子気味良いというか半ば強引なテンポの編集。当時のフランスの流行りだっのかファッションが凄い良かった。
強迫的な信心深さ故に苦境に立たされる主人公が、それでも信仰を貫こうとするのはもはや感動的でさえあり、同時に理解不能な物(異文化)の恐ろしさを色んな意味で感じさせる。
ラスボス感たっぷりのメル・ギブソン、超クールな佇まいのウェズリー・スナイプス、愛嬌たっぷりのアントニオ・バンデラスと、新キャラさえロートルばかりが魅力的で若手が全然冴えなかった。
最近ローファーしか履いてないけどグッときた。もっと詳しく知りたい人は『スニーカーの文化史』という凄まじい名著があるのでおすすめ。
モノローグと羽川翼を省いたら信じられない傑作に様変わりしたみたいな映画。
マクドナルドに限った話でなく、アメリカの食文化の異様さにドン引きする映画。
「映画は見つめ合う2人の男女の視線を同一の画角に収めることはできない」みたいな話を昔誰かがしてたと思うが、まさしくそこから疎外される者の視点からその視線に挑んでると思った。
自傷行為って傍から見たらめちゃくちゃ怖いんだなっていう映画だった。
最後のたけしのシーンで一気に引き締まった印象。ドキュメンタリーでもないのにここまで時代の空気感を切り取ることができてるのは面白い。
あらゆるタイプの人間をうっすら見下しているという意味では本当に抜かりがないと思った。
傑作。絶対出くわしたくないあれやこれを体験させてくれる良いホラーだと思う。
擦り倒された要素のパッチワークみたいなミステリだが、鬼太郎なので当然妖怪のせいだったりするしアクションも豊富にある。少々大人向けすぎるだろうと思ってたらラストでのとある作品との符号に納得&感動した。
後半奇を衒ったようでいてむしろありきたりな展開になりかけるんだけど、流石に読めるはずのない着地になんて気持ち悪い物語なんだとゾクゾクした。伊原六花がものすごく可愛く撮れてる映画。