もはや存在しない昭和の日本。バブル崩壊なんてついこの間の出来事と思っていたが、こんな価値観で生きているサラリーマンの多くは死滅しており、社会の激変ぶりを痛感した。会社を私物化するお偉いさん、上層部に媚>>続きを読む
タイトルから軽く甘めのコメディと思っていたが、さにあらず。美しい田園風景を歩き続けるハロルドの姿に、人間の愚かさや弱さ、力強さ、人生や夫婦関係の複雑さ、素晴らしさについて、ほろりとしながら考えさせられ>>続きを読む
DVDも存在しない幻の一本と呼ばれるが、不寛容な令和の現在から観るといろいろ問題点を指摘したくなるような作品。梅宮辰夫演じるプレイボーイは底抜けにいい加減で、野川由美子演じるヒロインもぶっ飛んだ性格>>続きを読む
何度見ても素晴らしい。チャンドラー原作ながら現代風アレンジで最後まで一気に再び見てしまった。公開当時ラストの意外性が議論を呼んだのも当然だろうが、それでも作品の完成度を落とさなかった名作。さすがは名匠>>続きを読む
本人が亡くなって4年後につくられたドキュメンタリー風バイオ。本人の似非モノローグや再現ドラマにはやや違和感を感じるが、当時のニュース映像も貴重だし、時代に沿った本人の演奏シーンはすばらしく、複雑な生涯>>続きを読む
バス・ラーマン監督作「エルビス」と対となるような作品。佳作とは思うが、プレスリーの音楽を使うことができなかったのが残念だった。
コテコテにつくられた映像に抵抗があったが、見ているうちに慣れ、楽しく見入った。評判通り楽しい映画で、主演のオースティン・バトラーも違和感がどんどんなくなり、最後はプレスリー本人と見間違うほどだった。ト>>続きを読む
ニコラス・レイ 監督が自らの人生に「カット」するようなラストシーンが印象的。ヴェンダースらしい素晴らしい記録映画。だらだらと続く中盤で、昔観たことを思い出した。最後の日々を見守ったスタッフが語るエピ>>続きを読む
アニメの世界にいい感じに迫っており、馬鹿馬鹿しく楽しくて、なかなか面白かった。コミカルで急にハードボイルドになる主人公の冴羽獠を実在の人物として演じることができるのは鈴木亮平以外にはいないのでは。声色>>続きを読む
テーマが重厚で、個人的に気軽に何度も観たいと思う作品ではないが、久々にスクリーンで鑑賞することができた。迫力ある画面、音楽に時を忘れ、やはり構成の巧さ、丹波哲郎の味のある演技に痺れた。笠智衆、渥美清も>>続きを読む
坂本龍一、高橋幸宏をはじめとして、佐野元春、ユーミン、矢野顕子、大貫妙子、綾戸智恵など日本を代表するミュージシャンが愛するスタジオをめぐる物語。楽しい作品だった。