ゆきさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゆき

ゆき

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ブリット(1968年製作の映画)

3.2

ふてくされ系顔の刑事マックイーン。
中盤のカーチェイスはアナログな車時代ならではの、バッヒュンバッヒュン飛び跳ね最高!!!

ヒロインは美人だが、ここでの“女”は個人的に必要なし。
ミステリアスな展開
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PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.0

驚きは特にないお話とラスト。
特殊メイクで名優達の猿顔ぶりにメイクに何時間かかったのか?どこまでがCGなのか???

最初の宇宙に猿を実験的に使うシーン…現実の地球でも過去にやってましたね。先日、たま
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.4

トリコロール3部作一気再鑑!
赤=博愛。ジャコブの知的で落ち着いた佇まいと正統派の美しさ。

人との距離感って人それぞれの塩梅がある。愛を込めて接すれば距離は縮まるのか。目を見て話す寂しげな人って何だ
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.0

トリコロール3部作一気再鑑!
白=平等。注意:主人公は男性です!
デルピーの白い肌とふわふわな雰囲気に小悪魔的な毒がチクリ。

とんでもなく運のない男なのにどこか滑稽。櫛でポーランドの曲を鳴らすなんて
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.9

トリコロール3部作一気再鑑!
青=自由。ビノシュの凛とした美しさが映える。重く悲しみがズンとあるのに前進しようとする意思の強さ。

何が自由何だろう。ひとりの人間としての旅立ち?沢山の使用人達から離れ
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.0

中国のキレある美しい獅子舞。独特の街並みや雰囲気も美しい。
獅子舞という文化を堪能できて嬉しい。

物語はスポ根。
親子、家族、友人たちの暖かい声かけや
主人公の一生懸命さも好きなポイント。
少年から
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トッツィー(1982年製作の映画)

4.2

男優位の社会やセクハラに物言う爽快。笑顔が素敵な女性と険しい顔の男性を使い分けるDホフマンの演技力に脱帽。

男社会に飛び込むレディ?!
ズバズバ爽快だけど、いつかバレるんじゃないかとハラハラする展開
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

クール&ザギャングのオープニング♪
ノリノリ作と思いきや、現実と夢と子供の世界。パープルの宿泊施設から。

明らかに駄目親なのに、子供服への愛情あって、子供もやんちゃ極まりないのに楽しそうで何とも子供
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.6

ん?宗教じみた作品だったのかな?
不思議な感覚と感情が湧く、怖さと良心と浮遊感と汚い世界。

赤ちゃんみたいな目でムチッとした身体のラザロ。誰かと笑うわけでも目を合わす訳でもなく黙々と自分の事や頼まれ
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君たちはまだ長いトンネルの中(2022年製作の映画)

3.3

政治経済作品。こんな内容を映画にするって凄いな。女子高生が語る経済論。
日本にはないタイプの作品。

「知らないなら調べろ。」
「勉強して自分で判断する力を持つべき。」

…そうなんだけど、ついつい後
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ポネット(1996年製作の映画)

3.6

出ずっぱり主役の子役の自然さ!どうやって撮影したのか。驚異的!!!
公開当時に映画館で観た時より、時を経て自身も親になり再鑑。やっぱり子役凄すぎる!!!

指しゃぶりやトコトコ歩く様子が可愛い女の子。
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かけがえのない人(2014年製作の映画)

3.5

青春の恋愛は困難があってもキラッキラ!風景も自然が美しい。
大人になった2人が出会う時点で展開の想像はつくけど、過去を追っていくスタイルで色んな人生がみえる。

運命を信じるかどうかは自分の心次第。
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心の旅(1991年製作の映画)

3.5

うまい具合に話が進みすぎちゃう予想通りのお腹いっぱい作品。ハリソンさんの苦悩の顔。Aベニングの抜群スタイル。

家族に降りかかる波乱万丈。
過去の自分にさよなら。
ラスト、わんちゃんの背伸び立ちHUG
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

4.2

うっとりする美しさ。中国がテーマの展覧会をメトロポリタン美術館で。
美術品と服飾。ドキュメンタリー。

プロジェクトが大きいから、多くの意見が飛び交う。アジア地域の中国がテーマという事で中国側とのやり
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

前半、言葉が多すぎてついていけるか心配したけど、Kブランシェットの気迫に負けた!とにかく出ずっぱりで、狂気と錯覚と鬼気迫る指揮者役。
ジェンダーや人種など社会問題も。

後半の展開は不穏な動きが出てく
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.7

ずっとチクチク痛い。ガッツと強いまなざしに圧倒される。
仕事探し。まっとうな暮らしがしたい。まともな生活がしたい。= 要は、真面目な女性なはずなのに、他人を蹴落とすまでの執拗な環境ってどんな貧しさなの
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.8

シリーズ4作。マドンナ栗原小巻。
初期の作品はこれでもかってほどの展開と内容てんこ盛り。
確かに実家の自分の部屋がいつの間にか無くなってるって寂しいよな…

今作のキーワード
●家賃袋●仏壇のほったら
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

仕事が忙しくてイライラして私生活までガッサガサな人が観ると反省しきりです。人はひとりで生きている訳ではない!改めて心を整えよう!

