やきいもさんの映画レビュー・感想・評価

やきいも

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.3

コナン興味なくて映画1本も観たことなかったんですけど、友人に魅力プレゼンされたので観てみた

六本木TOHOで1時間に1回上映してた
それでもほぼ満席で、コナン需要の高さを感じた

序盤に「コナンとは
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.0

DUNEの監督!

本作において私が衝撃を受けたシーンは死体遺棄の手法・現場
爆発や発砲といった派手なシーンもあるが
前者のような「静かな恐怖」のほうが気味悪くて圧倒的に残った

「ホテルの客室」をア
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メメント(2000年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

最近リバイバル上映で観た映画です

ロンドン行った時に、タトゥー屋さんで値段聞くところまではいけたのに
結局デザインにピンとこなくてやめちった
私もタトゥー入れるなら
レナードぐらい忘れちゃいけないこ
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インセプション(2010年製作の映画)

3.4

昨年秋に飛行機で観たらしいメモだけ残ってた
けど自分が何を言ってるかよくわからない

独自のルールの提示がすごい!と思った
そのルールのおかげで鑑賞者の思考や考察が捗る

インセプションは特にオチの解
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.3

そういえば、私が最初に見たC-3POは
めちゃイケかなんかで芸人さんが裸に金塗って真似してたやつ
スター・ウォーズ認識してない小学生だったはずなので
ただただめちゃイケの変態キャラクターだと思いこんで
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アジア人女性が海外で人生を切り拓く....
白人男性がニューヨークのバーで言語的に不利になる....
ステレオタイプを壊していくような物語設定が新鮮だった


状況説明表現やセリフがおしゃれだった
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TAXi(1998年製作の映画)

3.2

カーチェイスの舞台がマルセイユ
ヨーロッパの町並みが作品を輝かせてる

最近昔の映画観てると
最近のほ映画ほど完璧じゃないからこそ
逆にリアルというか、合成じゃないよねこれ….みたいな想像が捗る
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.4

はじめてみた細田守作品

2024年に観て等身大ぐらいなテーマだと思った
2009年公開当時に観たら「ありえない!未来!」って感じだったのかな?
「フリー・ガイ」もだけど、メタバース系映画って結構ある
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.1

ちょ、待てよ な会話量
言葉が多すぎるインテリ会話


物語から少しはみ出して、視聴者を意識してくれる
映像だからできる、ユニークな映像表現

カメラ目線で視聴者に話しかけてくる
子供が将来の自分を
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.1

スターウォーズ初めて観ました
人生の必修映画落としまくってるので、履修中です

派手なキャラクターやアクションのイメージしかなかったから
精神論や人間性溢れた世界設定なのが意外だった

公開は、アニー
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

興奮・緊張・葛藤・不安・罪悪感など、
オッペンハイマーの脳内を追体験するのに
抜群の画と音の使い方だった


聴聞会のあの演出は
夢の中で起こり得そうな状況すぎるし
強烈な画なんだけど
なぜかすごくリ
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.2

舞台はほぼ航空機の中だけ
ハイジャック系の映画はじめて観たかも

限られた空間情報源、20分という時間制限などの条件が
こちらの鑑賞態度を支えてくれた気がする


分かりそうで分からない犯人を見破るべ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今を生きろという読後感
絶望したくないから未来に期待しないことってあるけど
過去を振り返ることの危険、たらればの無意味性も感じた


主人公の少年時代の回想映像
妙に自分の記憶とリンクして、鑑賞後の睡
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.8

トーキングヘッズを知ったきっかけは、留学中に音楽の授業の発表会で、キーボード担当でサイコキラー演奏したことです
選曲は先生だったんですが、トーキングヘッズを知らなかったのはわたしぐらいだったと思います
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(2022年製作の映画)

3.8

3ヶ月ぶりに邦画観た
そんな変態映画じゃなかった
主人公が、25歳、実家ぐらし(たぶん東京)、2人姉妹と近い設定だからというのもあって、
最近観た映画で単純に一番共感ができた


自分が精神的に潰れな
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

2.8

1より確実に没入できた

理由①
ゼンデイヤのおかげで感情移入ができたから
人間ドラマ要素が強まってた

理由②
アクションシーンのハラハラが強かったから
(そしてこれは劇場でみないときついかも)
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.3

インドでは、スティグマ的に生理がタブー視されている
生理は不浄なものとされ、生理中の女性は生理小屋にとじこめられたりする
調べてみると、生理用品の普及率はいまだに3割程度で、ナプキンの代わりに灰や新聞
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.6

