100年前の凄惨な事件について思いを巡らす、同時にこれは昔の話ではまったくなくて、今、現在のことだと思わずにはいられない。この作品を今日観た意義は大きい。
試写会で鑑賞。
バスティアンとクロエ。思春期の繊細さと、大人になりきれずもどかしく揺れる感情。そこに生々しくて言葉にしようのない危うさと儚さが、湖や幽霊といったモチーフと共に不穏に滲んでいた。
太陽に>>続きを読む
泣かそうとする演出とか全然ないのに、やたら泣けてしまった。ミー坊の真っ直ぐな魚愛とそれを見守ってくれる人たちの優しさに。
周りからの言葉や空気に侵され刻まれてしまった2人。そこにあるのはダリアの花畑のように混然とした2人だけの美しい時間だったはずなのに...。生々しく揺さぶられる心の振動を、静謐な瞳と表情を映して繊細に描>>続きを読む
