yukakoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.0

本筋とは関係ないのだけどスウェーデン語の響きが凄く好きでアルマの一人語りとか永遠に聞いてられる。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.2

女性特有の生きずらさ、悶々と抱えている感じが凄い伝わってくる。夏の夜は空気が歪んでる、幻みたいな夢みたいな時間。春夏秋冬の中で夏だけは毎年一度だけな気がするもんなあ。

シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

3.4

オリエンタルな妖しさって本当に魅惑的だ。体臭まで匂ってきそうなムンムンとした空気があった。やっぱりベルトリッチは異国人から見たエキゾチックや憧れを撮るのが上手いな。

情事(1960年製作の映画)

3.8

クラウディアの気持ち、分かりみが深い。理性と良識があるからこそストッパーが外れた時の落ち方って人一倍な感じする。彼女が自分の気持ちに正直になった時にかかる曲が凄くいい!最高にムカつくけど許しちゃうんだ>>続きを読む

魂のジュリエッタ(1964年製作の映画)

4.3

なんか言葉では言い表せないけど大好き。ジュリエッタマシーナはフェリーニ映画に出てくる金髪おっぱい大きい美女じゃないけど本当に本当に魅力的なんだよなあ。混沌とした魂の旅の話だけど、答えはいつになく明確に>>続きを読む

フェリーニに恋して(2016年製作の映画)

2.8

男の人がコーヒーの砂糖入れてくれるって最高にロマンチックだな。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

やっと見れた!控えめに言っても最高。爆破しまくり、撃ちまくり、車横転しすぎなのに人が一人も死なない超平和映画。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

ニコレッタブラスキにテンションあがった。1週間で終わる生涯の恋もあるわ、って。荒涼としたメンフィスにラジオから流れるブルームーンがかかった瞬間湿った風が吹く感じ、ロマンチック。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.3

パトリスルコントの拗らせ方って認めたくないけど自分と似てるとこあるわ…

男と女(1966年製作の映画)

4.2

先日公開された50年後の男と女を見た後にこれを見てしまうと胸が締め付けられてどうしようもなくなる。歳を取るって、なんて哀しくて美しくて尊いのだろう。人との出会いは、始まったらもうその瞬間から終焉に向か>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.7

パリの名画座Le Champoにて。フランスの映画館で清王朝の最期を見るという不思議。そう遠くない歴史、手を伸ばせばそこにいる人々。時代は巡り巡って、中国人やアメリカ人やフランス人と共にこの映画を見て>>続きを読む

ビバ!マリア(1965年製作の映画)

3.2

バルドーが可愛い、ただそれだけ。撃っても踊っても男を弄んでも、ただそこにいるだけでいい。宝物の様な女の子だ。

アラジン(2019年製作の映画)

3.5

アラビアンナイトな世界観は大好きだったなあ。出来ればジャファー役は邪悪度と慇懃さがもっと欲しかった 笑 

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.6

ベルトリッチ的ニューシネマパラダイスか。はたまた恋と革命の物語か。映画監督は犯罪者である、とは自らに放った名言。生まれ変わったら私も 生まれはシャンゼリゼ通り。最初に発した言葉はこうよ、NYタイムトリ>>続きを読む

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

4.8

マリアシュナイダーは蓮っ葉でおしゃまな、それでいて娼婦性を持ったパリ娘を見事に体現していたと思う。問題になった犯されるシーンは、演者としてカメラの前に立っていた新人女優、そしてあのマーロンブランドと共>>続きを読む

死の棘(1990年製作の映画)

4.0

ひと夏の恋、の様な死を約束された恋愛というのはどこか救いがある。死という名の赦しを盾にしてどこまでも行けそうな、逃避行の共犯者みたいな。島尾敏雄が生き延び、死の棘を書いたことで日本は偉大な作家の1人を>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.9

好きなタイプのファンタジー。鎌倉が好きで堺雅人が好き。それだけで私得。私も堺雅人とイチャイチャしたい………もんもんもんもん………

シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

ベルエポックな舞踏会はちょっと楽しそう。ミッドナイトスターエンドユーってね 笑

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.7

冬の空気が刺さるような冷たさと、人肌の滲んだあたたかさ。心がヒリヒリするような映画。趣里がきれい。

十八歳、海へ(1979年製作の映画)

4.2

泥臭いんだけど結構好きなカットの多い映画だった。森下愛子のピチピチな可愛さと70sな小林薫がずっと見てられる。生まれ変わったら心中ごっことかしてみたい人生だった。馬鹿で無軌道なんだけどロマンチックな世>>続きを読む

オルフェ(1950年製作の映画)

3.2

ジャンマレー演じるオルフェに全く共感出来ず。マリアカザレスの死神が美しい。

サテリコン(1969年製作の映画)

3.6

エロスと肉体と無秩序のフェリーニ。到底理解不能な世界、人間の欲のオンパレード。

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.3

いつか全部忘れてしまっても一番大事なことは覚えてるよね。振り返らないで、ってところが切なくて、本当に哀しくてきれい。

グロリア(1980年製作の映画)

3.5

ジーナローランズ、歳取るごとに魅力的になる女性。それにしてもカサヴェテスの撮る間というか、不調和音みたいなものって凄い。脆くて壊れそうで、爆発寸前みたいな。家族間や友人間での調和が崩れた瞬間に走る緊張>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

あんなお金持ちではないけれどあんな風に貧困でもない。自分が批判される側にずっといた感じで辛かった。そこに悪意がなくむしろ善意しかないからこそ。