ホラーというよりは、アクション・ハートフルも強い
あくまで幽霊のイタズラだから、全然怖くない
鏡を曇らせて幽霊と意思疎通するのはピクサー的かわいさを感じた


卵型のライド、長い廊下やテーブル、幽霊た
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

雨の日まじ嫌なのに、雨ってセクシーだなって思わせられた
新しい出会いや発展を引き出すなら、雨も悪くない


他者評価を気にする、社会的によいとされる方を選ぶ、理性に従う
自己評価で判断する、自分がよい
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

2.5

養子、修道士、依存症、前科、法律など、描く要素が多いのは凝縮感がある
一方で、フィクションみが強まる印象を受けた


若い2人の会話をテレビ電話の分割画面で描くシーン、すごいナチュラルだった


シェ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.0

マスクとメガネつけて暗い機内で見てたら、セルフ体験型上映みたいになって苦しかった


生命・人生という、割とエモ系テーマ
胎児、受精、歩行などのメタファーで描いていく演出が素敵だった


赤子の鳴き声
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

本当に疲れた


3時間ずーーーーっと、他人の夢(走馬灯?)にお邪魔してた気分
気持ち悪い、複雑、急な展開、異世界、回顧みたいな感じがそうさせる


非現実的なことばかりなんだけど、序盤は特に没入でき
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最後スッキリすることを映画に求めているわけじゃないけど
なんか久しぶりに清々しい気持ちで映画館を出た気がする


30年以上前のものとは思えないシスターフッド #metoo 作品
出てくる男性はほとん
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対峙(2021年製作の映画)

3.2

2時間に及ぶファシリテーター不在の「修復的司法」


「修復的司法」とは、犯罪の加害者と被害者、家族、地域の人々、関係者らが直接会話を重ねることで、起きてしまった犯罪を修復することを目指す手法
日本で
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.6

とうとうミッションインポッシブルでびゅー!


フィリップ・シーモア・ホフマンがめっちゃトムに見えたのすごかった
3Dプリンターでマスク作るのとか、マンホールの移動とか
まじで? みたいなアイデアにい
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犬人間(2022年製作の映画)

3.4

原題が「GOOD BOY」で邦題は「犬人間」
邦題からイメージしていた作品とは、かなり乖離があった


鑑賞者の恐怖の対象が移行していくのが面白かった
という意味では「犬人間」という邦題の狙い通りだっ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

映画を観た人なら「あー哀れなるもの的なことね」で
会話が成立するような強烈な世界観


衣装、セット、音楽、撮影手法などなど…
メイキングやインタビューみるほど、各スタッフの神業に興味が湧く


バレ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

どの瞬間を切り取っても絵になる、画角・色合い・小道具・動き
ギレルモ・デル・トロの他の作品はグロいらしい
そんな想像もつかないぐらい、美しくロマンチックな作品
「不思議な生き物」は割と可愛く見えちゃっ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.0

1人でいる時間を豊かに感じ、働く人に優しくなれる映画でした


眠くなるほどのルーティーン映像だけど、日常ってリアルそうだよね
誰かのルーティーンの繰り返しで、誰かの毎日は成り立ってる

そんな整った
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.8

カット数は少ないんだけど、一つ一つがいちいち構図かっこいい
Little Green Bagが流れ始めた瞬間、ライブで好きな曲が流れた時のような興奮
ずっと緊張感があるような、ずっと気が抜けているよう
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.0

序盤の「無口だからといって無知とは限らない」がなんか印象強い


ドキドキの結末!とかでもなく、最初から誰が悪いのか分かってる3時間半ってすごいな
もともとはFBIの人が主役の脚本だったらしいけど、ア
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

演出や編集が素敵
(理想と現実2分割、浮かれてミュージカル風、電話の声聞こえてる....)


ところんトム(男)目線で描かれていたので、鑑賞時はトムに同情した
トム以外の人とサマー(女)との関係性や
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

作品全体でプロパガンダになっているとは!

男女平等とかいろいろ、ところどころ行き過ぎた世界
シリアスに捉えるのか、笑っていいのか、謎世界観

バグは気持ち悪くてすごい
本能的に訴えかけてくる不快感を
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

ポリコレとかも気にならないし、頭空っぽでみれる

週末親が昔のテレビはバカみたいで楽しかったという話をしてたのですが、ツッコミどころがありすぎるけど、読後感たのしかったこの作品にも通ずるものがあると思
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

史実とは異なる展開を描くタランティーノ作品


日本史選択だった割にほぼ何も覚えてないぐらい
私は昔の話や歴史に興味がなく、基本的に苦手

なのにこれは、2時間33分間一切途切れない集中力
水面下で進
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