傷を負った男が再生する話という評があったけど、主人公は、決して再生しない。
傷は傷としてずっと残る。
その傷の痛みを引き受けながらも、生き続けることを決めた男の話。
ソン・ガンホ演じる父親の最後の行動は、人間としての尊厳を取り戻すためのものか。……と思ったのも束の間、「金」がないと救われないという、冷徹な現実を結末でたたきつけられた。
それでも、生きていかねばな>>続きを読む
個人的には史上最大の過大評価映画。登場人物が全員「記号」。マイケル・マンは、コミック作家に向いてると思います。映画監督ではなく。
映画としての疵が目立つ。ジャズは重要な要素だけど、ずーっと鳴っているので、途中でウルサく感じた。
ストーリーも改変したことで、テーマがぐちゃぐちゃになっちゃったし。
権力に固執するモーゼスを通してト>>続きを読む
役者は素晴らしい。作品自体は古臭いし、オリジナルにあった緊張感がない。
こんな作品でオスカーとっちゃうところがスコセッシの不幸。