winさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

3.9

安定した池波作品であることが如実に感じられる。豊川悦司、愛之助、椎名桔平、佐藤浩一、凄まじく渋い。深い。印影のさらに深いところに闇や悲しみ、怒りを忍ばせた佇まい。物語がしっかり進んでいきつつ決して飽き>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

トムハンクスだからこその醸し出す雰囲気にフォレストガンプのその後がオットーさんだったのでは?とふと思ったりした。愛する人の喪失感はやり場がないのかもしれないけど作品を見て優しくなれたのは事実だ。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

笑えて楽しめてワクワクしてが詰まったアトラクション作品!次から次へと魔法や怪物が現れてと楽しさ抜群。テンポもいいし気楽に観てるのに異世界に飛び込んでしまったくらいに没入しちゃう。

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.7

メグレ警視のパイプとお酒と地味だけど存在感ある佇まいと殺人事件という悲しみ、冷たい街並み。すべてがメグレ警視とセットになっている感がいい。カッコ良い。ふと見せたメグレ警視の微笑みがたまらなかった。

セールスマン(1969年製作の映画)

3.8

至るところで繰り広げられていて、いつの時代もめちゃくちゃ身近な事なのに、聖書を売る!まさかのと一瞬思ったのに観ていく内になんだか売る側、買う側のどちらにも気持ちが動いて共感してしまった。究極のドキュメ>>続きを読む

とべない風船(2022年製作の映画)

3.7

逃れることのできない悲しみや辛さ。死はどんなかたちであれ受け入れることは困難であり、何か答えがあるわけではないからこそ私は作品に出会い作品を通じて見つけようと努力する。そして東出昌大という俳優を私はや>>続きを読む

あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.6

人を愛するということ。正しいとか正しくない、とは違う次元でかつ生きる事そのもの。人の恋愛を理解できるわけがないからこそ小説の物語のように鑑賞した。広末涼子と寺島しのぶの表情、小説以上の何かを訴えてくる

シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.7

まさかの設定からの感動ストーリーだけど子供の頃のE.T.みたいに子どもだけじゃなくて大人だって夢みたりそうしたいなぁと願う事は恥ずかしい事じゃないって思わせてくれる作品かな。歌うまい😋

ロストケア(2023年製作の映画)

3.9

見たいものと見たくないものを選んでいる。作中にはグサリと刺さる台詞がそこかしこにありと同時にではどうすればよかったのだろうかと叫び出したくなる。松山ケンイチの優しすぎる悲しみと長澤まさみの強くありたい>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.7

独身と未婚は状況は同じ事だけど結婚してない状態が人として不完全な状態?でも社会で生きていてシステムを真っ向否定したいわけじゃない。作品の2人をみて大切なのは、幸せはそこにあることに気づくことよね、と笑>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.8

贅沢なお遊びシネマに満足。やっぱり夢あるなぁ。だから楽しいし夢の世界でも簡単ではないし不完全だし、そこがいい。吹き替え版だったからわかりやすかったかも。ユーモア満載です

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.8

事実を元にした作品。2001.9.11の衝撃はあの日から20年以上経つが怒りと悲しみとが入り混ざる混乱は生きることや失うことの不条理を突きつけられる。命の価値を問う事自体何か怒りを覚えるが必要な大切な>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

アカデミー賞作品の『スポットライト』以来に一気に引き込まれた作品。事実を元にという力以上に頭ではわかっていてもその事実に光を当て声に出さない限りそれぞれの事実は心の中で膿んで腐りむしばんでくるのかもし>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

日本アカデミー賞主演女優賞を岸井さんが受賞した事で作品を目にする人が増えたら素晴らしいと思う。伝える手段のひとつがないと観ている側に様々思考がめぐる。正解を求めてしまいたくなるけど、違う。観て、感じて>>続きを読む

マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

4.0

R R Rでインド映画の爆発的な生命力にあてられてしまった私は間髪入れずに、まさかの応援上映とは知らず劇場へ。これまたかっちょえー!痺れちゃいました!そして主演の先生が同年と知ってまたひっくり返ってい>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

もともと観たかったけどおすすめされた作品。おすすめ間違い無しです。泣きました。泣くことが理由じゃないけど私なりに感情が揺さぶられる作品は間違いなく観る作品であると思う。アニメで音を表現することは不可能>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.6

シン・ゴジラの衝撃からエヴァを知ることになりどっぷり庵野作品に浸り尽くしたい欲求沼の私にとっても最高に監督の愛に浸りまくれた作品だ。この時代に生まれた事に感謝して、また観に行こう思う。嗚呼、仮面ライダ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.6

インド映画がアツい!とは聞いていたけど本当に凄い!純粋に底力というか生命力を感じる作品だった!尊敬に値する。羨ましくさえ思うパワー。映像も音楽も設定も‼️まだ観たことがない方には騙されたと思ってまず観>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.7

