ささみさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Arc アーク(2021年製作の映画)

3.2

鑑賞後、なんだかとても切ない気持ちになった。言葉にすると切ない、だけど、そこには楽しいも悲しいもあらゆる感情が詰まってた。たぶん、ひとことには収まらない人生の経験全て。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

表も裏もというのか、そこに居たのは圧倒されるほどの人間そのものだった。
吐き気のする、でも確かにすぐ横に居そうな人たち。

自覚無しに人の悪口伝達する奴が1番タチが悪い、みたいなセリフを本人にぶつけて
>>続きを読む

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

2.5

題材は興味深いのだけど、揺れたりとか映像としてつらかった。

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.0

小さな面倒くさい、がいっぱい詰まってた。遠くの青春と目の前の青春がそれぞれに転がってて、懐かしいような恥ずかしいような気分にさせられながら、でもまあここまでやってこれたんだから良し!と小さく自分を肯定>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

病で亡くなってしまうというラストは最初からわかってて、わりとある話。
だけどなんだか瑞々しくて、ドキドキした。いろんなカットで流れていく10年。そして未来。それぞれの役者さんの力が大きな重なりを見せて
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

シュールだなあ、若葉さんの青はぴったりだなあ、などとのんびり観ていたら、最後はギャグなのか?!という感じで面白かった。
シリアス寄りな話かと思ってたので、良い意味で違って、鑑賞後はちょっと楽しくなった
>>続きを読む

その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

哀愁漂うくたびれたおじさんは1人だと切なさが増すなあ。セリフはあんまり聞こえないけど、写真に語りかけて涙するの、わかる。
最後、ビシッと出迎える格好してて、とても微笑ましかった。インタホン、鳴って良か
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.3

ぶっとんだ梨花さんは石原さとみさんだからという強引さで全て納得させてしまうキャラだった気がする。
わかりやすい話でサラリと観れた。
それぞれが納得できていれば、いろんな形の幸せで良いなと思う。

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

死して尚、周りを笑顔にする先生、最高でした。人として良いも悪いも最高の先生。そしてそれを演じた大久保さんがとても自然で良かったです。
口の悪い高畑充希さんも最高。
悲しくなったり笑ったり気持ちが揺れま
>>続きを読む

キャッチ ア ウェーブ(2006年製作の映画)

2.8

夏の夜にぼんやり観れるもの、で観てみた。
夏だー、海だー、サーフィン流行ったなー!
とても青春。若いっていいなあ。あの無謀さってどこから生まれてたんだろう。なんでもできる気がしてたな。とか。

あらゆ
>>続きを読む

マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ずっとうるうると涙腺ゆるくなるお話でした。
とはいえ、涙が流れ落ちることはなくホッとできる最後。

光石さんの、よっ!ダメ牧師!、の掛け声に映画の中の人と同じように笑えてしまうのが、とても救いがあった
>>続きを読む

私は確信する(2018年製作の映画)

3.5

実話を元にしてたのか。以前にもフランス映画を見て、文化をもう少しちゃんと理解しないと上手く消化できないな、と思ったけど、これもかな。
(その時よりはわかりやすいけど)
失踪する人がものすごく多いけど、
>>続きを読む

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

2.5

ヴィーナスフォートだなあ、懐かしいなあ、と。

ちょいちょいキモい映像でした。

僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

最初、声が小さいのか聞き取りにくくて、なんか無理かも?と思ったけど、最後まで観たら妙に納得した。
遠い過去に置いてきたやつだ。

言葉ひとつがどうって事じゃなくて、全体的な何か。今更どうにもならない何
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

Uの空間がとても良かった。美しい。歌も。
ファンタジックな電子世界が楽しいなあ。
しかしながら、物語はアニメだからなのか強引さや都合の良さが目について少し残念。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.2

北川景子さんはいつ見ても綺麗だな、と思うのだけど演技は何故か苦手。ちょいちょいそれが気になりつつ、中村倫也さんの男性的な怖さが強く印象に残った。そして窪塚洋介さんの控えめな存在感がとても素敵だった。>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

重い。だいぶ重い上にずっと周りからやんややんや言われてしんどいし混乱するし、どんどん追い込まれて八方塞がりな気分になる。観てるだけで逃げたい。

でも、なんとか観てたら、船に一緒に乗ってた若いお兄さん
>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

