P1島さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

P1島

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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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『ロブスター』、『聖なる鹿殺し』などの新しい作品と比べると評価があまり芳しくない様子の本作。
だが、突飛で不条理なシチュエーションにリアリティ、説得力を持たせ、必要最小限の描写で緊迫感のあるドラマに仕
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

他人の命を、ただ機械的に鼓動する"モノ"として見ることに慣れた外科医が、家族の命の「品定め」を強いられる……

実は自分も「ある時突然に、家族や親しい関係にある人の命を天秤にかけて、誰を生かすか選ばな
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

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シン・ゴジラ逆引き第五弾。

庵野秀明監督の脳裏に焼き付いた、二台の新幹線の並走、そして大爆発がヤシオリ作戦を生み出した。
タイトル的にシンゴジ要素はその一点だけかなと思いきや、のっけからテロップ芸に
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

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あの中に入って海の上転がるボールみたいなのめっちゃ楽しそう。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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『この世界の片隅に』と同じで、普通に面白いんだけど、口コミにスポイルされた感。

ガス人間第1号(1960年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これは確かに評価が高いのも納得の出来。プロットもいいけど、脚本・演出もとってもイカす。
少なくとも、「元は人間」という設定を有効に使うことなく変身人間を単なるモンスターとして描くことに終始した挙句、最
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モスラ(1961年製作の映画)

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脚本に関しては、粗さばかりが目立った『空の大怪獣ラドン』なんかと比べるとずっと良いものだと思う。初代『ゴジラ』にも通じる社会派な要素もありつつ、個性豊かで記憶に残る登場人物も豊富で、単純に「怪獣が空を>>続きを読む

CUTIE HONEY キューティーハニー(2003年製作の映画)

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シン・ゴジラ逆引き第四弾。

オガシラさんになる前のオガシラさんがひたすら可愛いだけの市川実日子・ザ・ムービー(笑)

「キューティーハニー」原作やアニメシリーズは全く知らないで鑑賞したクチですが、【
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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「オギーは見た目を変えられない。だったら我々の方が見る目を変えるしかないじゃありませんか」

いやぁ〜いい言葉ですねえ。マイノリティの話題になるとやたらに「逆差別」って言葉を乱用してくる連中に聞かせて
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

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『この世界の片隅に』と「エヴァ旧劇」の原点を同時に見たような感覚……(どんな感覚だよ)

こんなにダウナーなアニメーションを観たのは初めてかもしれない。
放射性物質に対する一般人の理解度はこの映画が作
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日本沈没(2006年製作の映画)

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『シン・ゴジラ』逆引き第三弾。
(他にも『宇宙大戦争』、「進撃の巨人」シリーズ、初代ウルトラマン34.35話、帰ってきたウルトラマン5.6話など色々観てます)


思ってたよりは遥かにシンゴジっぽかっ
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

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「ロッキー」シリーズはロッキーがチャンプになって以降は語ることが無くなって迷走し、人々の関心も薄れていったシリーズだけど、「ヒックとドラゴン」シリーズも人とドラゴンが和解して以降は同じようなもんなんじ>>続きを読む

戦国自衛隊(1979年製作の映画)

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今でも結構語られることが多いから現代の鑑賞にも耐える内容なのかと思いきや、悪い意味で非常に古臭い映画だった。


10分おきぐらいに挿入される歌謡曲もそうだけど、何が一番古臭く感じたかと言えば女の描き
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万引き家族(2018年製作の映画)

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感動ポルノ的なマーケティングした方が売れるからそうしてるんでしょうけど、「盗んだのは絆でした」なんて陳腐な言葉で到底語り尽くせるような映画ではない。

この手の映画が陥りがち(?)な犯罪行為の美化、感
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

和太鼓の響きに合わせてスクリーンが鬼のように豪華なキャストの名前(英字と日本語併記)で埋め尽くされて行くオープニングでのっけからテンションMAX!祭りじゃー!