プーさんが思ったより小さめなのと眉毛が薄い(ない?)のでおじさん感弱
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ジャングル大帝 劇場版(1997年製作の映画)

3.6

愛らしく躍動的!キュートなキャラクターから人間へ自然破壊の警告。手塚治虫のメッセージ。

原作はあのライオンキング以前の作品。
ふーむ…
エゴと富と名声と友と信頼。

西武ライオンズのキャラにも使用さ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.7

まさかのおじいちゃん側からの混乱映像!本当に心から観て良かった。

自然なAホプキンス。もう本当にブラボーです!演技に見えない頑固さとかわいさを持ったおじいちゃん。青い目にプライドと戸惑いが同居。いつ
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

2.7

駄目だ。全く共感出来なかった。
お金の為にたやすく薬物売人に手を出しちゃう主人公シャラメ。まだひ弱な外見とオドオドした目つき。

悪いことに手を出しちゃって自分だけ調子乗っちゃうよそ者のひと夏の男子。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

これがコロナ前の公開だった事に遠い昔を感じる。人の信頼と愛と狂気と貧困。
2回目鑑賞なのにハラハラドキドキ。
サスペンスとコメディがとんでもない展開を誘って絶妙。PG12。

小綺麗な格好してる貧乏生
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アンネの日記(1959年製作の映画)

4.2

白黒だしずっと密室なのに長さを感じないくらい充実した大切な内容だった。

児童書は小学生の頃に読みましたが、恋の話まで日記にあったかなぁ。短縮版だったから。
今作ではそこまでやつれたような描写はなかっ
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.6

メアリのお部屋の様子が素敵。米林監督のアリエッティやマーニーも家の描写が魅力的だったっけ。
草原も絵とは思えないくらい美しかった。
猫とアニメってとっても合う。ここでも猫が大活躍!

不穏な始まりから
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

高校生みたいな中年教師男4人。
アナザーラウンド=もう一杯!
マッツさんの大人の色気とダンスの軽やかさ。

とにかく飲めない私はあーもう止めて~バレるやんか!臭いもするし、コワいコワい!と思いながら見
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.8

エネルギーと笑顔が溢れている!!
隔離されてた割にとっても社交的で、25才にしてはおなかポテな主人公。

とにかく夢と希望とアイデアと吸収力がすごくて、幼い彼の隔離生活で受けた愛情(誘拐犯からの)も想
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

ホテルフロント2人がとんでもなくキュートで可笑しい!
3つの何てことない一幕オムニバスatメンフィス。

①ロックな衣装が楽しい日本人2人。かなり体当たり演技のお喋り工藤夕貴。
②ワンピースが素敵で本
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詩人の恋(2017年製作の映画)

3.5

ちょっと滑稽な感じの組み合わせの夫婦なんだけど、嫌じゃない親しみある。
主人公のキャラのせいか全体にモワッとした中にチクチクした日常がある。

趣味の詩人?のイメージとして洒落た服を着てる訳でもないし
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笑の大学(2004年製作の映画)

3.6

冒頭、人の笑い顔って本当にいいなぁ。と思わせてからの展開!!ウマイ!
7日間の2人の関係。そしてほぼ2人芝居。

権力側と申請者。
7日でどう変化していくのかが見もの。
役所広司の活き活きした演技に嬉
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.8

ホラーは苦手。だけどこちらは子ども達の友情ものもがあって、ただ怖いよ~だけじゃなかった。

心に傷を持ったりイジメられてる子ども達の結束がどのように展開されるのか。
心の動きに見応えあった。

それに
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エヴァの告白(2013年製作の映画)

3.6

移民。とにかく重くてずっと虚ろな目の人達。弱者に対してのやり切れなさ。
どこをとっても理不尽で、誰を信用すれば良いのか。

Mコティヤールの美しさは罪なのか?生きていく為、妹と会う為の生活手段。
Jフ
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.5

大人のアニメーション。人情味たっぷり。ほろり。

どんな状況でも元気で笑顔の人には救われるなーと思ってるんだけど。
肉子ちゃんの素直で不器用で明るいキャラ。そして娘が思慮深く明るく良い子だ。
この母娘
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柔らかい肌(1963年製作の映画)

3.5

Fドルレアック(ドヌーブの姉で25才で死)の自然に美しい女を感じる。

男の穴だらけのだらしなさ。
妻子がいながら出先で女に溺れてしまう男。なんだか情けない。女を講演先のロビーで待たせてしまったり…
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.7

大人のヒューマン系アニメーション。
大人になると色んな葛藤を感じながら生きている。それをアニメーションで軽やかに。希望を持って生きていこう!

女子3人の出会い。
おジャ魔女どれみ…世代でもないし、全
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あなたになら言える秘密のこと(2005年製作の映画)

4.2

原題はどんな意味なのかわからないけど、タイトルでわかってしまう展開…タイトル以上に重い雰囲気の作品。
ロマンスというより反戦作。

淡々と仕事をこなす無表情の彼女からどんな言葉が話されるのか。
看護の
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.9

初っぱなのドローン攻撃が怖すぎる。逃げられないよー

案の定、ひとりで立ち向かうシリーズ。
強すぎますがそこが安心感。銃撃戦もすごかった。

お父ちゃんが良かったね。
戦争で未熟者だったから奪われた自
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