いとやすさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.9

5人の家族は本当に良かったと思う。このドキュメンタリーが完成する迄に失敗が何件もあったのではないかと考えてしまう。情報が入ってこないと北朝鮮の人がどんな思考でいるのかも良くわかった。脱北が成功しても残>>続きを読む

野球どアホウ未亡人(2023年製作の映画)

3.6

20世紀の終わりに松梨智子の映画を好んで鑑賞してた。そんな頃の勢いで突っ走る良さがあった。これはこれでアリなんだと思う。ずっと見たかったんで見られて良かった。この手法は続けて使えないので一発屋にならな>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.8

この時期に上映された事は本当に不幸だったと思う。能登地震の被災者を考えてしまいエンタメとして単純に楽しめない。興行面でも同じく苦しいだろうと想像される。ただ映画としては良く出来ている。状況説明を全くし>>続きを読む

激怒(2022年製作の映画)

3.4

30年前に見ていたら絶対に最高評価だった。プロットと脚本が稚拙で雰囲気だけの映画が好きで見まくってた当時を思い出させてくれ熱くなれた。監督も同世代で同じ気持ちなのだと思う。現在は令和でノスタルジーだけ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

原作は未読。野木亜紀子脚本のドラマに対し映画で良作が少ないのが気になっていたがこれは面白かった。声出して笑うほど楽しめた。ヤクザのキャスティングは超豪華。ヤクザが中学生と接するの駄目だろと思うが大阪ノ>>続きを読む

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

3.9

元々3部作にしなくて良かったのでは?と感じてしまうほど再編物の枠を超えて面白かった。当時はTV版と違うキャラ造形(特に乳)嫌だったが不思議と慣れてしまっている。同じ手法の上映が増えると困るが「傷物語」>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.9

非常に評価が難しい。原作者でもある主人公ツチヤ。彼には全く同意出来る部分が無い。実物はどんな方なんだろうと本気で考えた。ただ映画としては素晴らしかった。特にキャスティングは完璧で役者を十二分に活かせた>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.9

杉田協士監督作品を初めて鑑賞。見終わった時点では話や背景が全く理解出来てなかったのでパンフレットを買っておいて本当に良かった。ストーリー(Filmarksのあらすじと同じ)やシナリオ、レビューを読んで>>続きを読む

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.9

リマスターは画質以上に音が良くなってて嬉しかった。タランティーノで1番好きな作品。30年以上経っても面白さは全く色褪せてなかった。

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

3.8

意外に忘れているものだった。初めて見た映画だと思う。当時はヤマトに興味はなく親戚のお供で行った。白色彗星、都市帝国をボロボロになって破壊した後、超巨大戦艦が出てきた時に子供ながら辛かったのを覚えている>>続きを読む

マイ・ハート・パピー(2023年製作の映画)

3.8

動物物は好きでは無いが楽しめた。恋愛要素も入っているが本筋とのバランスがちょうど良い。コメディ部分もきちんと笑えるし無理な設定も上手に着地出来てると思う。良かった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.4

評判になってたので鑑賞。鬼太郎が余り好きで無いのもあるが評価は普通。これを実写でやったら悪い部分ははっきり分かりそう。TVのスペシャルドラマ程度のシナリオレベルだと思う。お正月なのか客層は凄く若かった>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

2023年最後の鑑賞に追加。ポスターにもある通り10才ムンのリュマンサンが圧倒的に可愛い。20才ムンのトランヌーイェンケーも妖艶な感じで美しい。ポトフ同様で舞台背景や状況説明は全く無く役者の表情と映像>>続きを読む

十代 恵子の場合(1979年製作の映画)

2.8

作品としては全く良い処なし。森下愛子だけの映画。2023年最後にこれを選択したのは本当に残念。

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.2

映画館は大爆笑だった。韓国映画好きなのに全く嵌まらなかった。原因は何処にあるのかをずっと考えていた。南北朝鮮、軍事境界線、軍隊をコメディにするのに違和感を感じてしまうからだと思った。「人生は、美しい」>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーとは何か?製作者に意図がある時点で内容は全く違うものとなる。更に製作者サイドで放映前に不祥事が発生した場合取るべき対応はどうなるのか、事実は調査した内容が本当に正しいのかを上手く問えて>>続きを読む

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

4.0

ドンピシャにハマった。広げた風呂敷の畳み方もギャグも恋愛コメディも好き嫌いが分かれそうだが全て自分好み。エブエブみたいに世界で賞を取るような作品ではないが自分にはこれで充分と言うより最高だった。

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画の冒頭、ほとんど台詞もなく料理を続けていくが本当に美味しそうに感じた。全体の雰囲気は素晴らしいが、ストーリーは疑問だらけだった。タイトルとなるポトフは最後に料理するがそこが着地点でない。姪のポーリ>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

