宮崎駿が心の奥深くに招き入れて全てを見せてくれているかのような作品だった。彼が抱いてきた生死に対する哲学や思想、創作の源泉のようなものをシーンやイメージの連なりの中に感じた。劇場で観ることができて良か>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あれ?これループしてる....?と気付いてみんなのスイッチが入った時と、2人が逃避行のムードになった時が良かった。
舞台になった貴船の旅館が主演の役者さんの実家だと鑑賞後に知って驚き。
凄まじい映画だった。誰もが怪物になりえるし、誰もが怪物なんかではない。子どもたちの走る後ろ姿に、人が関わり合っていくことの苦しさと、美しい希望を思う。
温かいのに、悲しくて、寂しい。集められた曖昧な記憶の断片に包みこまれて、胸をギュッとしめつけられた。
人間のダメで滑稽なところを描きながらも、それぞれが生きる中での事情に優しくフォーカスしている感じが良かった
目玉のシールがついた石のシーンが可愛くて好きでした👀