修羅。その力量に敬服しながらも、省略したり、順序を変えたりするなどして、原作に描かれていたいくつかの大事な要素が削ぎ落とされているように感じた。また、一部登場人物の>>続きを読む

ブコウスキー:オールドパンク(2002年製作の映画)

3.4

久しぶりの再鑑賞。カルト作家を聖人化することなく、奇行やどうしようもなさを余すところなく描いた貴重な作品。たくさんのアーカイブに加え、出版社など関係者、トム・ウェイツ、ボノ、ショーン・ペンらのコメント>>続きを読む

エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

3.8

貴重なアーカイブと関係者の証言を丁寧に繋ぎ合わせ、一人のミュージシャンの生涯を語る労作。クラプトンを讃えるありきたりの内容と予想していたが、ギター・レジェンドの弱く情けない部分がきちんと描かれ、見応え>>続きを読む

MR. JIMMY ミスター・ジミー レッドツェッペリンに全てを捧げた男(2023年製作の映画)

4.3

ようやく日本公開されたぶっ飛び作品。ジミー桜井が人生かけて「何か」を追い求め、日本国内で満足することなく、ロックの本場米国で挑み続ける姿勢はもはや「変人」の域を超え、尊敬に値する。映画が完成した201>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

4.0

再鑑賞。爽やかな世界が眩しかった。素晴らしい。

ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.9

暗い世相をぶっ飛ばしてくれる「奇才」岡本喜八監督の快作!山下洋輔もタモリも若い。数年前に行われたミュージカルも観たかった。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

今更ながらぶっ飛んだ。名作、話題作はちゃんと自分で観なければいかんと猛省。

陪審員2番(2024年製作の映画)

4.6

いつにも増して素晴らしいイーストウッド監作品。こんな良作が劇場公開されないなんて信じられない。

集団左遷(1994年製作の映画)

3.6

もはや存在しない昭和の日本。バブル崩壊なんてついこの間の出来事と思っていたが、こんな価値観で生きているサラリーマンの多くは死滅しており、社会の激変ぶりを痛感した。会社を私物化するお偉いさん、上層部に媚>>続きを読む