パシさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.0

好きな吉田恵輔監督作品なので鑑賞。いつもの軽い感じはなく、本格的にボクシングを描いていた。ただ、勝てない男にスポットを当てていて、その点はダメ男の悲哀を描いていたこれまでの作品に通じると感じた。勝てな>>続きを読む

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

囲碁将棋のラジオで2回ほど言及された影響で再見。以前見た際は、奥崎謙三を面白がる目線で見たため内容はほぼ覚えてなかったが、改めて、奥崎の言い分は真っ当だったことに気がつく。ただ、信念が強すぎるための意>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

どこかで未知との遭遇+ジョーズという説明を目にし、なるほど!となった。変な映画だけど、面白い!

ガキ帝国(1981年製作の映画)

4.0

20年ぶりくらいに見直し。明るかった紳竜コンビが、段々と暗い暴力に引き摺り込まれていくストーリーに、こちらも暗い気持ちになる。ラストの腹の上に何度も飛び乗るシーンは相当に陰惨な描写で、印象に残る。また>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.0

面白い。途中からはもう漫画だが、それもまた良し。ただ、最後の狼の話は蛇足すぎたー。
それにしても松坂桃李のセクシーさは異常。

台風クラブ(1985年製作の映画)

5.0

10年以上ぶりにあらためて見直して、こんなにも面白かったのかと驚いた。冒頭のバービーボーイズを聴きながらプールサイドで踊りまくるシーンから最高。P.J.使うのも早すぎ。
全編にわたり思春期のヒリヒリし
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お嬢さん(2016年製作の映画)

5.0

傑作。彦摩呂ではないが、「日本の変態文化と韓国の骨太映画文化のマリアージュや〜」
卑猥な日本語の台詞を、韓国の役者に、韓国の監督が言わせるという、双方の国の右翼から叩かれそうな演出。やはりパク・チャヌ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.0

シンプルなストーリーで、前にどこかで見たような気持ちにもなるが、バディ物でありロードムービー、かつ最後はハッピーエンドに突き進んでいくので気持ちよく見ることができた。
ドクターシャーリーが「黒人でもな
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.0

なにかあるなと思わせるフリに費した時間と、そのオチの強さが割にあっておらず、冗長に感じた。これならヘレディタリーのほうがずっと気味が悪かった。まあ、性交の儀式は笑ってしまったけど。腰を押すんじゃないよ>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

4.0

こんな汚い映画は初めて。ホンカの通うバーが、まさに地獄のような場所で、入って5分もしたら健康を害すること間違いない。ホラー映画レベルの醜男かつアルコールで頭がぐちゃぐちゃなため、まともに異性と接するこ>>続きを読む

野球狂の詩(1977年製作の映画)

3.0

木之内みどりが恐ろしいほど可愛い。特に風呂場でぶつくさ言うシーンが可愛すぎる…。華奢な体に顎がシュッとした小顔は、今で言えば満島ひかりが近いか。
そしてそんな女性が、男社会のプロ野球に乗り込んでくのは
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.0

骨太なんだけど、テーマに少し頼りすぎたように思う。序盤は実際の話がダブり、腹が立ってしょうがなかったが、そこから飛躍して生物兵器…?となってしまった。
しかし、自殺に向かってしまうのは何故だろうか。や
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あばよダチ公(1974年製作の映画)

3.0

ギャグマンガ的な狂気が全編を支配するが、散弾銃を奪取したあたりから、連合赤軍にも話を重ねていた。道理は無茶苦茶だが、異様なテンションと行動という点が似ていたのかもしれない。
しかし、味噌汁に映った自分
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翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

1.0

随分と前に録画していたが、退屈すぎて細切れでしか見れず、時間ががかってしまった。相米慎二監督作だから…という気持ちがなければ、途中でやめてた。ただ、立ちションシーンの異様な雰囲気だけは印象に残った。

空気人形(2009年製作の映画)

3.0

ペ・ドゥナがひたすらに美しく、切なくなる。腕が破れてしぼんでから、テープで補修して再度膨らますシーケンスの、なんとエロティックなことよ。

公開当時、舞台挨拶を見に行ったが、ARATA氏がいろいろ話そ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

2.0

これはないわ…。柳楽優弥が攫われるところまでは、ある程度のリアリティがあり緊張感があったのに、いきなり巨大なゴミ処理場が舞台になり、無尽蔵に現れる手下を片っ端から倒して救出するという、クソ荒い話に。な>>続きを読む

さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年製作の映画)

4.0

アメリカンニューシネマの匂いがプンプンしてて、拓ボンが狂っていく感じが、スケアクロウしてた。浅野温子が酔っ払ってキャバレー内を歩くバックショットがイカしてた。

CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ(2006年製作の映画)

3.0

クラスにも思い入れはないが、なんとなく観た。でっちあげた米英首脳の会話テープのせいで最終的にKGBから声がかかったり、イギリス議会で歌詞が取り上げられたりと、そこまで社会に影響を及ぼしていたことに驚い>>続きを読む

INSTRUMENT フガジ:インストゥルメント(2003年製作の映画)

2.0

特に好きでもないfugaziだったがなんとなく観る。ギーのステージアクションが凄まじく、アレでツアー中に怪我はなかったのだろうか?ギーの姿に峯田和伸が重なったり、ライブ待ちのファンの映像を映すとこなど>>続きを読む

スライ・ストーン(2015年製作の映画)

2.0

映画というよりもテレビ番組だが、ホームレス期の映像が興味深かった。首から上が固まったかのような姿勢で上目遣いで話す姿に、大丈夫かな?と感じたが、でもバイク乗る元気はあるし、調子いいんだか悪いんだかよく>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

分からないシーン多々ありだったが(なぜシンジがいきなり初号機に乗ってるのか?)、サイケデリックな戦闘シーンに圧倒された。また、過去作でもクライマックスの戦闘シーンに翼をくださいを流していて、その選曲セ>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.0

よくもまあここまで邪悪なことを色々と思いつくな、と感心しながら観た。しかし邪悪さの中にもマヌケさがあり良いバランスで、特に子供の顔いじったのは笑った。長尺で、穴に落ちて以降は観念的で眠くなったものの、>>続きを読む

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.0

最近ハマりつつあるノーザンソウルのことを知りたく鑑賞。出てくる男達の、まさに人生まるごと音楽にハマってる姿が羨ましかった。
劇中、かなりテンポの早いソウルがかかるシーンがあり、それがドラムンベースに聴
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.0

三島由紀夫、現実を見据えた考えであり、そもそもとてもわかりやすく話をする。その一方で芥氏、見た目はGEZANのボーカルという感じでカッコイイんだけど、話は抽象的でよくわからない。時間の概念もないとか言>>続きを読む