不思議な映画だった。ラジオだけの生活。ニュースの内容やインターネットカフェ等で現在のストーリー。フィンランドは世界一幸福度の高い国なはずが底辺な人々がいる事を知る。やはりカリウスマキ特有コメディだった>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

素晴らしいの一言。完全に期待以上だった。淡々と進む日常。そんな中でも少しの変化がある。その変化を愛おしみ写真に残している日々。詳細は説明せずセリフも少ないが状況は充分伝わってくる。四角い画角もしっくり>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

素直に楽しめた。クリスマスの時期にぴったりの映画だと思う。この漫画は設定に関する突っ込みをしては駄目と言う雰囲気が良いのだと思う。排泄物を扱う話は好きではないが爆笑してしまった。アクションも多いので映>>続きを読む

ブルーを笑えるその日まで(2022年製作の映画)

3.8

トークショーで監督の気持ちが伝わって来て0.2p加算。自身の体験を投影した初監督作品。役者も未熟だが非常に丁寧に作られている。観客はジジー比率高かったが是非若い人達に見ていただき感想を聞いてみたい。そ>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

杉咲花でなかったら評価は変わるのか?それほど彼女は完璧だった。評判だった演劇版は未鑑賞なので比較してみたかった。関西弁が得意でなく「首」でも感じた方言と標準語が混じる事への違和感がある。市子と長谷川の>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

他の役者も凄いけど趣里が圧倒的に良かった。初めはホラーかと勘違いしたくらい。戦後は物資も灯りも何もなく夜は本当に怖かったと感じられる演出。全てに衝撃を受けた作品。

宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

3.6

テレビ放映が50年近く前のアニメ。4Kリマスターもこんな物だろう。何度も見てるので特に新しい発見は無かった。初日、金曜の夕方、観客はほぼ全員同世代。2199世代は見るのかな?沖田艦長の最後の台詞に感動>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.9

BADLANDSより面白かった。潜入捜査物は新しき世界、インファナルアフェアの2つが好き過ぎるので劣化版と勝手に避けてたが劇場でしっかり見ておくべきと反省。台詞が聞きづらいのを字幕表示でカバー出来て助>>続きを読む

マッドタウン(2016年製作の映画)

3.2

モナリザからのアミリプール過去作を鑑賞。世界観だけと言う周りの評価は正しいが、嫌いではなく最後まで見る事は出来た。アミリプールは細かい設定を考えてると思っては駄目で、プロットとシナリオが書けない人と思>>続きを読む

スイッチ 人生最高の贈り物(2023年製作の映画)

3.8

今日見た3本の中で一番気楽に鑑賞出来た。シネマートがセレクトする韓国映画はやはりセンスが良い。大作でなくていいから見た後で心地よくして欲しいと思える作品。多分初めてのイミンジョンは良い奥様を演じてて好>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.4

しっかり作られてるが「首」で見た英雄が実は格好悪い点と「JOKER」の演技を足して2で割った様な感じ。時間は何とか我慢出来る範囲。ジョゼフィーヌが始め連れてた子は何処にとか戦術の描き方の凄さやロシア遠>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.4

恋愛の抜けたロマンスもバレリーナも良かったチョンジョンソが見たくて鑑賞。タランティーノではないね。しかも色々と未消化に終わってるのにワクワク感はない。パクフンジョンの魔女に近いと思うが鑑賞後の次回作へ>>続きを読む

20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.6

ハンヒョジュ祭りの最後。彼女はメインではなかったが関係なく良かった。日本のキラキラ映画はほぼ見ない(この作品がそうなのか不明だが)ので比較出来ないが流石に韓国。良いシナリオと演出だと思う。見終わった後>>続きを読む

パイレーツ:失われた王家の秘宝(2022年製作の映画)

3.4

ハンヒョジュ目的の鑑賞。毒戦2を先に見て変わったと思ったがパイレーツ2の方が先だと分かった。船長顔はキツ目だと思ったらロマンスシーンはいつものハンヒョジュに戻る。微妙にメイク変えるのは上手い。ネトフリ>>続きを読む

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.6

色々と説明不足な作品。良い部分もあるが最後は置いていかれた感がある。満島ひかりと阿部サダヲの演技と掛け合いが素晴らしかったのに勿体無い終わりになったのは残念。長過ぎる映画は好きで無いしオリジナルもある>>続きを読む

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

3.8

最初はホラーなのかと思った。何故外界との接触させないのかは良く分からなかったが全く必要はなかった。記憶力とストレートな性格の人が全く世界の常識が無いとこうなるのか不思議。ハッピーエンドにしたのは良いと>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

初日の映画館は祝日もあり満席。歴史&バイオレンズに全振りでなかったのは新鮮だった。信長が尾張弁を使うのに納得したが他は武士言葉みたいので統一されてたのが少し気になった。恋愛物になってるが秀吉だけ無いの>>続きを読む