サクサク進む。そしてやはり菅田将暉さんがもうどういうわけかずっと惹きつけられるのと、豪華な俳優陣で飽きなかった。1箇所痛そうで目を逸らしたけど。
深掘りすればいろんな題材が転がってると思うけど、潔く殺
>>続きを読む

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

シカのはく製見て崩れ落ちたトーマス見て大笑いした。わかってるのに面白かった。

お互いだいぶ酷いことされながらトーマスもピーターも分かり合えて良かったねとほっこりした。
でも映像としてだいぶ酷いことし
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

よく見たら3時間くらいあって、レンタル期限になんとか見終えたくて倍速。
最初は全然気乗りしなくて、原作見て、そうか村上春樹だからこのお洒落な情緒に私がついていけないのか、と思った。たぶん自分に何か欠け
>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

2.8

北川景子さんが吉永小百合さんに見えることがあって、何度か画面を凝視した。こんなところに北川さんがハマるとは思わなかった。

丁寧に作ったんだな、とは思うのだけどゴウちゃんにもよしこさんにも呆れる。どう
>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とてもシビアな題材なのにコメディというので気になってた作品。

人生わがままに生きた方が勝ちよ、のセリフで泣いてしまった。まさか感動して泣くなんて思わなかった。

草笛さんも天海さんも美しくて美しくて
>>続きを読む

小さな世界はワンダーランド(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

以前たまたまナショジオで見たスコーピオンマウスがサソリにかぶりつく顔が忘れられず、これがあることを知ったので観た。

虫は大嫌いだが、シマリスもスコーピオンマウスも逞しく生きている映像がとても良かった
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

-

途中まで。また観ることあるかな?

なんだろう、ミステリーかなと思って選んだけど、どうも感じが違うような重さというか真剣さで気持ちがついていけないため。

僕と妻の1778の物語(2010年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

明るい話を観ようとした時に、何故か選んでしまった映画。
当然のように進むにつれてだんだん悲しみが溢れてきた。
でも牧村夫妻が幸せそうなのが何より良かった。無理に明るくでもなく、夫の毎日小説を書くという
>>続きを読む

ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.9

圧倒的な景色。そしてそれが映像としてとてつもなくキレイ。川も山も四季折々に温度を感じたし、水面のまあ美しいことと言ったらなかった。

静かな映画ではあるけど、時折激しくちょっと怖い。人間らしさというか
>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.1

大学生のもうすぐ卒業という時期の瑞々しさに溢れ、いろんな状況は違えどその時期のあるある的な空気に包まれていた。それぞれの持つ過去などはかなり重い話なので、あっけらかんとした空気ではない。なんとも言えな>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの心の変遷が丁寧に描かれていて、観ている間はとても苦しかったけど、後日談がある事で観賞後の気持ちが救われた。ある意味、後日談がないとあまりにもしんどい。いや、それでも辛い。
本題とはズレるだろ
>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.4

編集者は話の整理には必要なんだろうけど、ちょっとそこでテンポが緩くなる気がした。

考え始めるといろんな解釈ができる。それが日常というか醍醐味というか。
一つしかない事実があるとしてそこから派生するも
>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.2

アクション加点。早すぎてよく見えないけど身体のブレなさが綺麗だなーと思いながら眺める。
あんなに動けたらいいなあと思いつつ。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

生きてくには自分の心を半分くらい殺さなきゃいけないんだよね。

三上はひとりじゃなかった。三上の話を聞いて、ちゃんと支えてくれる人たちがいた。どちらの世界にも。そしてどちらの世界にも暴力はあった。拳で
>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

3.4

熱量がすごいというか、全力だな、と。
観てるだけなのにこちらまで力が入ってしまうくらいの熱さ。
思ったより良かった。
エンドロールの永野芽郁さん可愛かった。

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ほっこりした。
突然呼ばれた引きこもりからの脱出みたいな講座を抜けた時に、女の子からビー玉もらったシーンで泣きそうになった。
そんな御大層な事でなくていい、少しずつ何かを見つけられれば良い、最後の働い
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

なんかじわーっと良かった。
ちょっと懐かしいような、ちらほら知らないような、いろんなものがないまぜになった気持ちになりつつ、でも落ち着いて観れた。
出会ったり別れたりしながら自分の道を探そう。

世界はときどき美しい(2006年製作の映画)

-

タイトルに惹かれたけれど、少し観て合わない気がしてやめた。