寝ろ君さんの映画レビュー・感想・評価

寝ろ君

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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

4.0

真摯にやってるだけで今更見返すと高評価を付けたい。特に手ブレや構図の難しさなど、スーパーマン達を「他の惑星から来た者」として表現する技法が気に入った。
アクションシーンはDCのが好きかもな、やっぱ。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.7

何度かテレビとかでも観てるはずなのにあんまり話の筋を覚えていないのは画面が暗すぎるから&最終決戦に向けての伏線張りがメインで大きくドラマがないからかも
面白いから観ちゃうけどね

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.2

現実からほんの少し狂っただけの空気をビリビリ感じられて非常に良かった。反面、広大なアメリカをSUVぶっ飛ばして走る爽快さはロードムービーものとしても評価したい。久しぶりに音を超デカくしてスピーカーで観>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

3.5

爽快なヒーローものでありながら、広範なテーマを無理なく詰め込み切ったディズニー随一の脚本作品。
それでいて、いやだからこそか、自分には刺さらないかな。流し見していてきづいたけれど鑑賞は二度目でした笑
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.7

東日本大震災を受けて作られたという、伊坂幸太郎の短編を原作にした作品。コンパクトながら手堅く、出演陣も豪華だ。松岡茉優このころからもう上手いし、竹内結子がチョコっと出てて嬉しい。

なんで伊坂ワールド
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.2

“女性の生き方”という現代的なテーマを当時から扱っている作品だと感じた。
別にポルノグラフィックなわけではないが非常に官能的な演出があり、普遍性を持ったストーリーのなかでもレクターにはキャラとしてワク
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

BBC制作らしい手堅い演出とサリー・ホーキンスの素晴らしい演技。テーマに惹かれた人は観る価値大きいと思います。
事実を基にしているからラストは賛否ありそうだけど、悪くない演出かなと。

砂の器(1974年製作の映画)

3.9

いい顔の俳優ばっかり
みんな本物の顔で生きている

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.8

面白いのかどうかもよくわからなかった
「バーバー」と同じモチーフがわんさか出てくるんだけど、そもそも同年公開の「裸のランチ」とめちゃ似てるのってたまたま?

アザーズ(2001年製作の映画)

3.5

たまたま2日続けて息の詰まるようなマザーフッドものだった。こういったドンデン系はシャマランが1番肌に合うなやっぱり。ニコール・キッドマンの魅力的な演技に目を奪われる。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.6

病めるドン・キホーテ

露悪マザコンエログロ作家なのに世界中で持ち上げられているアリ・アスターという稀有な存在。人間同士の傷や病理を歯を出しながら笑って吹き飛ばすようなユーモアが最後まで爆発していた。
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

3.5

ホテルにてほぼダラーっと流し見して特に感動などもなく、昔のアメリカ映画っぽいテンションと愛らしさは感じました

しかしナンだってかつてないほど暑い夏に地上波でやったんだろう?
気分だけでも涼しく…って
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

国と国がやり合ったら俺らだって靴紐の結べない10歳児と同じだよ、生きるよ

GOEMON(2008年製作の映画)

3.3

監督、ONE PIECE読んだ?

アクションとか映像いいけど、邦画っぽい予定調和のつまらなさと要所でそれを裏切る点がスケールの割に評判を悪くしてると思う、知らんけど

CASSHERN(2004年製作の映画)

4.5

(俺が)キャシャーンを観ねば誰が観る

6億で作ったというのが信じられんくらいキャストも豪華で映像がリッチ、好みな作品だった。平成の邦画らしい熱っぽさも良い

2時間でまとめるには重たすぎるテーマなの
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.8

何度観てるかわかんないんですが笑
その度に発見がある、三谷幸喜初期作品の傑作

初っ端から長回しでグワーンと引き込んでおいて、その後は舞台芝居と短めなカットで飽きさせない、立派なエンタメ
こういうホン
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.2