アベンジャーズ・アイアンマンロストで気分が落ち、ブラックパンサーの続編に光を見てからのアントマン!期待し過ぎてしまった感はあれど小さいヒーローは楽しませてくれたのである。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.1

溜め息が止まらない。パク監督に魅了されっぱなしだ。被疑者と刑事という禁断中の禁断に加えて、主人公2人の表情、仕草に惑わされる。映像も山、海、アップの手元に上空からのショット、、、結果、ラストまで放り出>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

やっぱりやっぱり映画って素敵なんだよなぁ。この気持ちって説明不用ですらある。自分がスピルバーグ監督の時代に生まれて幸せだとすら思う。このシーンてもしかして?とワクワクしながら観た。

湯道(2023年製作の映画)

3.8

何気なく鑑賞してしまったけど温泉の映画というだけあって見終わった後、とてもあたたかくなった。濱田岳、生田斗真、橋本環奈の憎めない3人組を取り囲む役者陣もまたニクイ!

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

すんごい映画ができたものだ!驚愕過ぎて敬服するぐらいスゴい映画だと思う。監督さんはじめスタッフの方々を尊敬しちゃいます。マルチバースの破茶滅茶が破茶滅茶で終わらないしバランスがいい。説明なしでまずは見>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.8

久しぶりの池井戸作品。独特であり骨太でもある正義を軸にこんなにも作品という実を生み出すことに改めて感銘。映画作品になると魅力ある役者の味わいがたまらない。阿部サダさん、柳葉さん、橋爪さん、柄本さん。味>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.9

実は何故か懐かしい感覚に似た擬似感覚があった。音楽とスクリーンが融合して、醜悪なのに度肝を抜かれるオープニングからの熱量が半端ない!ブラピがいい。ハリウッドスターが似合う。スポットライトの光と光の虚ろ>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

3.8

丁寧に丁寧を重ねたような時代劇。こういう正統派と言っていいのかは別としても池波作品を丁寧に誠実に描く作品は私は好きです。日本の文化をダイレクトに味わい吸い尽くしたい感じすらする。艶がそこにはある。派手>>続きを読む

金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.8

とってもとっても優しくて、音楽も物語も声優さん達も優しくて優しくて。癒されました。素敵な作品に疲れた心がすぅーってなった。キュンとしてうるうるってしたよ。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

寒々しく不穏さを匂わす景色、一方で孤島の美しさに魅力を感じてしまう。何より終始コリンファレルの朴訥としてるけど親友の突然の拒絶に戸惑い、悲しみ、怒り、悩み、苦しむ、その微妙な表情にもう何とも言い難い虚>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.8

日本を代表する美男美女俳優がスクリーンにバーン登場する様は何とも贅沢。そしてこれこそザシネマな感じもして記念すべき作品だと素直に思う。映画でこそこういう贅沢で素敵で史実よりロマンチックで私は好きだ。映>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.7

こっちも途方に暮れた(笑)でも藤ヶ谷くんが抜群に良かったと思う。そして豊悦!
都会の華やかだけど乾いていて雨が降って少し潤ったように感じて、北海道の雪が湿って暗く静けさに飲み込まれそう。

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.8

リアル放送時には観ていなかったドラマだが、動画配信の一気見でファンになって鑑賞。私たちの拠り所となる法律にまつわるストーリーは心をつかむ。こうありたいと願う理想の気持ちと現実に挫けてしまう弱さの狭間。>>続きを読む

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.6

このタイミングでコナンの特別編とは!おさらいな感じで良かったです。
今年のゴールデンウィークあたりの新作がまたまた楽しみ。

嘘八百 なにわ夢の陣(2023年製作の映画)

3.6

痛快というより、してやられたりという感じ。中井貴一さん佐々木蔵之介さんの名コンビぶりと大人向けドタバタコメディ
まだまだつづきそう

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

いろんな切なさや悲しみがあり、同様に楽しさやあたたかさがある。伏 線の回収は丁寧だったしすべてにおいて回収することがすべてじゃない異世界タイムトラベル的な設定作品。
高山みなみさんの『真実はひとつ!』
>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.7

ドラマシリーズは未視聴でも吉岡さんが島国の診療所の唯一の医者と聞いて感動しない訳ないと、新年一本目の鑑賞作品に。
20年越しに同じ主人公を演じられた重みや深みや温かさみたいなものに包まれた。そして与那
>>続きを読む

ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

3.6

福田さんらしい解釈&切り口のステキなキャストをある意味無駄に(笑)使う作品。吉沢亮や中川大志、しいては橋本環奈ちゃんと監督を信頼してるメンバーだから楽しそうだし、私はそれが好き。親近感で楽しい。わかる>>続きを読む