原作長編を約2時間に丸めた森田版阿修羅。その力量に敬服しながらも、省略したり、順序を変えたりするなどして、原作に描かれていたいくつかの大事な要素が削ぎ落とされているように感じた。また、一部登場人物の>>続きを読む
久しぶりの再鑑賞。カルト作家を聖人化することなく、奇行やどうしようもなさを余すところなく描いた貴重な作品。たくさんのアーカイブに加え、出版社など関係者、トム・ウェイツ、ボノ、ショーン・ペンらのコメント>>続きを読む
貴重なアーカイブと関係者の証言を丁寧に繋ぎ合わせ、一人のミュージシャンの生涯を語る労作。クラプトンを讃えるありきたりの内容と予想していたが、ギター・レジェンドの弱く情けない部分がきちんと描かれ、見応え>>続きを読む
ようやく日本公開されたぶっ飛び作品。ジミー桜井が人生かけて「何か」を追い求め、日本国内で満足することなく、ロックの本場米国で挑み続ける姿勢はもはや「変人」の域を超え、尊敬に値する。映画が完成した201>>続きを読む
暗い世相をぶっ飛ばしてくれる「奇才」岡本喜八監督の快作!山下洋輔もタモリも若い。数年前に行われたミュージカルも観たかった。
話題に違わず素晴らしい作品。気付いたら泣いていた。
いつにも増して素晴らしいイーストウッド監作品。こんな良作が劇場公開されないなんて信じられない。
もはや存在しない昭和の日本。バブル崩壊なんてついこの間の出来事と思っていたが、こんな価値観で生きているサラリーマンの多くは死滅しており、社会の激変ぶりを痛感した。会社を私物化するお偉いさん、上層部に媚>>続きを読む
タイトルから軽く甘めのコメディと思っていたが、さにあらず。美しい田園風景を歩き続けるハロルドの姿に、人間の愚かさや弱さ、力強さ、人生や夫婦関係の複雑さ、素晴らしさについて、ほろりとしながら考えさせられ>>続きを読む
DVDも存在しない幻の一本と呼ばれるが、不寛容な令和の現在から観るといろいろ問題点を指摘したくなるような作品。梅宮辰夫演じるプレイボーイは底抜けにいい加減で、野川由美子演じるヒロインもぶっ飛んだ性格>>続きを読む
何度見ても素晴らしい。チャンドラー原作ながら現代風アレンジで最後まで一気に再び見てしまった。公開当時ラストの意外性が議論を呼んだのも当然だろうが、それでも作品の完成度を落とさなかった名作。さすがは名匠>>続きを読む