小林市長の心変わりがやけにあっさりし
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

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深い哲学を持った悪役もいいけど、やっぱり単純に強い悪役っていいもんだなぁ。

みつを

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ビルサルド ナノメタルを見つけてはしゃぐ の巻」

なんてサブタイトルを付けたくなるくらいビルサルドメインだった今回。
ただ、焦点が人類からビルサルドに移っただけで、やってること(全体の流れ)は前作
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ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

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ほぼほぼ「君の名は。」です(大嘘)

はじまりだけはクソ面白くて風呂敷のたたみ方が下手な漫画みたいな映画。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

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「悪夢」というと、化け物に追いかけられるとか、親が死ぬとか、事故に遭うとか、そういう夢を挙げる人が多いけど、僕の見る悪夢は大体こんな感じ。

小さき勇者たち 〜ガメラ〜(2006年製作の映画)

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金子ガメラが切り捨てたものを全部拾った、みたいな。
個人的にはイマイチだけど、まあこれはこれでアリなんじゃない?ウン。



ファミリー向けなくせに敵の攻撃のグロさだけはしっかり金子ガメラを踏襲してる
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ストロングマン/ストロングマン 最低男の男気大決戦!!(2015年製作の映画)

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『サイトシアーズ』同様、ズレたマーケティングの犠牲になった作品。「男気大決戦」?そんなおバカで熱い内容じゃないですよ。もっと陰湿でイヤ〜な感じの映画です。
ただ、『サイトシアーズ』と違ってこっちは単純
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

悪役像がまさにアジット・パイ氏そのものなノーラン・ソレントをはじめ、ちょっと前に話題になったアメリカのネット中立性をめぐる議論と重なる部分が大いにある。それに加えて、当然ながらネット依存症増加に対する>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

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ハリー・ディーン・スタントンについて碌に知りもせず、「リンチ出演作」の文句に釣られて鑑賞(まさかリンチの泣き演技が観れるとは…)。その上、死について本気で考えるにはまだ青すぎる年齢。僕は多分、この映画>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

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作る側の「熱意」ってのはハッキリ見える形では伝わらないから批評では軽視されがちだけど、この作品全体から伝わるモヤモヤした感じはやっぱり熱意の問題としか言いようがないと思う。
どこがダメっていうより、特
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マザー!(2017年製作の映画)

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少し内容に捻りを加えた聖書映画を作ったら意味不明と叩かれ、内容に忠実な聖書映画を作ったら今度は不快すぎると叩かれ……散々なアロノフスキー監督。

「不快すぎる」が故に本国で観客ウケ最低、ラジー賞にもノ
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ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

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マーカスが主人公のアナザーストーリーも観たい。実話じゃなくてもいいから。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

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映画の魅力は悪役の魅力で決まる。
噂に聞いていた通り、キルモンガーはマーベル映画史上最も魅力的な悪役だった。最初から最後までただの表面的で陳腐な「悪の化身」に徹するタイプの悪役(某DCヒーロー大集合映
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

作品賞・監督賞W受賞って聞いた時は、「半魚人の映画がなんで?アカデミーもついに意外性狙いか!?」とか思ったけど、なるほど、よくできた冷戦映画&マイノリティー映画なわけね。

でもそれを勘定に入れても、
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

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最後はどうせジャスティスリーグが助けに来て終わりだろと思ってたらまさかのムカデ人間。
でもあれがあることで、単なる「楽しいバットマン・パロディ」に止まらずに『レゴ・ムービー』のような「レゴの映画」にな
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

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腐ったリンゴやら腐ったネズミの死体やらを保管してる地下室にウッキウキで父親を招くリンチェ・・・

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

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怪獣映画(サメ映画含む?)とゾンビ映画は似ていると思う。どちらも元々は社会問題に切り込んだり、人間本性を探求したりする一級品のSF・ヒューマンドラマという性質を持っていたのに、ひとたび流行するとチープ>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

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少年時代ばっかりの映画って聞いてたんですけど、旅行先での自撮りばっかりの映画でした。
少年時代ばっかりの方がよっぽどマシじゃん。

自撮りを延々見せてからの、極限状況への急転……というわけでもなく、何
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

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うーーん……

「彼女にフラれちゃって悲しい」とか「親が死んだ後に弟の面倒を見きれるか不安だ」とか、〈自閉症の理解〉と直接関係ないことに時間を割きすぎかな……

「ディズニーアニメを通して自閉症の息子
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トッド・ソロンズの子犬物語(2015年製作の映画)

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予告の"Kneel motherfucker!"で一目惚れ。

トッド・ソロンズという監督については全く知らない。情報を一切入れずに予告編だけみて借りるという普段やらないことをやってみたらなかなかのア
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