一休さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

非常に語る事が多い映画だった

長い上映時間だったが、緩やかに進みつつ人を離さない良いテンポが、見ていてとても心地良くなっていき、時間的束縛を感じさせない作りになっており感心した

演出的発見やストー
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

まさにマルチバース!
本家アメコミの、日本のコミックとは違う独特なルールをサムライミの外連味がうまく演出していてとても楽しかった!

ディズニーだってこれぐらいはやるぞ!と言わんばかりの凶悪描写もより
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

美しさ、恐ろしさ、そして哀しさ愛しさ
多くの感情を内包して煌めくネオンとロンドンは非常に美しかった

こういったノスタルジーと美術を映す作品で、今の時代でホラーを撮ったことに驚いたし、サスペンス的要素
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

少しテイストは違うが、現代のスナッチのような、複数のパートが絡み合って話を作っていくような作品だった

その中でも主役のマイケルが持つ、まさにライオンのような強さと気品と少しの情けなさがたまらない…
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.7

狂気!狂気!狂気!
元の作品が元だけに、どれだけやり切れるかみたいなところが目標みたいな作品だったのでその点で言えば高得点だったのではないだろうか

とにかく凄まじい勢いでニコラスケイジ率いる家族が狂
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

やはりこの監督は唯一無二だな…と実感させてくれる

舞台のような構図と流れて動いていくような演者の出し、戻り、途中に挟むアニメーションやフィルムのサイズ
なにもかもが愛おしく感じる、この監督の映し出す
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

まぁ概ね予想通りにしか進まないのでミステリーとして見るとイマイチ…

しかしこの作品の本筋はどんでん返し性ではなく、文学というもの、大きく見れば芸術というものの価値を決めるのは誰なのか
敬意を払うべき
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

マジサイコー

邦画の良さって結構肌感でしか分からなくて、これがこうっ!とは言えないんだけど、これはまさに邦画の良さってやつがいっぱい詰まった、最高に最高な空気感の殺し屋映画

主人公の二人が堪らなく
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.6

相変わらずやることなすこと迷惑ばっかかける親子の話

結果的には…なのかもしれないが、前作の子供作ってるところからもそうだけどとにかく登場キャラが辺なとこ間抜けで悲しくなる

お話を動かすためにキャラ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

まさに因果応報

恐怖の象徴として出てくる、損得の域を超えた悪である鈴木亮平がたしかに怖かった
が、まあ…というか
暴力的描写に力が入りすぎており、つまるところのテーマはやっぱりヤクザの衰退と古いヤク
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

凄まじく重苦しい中に感じる、現代的バットマン

ここ最近のバットマンから打って変わって、 ジョーカーやダークナイトのようなシリアステイスト、近代になって出てきたドラマゴッサムのようなおよそヒーロームー
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

ここだけでは点数はつけられないが、あえてつけるとすれば…

連作の1作目なのでしょうがないのだが、流石に中身がないというか、味わえないほどに風呂敷が大きいというか…

スターウォーズやロードオブザリン
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.7

い つ も の

めちゃくちゃオーソドックスなナチスの実験vsアメリカ兵のやつ
セットもcgも戦闘もバランス良いのでとても見やすいが、逆にもっと外連味を求めていると少し物足りないかも
武器人間ほどやれ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.9

ジェームズワンは天才か

ホラー映画はどんなに怖いものでも冗長になりがちである。言ってしまえばフィクションであり、恐怖感というものを映画の尺で描くとどうしてもストーリー性に時間を割かなくてはならないた
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

後になってからMCUではこれを見ないといけなくなりそうな感じ…
主題というかテーマがかなり薄く、実は地球の裏ではこんなシステムがあったんだよという説明のための映画
これ単体で見るとアクションやキャラク
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

凄まじいブラックユーモアと恐怖に溢れたSF

隕石衝突の危機を前にして、生きるか死ぬかではなくいかに利益を得るか、自分を通すかを考える現代社会のいやらしさをこれでもかと見せてくれる映画だった。
どこか
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

たけしの無骨で優しさのあるカッコよさ
その原点のフランス座時代の映画

時代を感じる雰囲気づくりや、劇団ひとり特有の沁みる空気感満載で見ていてグッときてしまう。
柳楽の「たけし」と大泉洋の師匠もかなり
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.8

難解さは消えたものの、「マトリックス」らしさは残したジェネリックマトリックス

続編と言っても大分年月が経っているだけあってかなり厳しいことになるかと思われたが、マトリックスのもつ独特のSF感やメタフ
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.8

よりぶっ飛んでてよりデタラメな、まさにスーパーエンターテイメント映画!これぞワイスピ!

