いとまどさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

いとまど

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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.6

『HELP』って助けるとか役立つっていう優しい意味合いで覚えていたけど、この映画ではもっと含みを持たせた使われ方がされていたように思う。
白人女性が黒人メイドに対して使う「ただのHELP(お手伝い)で
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.2

おばさんに卵を届けるまでのハートフルアクション。クレーンのおじさん達に胸熱。逞しい二の腕でスパイダーマンの服を縫っているシーンと、図書室?での戦闘シーンが好きです。

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「彼らが本気で編むときは、」そこに名詞を入れるなら「彼らが本気で(ちんこを)編むときは、」になってしまうのだろうか。

怒りや悔しさを編み込む、リンコさんはどれだけそんな思いをしながら編み物をしてきた
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

優しくて、怖くて、悲しくて、でも温かくて、いろんな感情が混じった涙が出ます。思い返しても涙腺が緩む。
時系列に日常を丁寧に描きつつも、想像させる幅も広く、すずさんの柔らかな笑顔に思いを馳せます。またす
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.3

エマストーン「綺麗な景色ね」
コリンファース「いつか滅びるさ」

この会話だけでも人物像が表現されていた。

占い師とマジシャン、もうちょっとドキドキするような騙し合いとか駆け引きとか期待していたけれ
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.3

ネオンカラーとお人形さんのようなエル・ファニングのポスターに惹かれて、ジャケ買いならぬジャケ観。可愛い女の子たちの意識高い系スポ根ものかと思ったら、予想外にホラー。展開に追いつけない部分もあり、コンテ>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.7

濁った液体をかき混ぜたら沈殿物が浮いてくるようなストーリー展開です。
様々な主観を通しての人間像。どの人にも愚かさがあり、打算的で生々しい。目の奥が笑っていない、怖いのに魅力的な表情。満島ひかりが侵蝕
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.6

ハートフル群像劇
いろんな人のラブがアゲインすると勧められて。ながら見だったのでいつか見返したい。

ウソはホントの恋のはじまり(2013年製作の映画)

3.0

健全なネットストーキングの稀少な成功例!

セカンド童貞めちゃ頑張る。
好かれるための努力と、好きだからこその努力は微妙な違いがあって、何が違うかと言うと「自分のために」と「相手のために」の部分ではな
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

4.2

モノクロでも最高ってなんなの!異次元な世界観、目のギラつきが際立っていた。白が脅威と崇高さを持ち合わせている。
4DX完全にアトラクションでした。脳から変な汁出た気がする。

ルーム(2015年製作の映画)

4.0

初めて見た青空、警察官が糸口を掴む瞬間、祖母への「愛してる」、母の強さと脆さと優しさ( ; ; )

前半は母と子の2人での室内オンリーのシーンが大半だったが、息苦しくなるくらいに凄く密度が濃かった
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.8

この映画が好きな友人に「他の映画はMr. NobodyとMr. Nobodyの間に観るCMだと思ってます。」と勧められて鑑賞。

音楽や映像美もさることながら、五感に響く映画だったなぁと。愛を育む時の
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.7

最後になってタイトルがしっくりくる。登場人物それぞれの朝から始まり、時系列でそれぞれの新しい朝になる。面影ラッキーホールの「ラブホチェックアウト後の朝マック」っていう曲を思い出した。
ラブホが舞台とだ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.6

音楽モノでもあまりゴリゴリしてなく、人生の要素として寄り添う音楽で優しかったです。いい映画なのに予想外に眠くなってしまう。元彼ピッピはヒゲない方が似合うで。

ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初っ端から下ネタぶち込んでて、「あ、これがピッチ・パーフェクトだ」と再認識。
ストーリーは王道、音楽も最終的には王道が胸に響く。
ブラックジョークも盛り沢山。フェミニストじゃないにしても失敗するたびに
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明烏 あけがらす(2015年製作の映画)

3.0

落語が好きなもんで明烏なら明烏、芝浜なら芝浜であってほしいビミョーなモヤっと感。もっと落語要素が絡んでくるのかと思ってた。

登場人物はまんべんなくバカ、喜怒哀楽の激しい菅田くんと前髪切りすぎちゃった
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.0

映画のストーリーとしては、どうってことないんだけど
菅田将暉の神がかったコウちゃんに10億万点。大画面でコウちゃんを見るために1800円払ったんじゃわしは!!と胸はって言うレベル。特に火祭りのシーンは
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.7