映像表現や設定がかなりツボ
しかし仕事なんやからさっさと◯になよ、とは思った

ラストまでちゃんと展開があって意外とサービス精神ある、気に入りました

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.7

近頃はサイコパスって言葉が単に狂気を帯びたキャラクターの形容にも用いられるようになってきてるけど、本物はこの映画のように日常生活を問題なくどころか順調に営みながら自身の愉悦のために人を殺すような連中の>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.4

作者不明の韻文を映像化するというところに心意気が感じられて良かったものの、荒唐無稽で観客が望むものがなかなか見えてこないのかも
なんとなくだけど、アップショットは減らした方がよかったのではないかと感じ
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パトニー・スウォープ(1969年製作の映画)

3.8

テンドンとか間の取り方とか露悪とかツッコミ不在な笑いの感覚がかなりSimpsonsで楽しめた

この尖ったセンスが1969というのは凄えわ

ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)

3.3

ボディも目も細いアメリカ製のウルトラマンがいけすかない性格を引っ提げて怪獣の子どもと空を飛ぶ

もともとウルトラマンの脚本じゃなかった企画をNetflixが円谷と繋げて作ったということで、この出来栄え
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.9

よく知らない連中が揉めて戦っていた…いや初見なので当たり前なのですがDCユニバースに詳しくないため彼らは有名?なのか?と思いながら観ていました

ロックの役へのハマり具合は彼自身が10年惚れ込んで暖め
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.8

齊藤京子が声演ってるし配信で観ておくか〜ってなくらいだったけど、バチバチのクオリティでブチ上がった
セス・ローゲン周りの作家天才ばっかりか

CGアニメと手描きっぽさのクロスしたアニメーションってスパ
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

期待大だったのではっきり言うてしまいますが、映画監督というより映像作家なので撮りたいシーンを繋げるために話を作っているように感じてしまう

世界観もどこかにあるようなものを薄くペーストしたようで深みが
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正欲(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「あんたが想像もできないような人間はこの世界にたくさんいるんだよ」

とある理由からパートナーを持たないキリュウ(新垣結衣)は数年ぶりに出会った同級生であるササキ(磯村勇斗)と奇妙な関係を持ち、やがて
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.6

長っっげぇけど毎シーン飽きないクオリティで進むので集中して観れた

こんなに面白いなら公開時に映画館で観るべきだったかもだな、凄く話題になってはいたが私的にMCUもどハマりって感じじゃないのでパスして
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呪詛(2022年製作の映画)

3.7

テレ東のイシナガキクエを観てからモキュメンタリー作品にかなり興味が出てきたので検索してこちらを鑑賞。シャープなホラーで良いですねーーー!!!

映像作品の幅を広げてくれていると感じます。台湾ホラーとい
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劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールで泥棒姉妹がちゃんとムショにぶち込まれてるとこで笑ってしまった

千と千尋と同じくらいの年代なのでデジタル作画+CGポリゴンの仕上がりや、ゲスト声優の神田うのや釈由美子にも時代を感じる。興
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.5

ミレニアムイヤーの日本を象徴する映画、いま観ても、いやいまだからこそ輝く一粒の結晶

人間、死ぬ時はフリとか無くて当然死ぬ。その無常感が出ていて気に入った。まだ若い俳優陣が実力以上の演技を求められ、そ
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名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(2006年製作の映画)

3.6

劇場版もこの辺になってくると作画がテレビ版の延長という感じで飛び切り良くも感じないのだけど、お話は結構楽しめた。最後のジェットコースターのシーンまでハラハラ感を出していたところもヨシ!

B'zの流れ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画的にはどうなの?なポイントが多いが、現代の若手俳優陣の生っぽい演技が観られてそれはそれで楽しめる作品だった。

ネタバレになるけどそもそもが二重、三重の作りになっている脚本の中で登場人物らがさらに
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

水木しげる生誕100年記念作品として、鬼太郎のプロローグを描いた本作

事前に聞き及んでいた通り、素晴らしい作品でした。もはや国民的キャラクターとしての知名度バツグンの鬼太郎に新しい歴史が作られるだけ
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