より話の内容がガバガバになっていくが、それはともかくカーアクションとしてはこれを超えるものはないだろうってくら
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.7

こういうのが出てくるからヨーロッパ企画は面白い
作中でも言及があるが、まさに藤子・F・不二雄のすこしふしぎのような作品
サクッとみれる内容に、精一杯の工夫と演劇的なコミカルショーが入っていて楽しい
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

言動とシーンだけ切り出したらどう考えてもヴィランのジジイがマジでイケてる!

イリヤ監督らしい、テンポでコミカルな大量殺人がもう最高に素晴らしい

ジョンウィックがだいぶ入り組んでしまったせいもあって
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コンティニュー(2021年製作の映画)

3.7

3.8寄りの3.7と言った感じか

ループ物の基本を押さえている、というよりもループの王道そのもののような内容
システムやシナリオはかなりご都合だが、積み重ねて強くなる、ゲームRTAのような展開でひと
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

ジェームズガンのブラックで下品なジョークが盛りだくさん!
スーサイドスクワッドの名に恥じない、粗雑で暴力的なシーン満載の生まれ変わった良作品

前作と違い、キャラクターの個性も良い意味で強く、また作品
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.8

気分爽快に見れるクライムアクションコメディ

かなりガバガバな部分はあるものの、それを補ってあまりうるキャストの豪華さとアクションシーンの派手さ
テンポも良く、楽しいシーンが延々と続く感じはまさにエン
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.7

真田広之の映画だった と言っても過言ではない気がする

原作でも人気の1番いい役を1番いい形でもらえた真田のキャラクターが1番映えていた。
ストーリー自体はかなりおざなりでテンポも非常に悪いが、元のゲ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

すっかりおなじみメンバーになりつつあったMCUに新しく仲間入りしたアジアンヒーロー
内容は割りかし平々凡々だが、序盤からのカンフーアクションの出来がすこぶる良い
グリーンデスティニーから続くワイヤーカ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

テーマとしてはよく出てた「ゲームの中の世界」をすごい上手く映画化してる

表層的な部分のオマージュもすごいよく出来ていてくどすぎないくらいに面白い
それに過去さまざまな映画で描かれていた内容をふんだん
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

とにかく美しい
クルエラの生き様、演じるエマストーン、セット、音楽そのなにもかもが美しくて終始圧倒されてしまった。
強すぎるセットの美しさは時にエンターテイメントになりえて、見ている最中に滅茶苦茶に惹
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

手向けのような映画かな?

ユニバース理解のために見る必要はないが、これまでのアベンジャーズ、ブラックウィドウを愛する人は見ても損はない
アクションシーンの迫力は凄まじく、これからのMCUの映像として
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.7

点数3.7.5という感じか

前半の疾走感や緊張感はかなり良かった。
しかし後半、話の本題がテーマになってくると途端に微妙に。
この手の映画はよほど設定が凝ってない限り、主人公のどうとかよりも見たいの
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.7

スリリングなカンニングクライム映画
主人公2人の天才感に圧倒されながら緊迫のカンニングシーンを楽しむ
ストーリー的には最終的に勧善てきな終わり方だけど、途中のバンクが言った「お前が始めた事だろ」のとお
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

タランティーノが撮りたかったものがこれでもかと伝わってきてなんだか嬉しくなってしまった

当時の映画界の良さを、雰囲気をこれでもかと描いてくれているのだろうな〜と思いつつ、当時を知らない自分はただ映さ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.8

平等を作るのは何なのか、普遍的な仕組みとはなんなのか

全編にわたって行われる凄惨な内容に終始引き込まれる。

食事を運ぶ制度、それを行う組織、全く同じ部屋達、狂人、善人、全てがある種の問いかけのため
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.7

話の展開が良い意味でも悪い意味でも読めない作品
近年流行の兆しにある不穏系映画だったが、怖さと言うよりは不気味さが強く、不気味と恐怖は別物なんだなと言う事を実感させてくれた。

面白い面白くないと言う
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