相変わらず西川美和監督の心のかさぶたをペリペリ剥がすような表現が〜!
亡き深津絵里の眼差しの力強いことよ。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

毎日容姿が変わる主人公、ウジン。
コマ撮りのような映像で、老若男女の変化、容姿に合わせての靴や視力の調整などスムーズな導入。
設定を理解しつつ観てても、ふとした瞬間に「あれ?どんな顔だっけ?」とウジン
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.3

3時間ともあってか、黒木華の空気感でいい感じに眠くなる。

終盤の真白母宅でのシーン、G線上のアリアを流しながらも、不協和音のような光景で印象的。

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.4

もっとグサグサきて感情を揺さぶられるかと思ったけど、淡々と観れてしまった。
爆発的な情緒不安定さ、滲み出る鬱憤さ、でも私、もっとあなたの汚いところ駄目なところ見たかった。
オダジョーと蒼井優のいちゃつ
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.2

やっぱり大根仁監督の作品、好きなんですよ。キャッチーでテンポ良く、音楽と映像がPOPで『今風』であるエンタメ性の高さ。正直、この演出力があるなら題材がパパラッチだろうとマンガ家だろうと男女の身体入れ替>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.8

失うものが多い。怒りと一言で言えない渦巻く感情。まだ消化できてない。

宮崎あおいの目に何度かゾクゾクした。あんなに愛くるしいのに、どこか光のない目。名前と雰囲気的に、おやすみプンプンの愛子ちゃんも連
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.2

君の名は。からの流れで鑑賞。上白石さんがキラッキラしてた。一人前の舞妓になるまでの成長録、磨けば光るダイヤの原石を見たようです。
和製ミュージカルとのことで、ポップで見やすいけど演出がくどすぎるように
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.6

これは学生時代、どんな環境だったかで受け取る印象が違うように思う。
この映画を観てスッキリしないのは、私が今まで感じたいじめの空気や、聴覚障害の子とのコミュニケーションや、学校生活の上手くいかなかった
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

2回観たし良い映画ですが、人気ゆえに高評価の感想ありすぎて、今更言いたいことがあまりない。笑

てっしーが月刊ムーを愛読しているのが良いですね。高校時代にRADを聞いてた身としては、音楽がいちいち染み
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後妻業の女(2016年製作の映画)

3.6

大竹しのぶのツイストがチャーミング。
男も女も狡そう〜な役柄が多く、DQN息子の風見君も良かった。

コメディかと思いきやサスペンス要素もあり、けどサラッと観れる。他の人が伊丹十三っぽいと言ってるのも
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.4

庵野監督ファンでもゴジラファンでもないけど、なんだかスゴイモノ見たなぁと迫力ある映像に浸れる。難しいことはよく分からないから浅い感想しかないですが、ゴジラの絶望的な強さに( ゚д゚)って顔しながら見る>>続きを読む

キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.3

日本版ミュージカルを観るにあたり数年ぶりに借りました。
この映画がベースにミュージカル化されたんですね。逆かと思ってた。
なのでミュージカルの歌って・踊っての賑やかな内容をイメージして観ると、ドラァグ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

まず東北出身の私にとって、キャストが北国訛りで喋っているだけで高評価。
「おかしい(可笑しい)」の濁音の入りの発音はパーフェクトです。

どことなく閉塞感のある街並み、湘南のようにキラキラしてない海、
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エンド・オブ・ザ・ワールド(2012年製作の映画)

3.4

突然の地球滅亡まで3週間。
どうして2人が惹かれあってお互いを最愛とまで感じるようになったのか、いまいち分からなかった。しかし、旅は道連れ、世は情けで片付けてしまうにはあまりにも色気がない。

ベタに
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

良い映画すぎて逆に感想がないな。
コナーにとってラフィナはミューズで、バンド活動しながらどんどんミュージシャンの顔になっていく姿が格好良かった。それを支えるバンドメンバーや兄ちゃんもみんな愛おしいキャ
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7

2人の会話劇。
この心地良い空気感、キャラ立ち、なんか懐かしい。と思って、記憶を探ったらラーメンズのコントだ!部分的なクセの強さは、新喜劇のエキスをプラスした感じ。

少ない要素なのに途中ダレることな
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