chinatsuさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

東京物語(1953年製作の映画)

3.7

紀子さんが一番理想的な子どもだなと思って観てたけど、お父さんも同じように思ってたんだな。
最後の紀子さんと京子の会話にすべてが詰まってる気がした。

ソナチネ(1993年製作の映画)

3.7

先の見えないジェットコースターに乗ってるような、初体験の作品だった。
どう捉えたらいいかは分からず、無理由ではないけど簡単に人を殺してしまうのが好きにはなれなかった。。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

真っ直ぐすぎる人ほどこの世の中は生きづらくて、正直に生きてるつもりだったけど、知らず知らずのうちに目を瞑ってる自分に気がついた。
すばらしき世界には、素晴らしくあってほしいという願いと、甚だしい現実の
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

幸夫と子どもたちのお互いの接し方がすごく好きだった。
会えてるうちに向き合わないと、見えなかったことが見えたときに真実がわからない。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

猛と一緒にゆれ、観終わった後もゆれ続けてる。小さな嘘はあるとしても、口にしたことは全部本当なんだと思う。

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.4

映画というよりスペシャルドラマって感じだったけど、坂元裕二さんらしい掛け合いが垣間見えて面白かった!

アナログ(2023年製作の映画)

3.7

とってもいい意味で、にのが普通の人だった。久しぶりに映画館で泣いた。

ただ柔らかい映像がきれいだっただけに、切り替わりの多さが徐々に気になってしまった。もうちょっとストーリーの繋ぎと余白がほしかった
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.5

設定の発想が素晴らしい…!ファンタジーと分かっているのにドキュメンタリーのように引き込まれる。自分に問いかけながら観てたけど、3日あっても決められない。
帰り道、本物の半月が綺麗だった。

ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

3.6

同じ部屋の中での1本なのに、そうとは思えないカットのすごさ。色んな意図が込められているんだろうけど、今の自分には想像しきれなかった。ラストのマレーネの行動は、カントへの絶対的な愛ゆえ?

ペットボトルロケットが飛んだら終わり(2023年製作の映画)

3.5

TAMA NEW WAVEコンペの一般審査員にて鑑賞。
シンプルに面白かった!海のシーンの映像がすごく綺麗だった。

ブルーを笑えるその日まで(2022年製作の映画)

4.3

TAMA NEW WAVEコンペの一般審査員にて鑑賞。
比較する対象があったからかもしれないが、完成度がとにかくすごかった。“ブルー”の散りばめ方とカメラの構図が特に面白い。

『サマーフィルムにのっ
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正欲(2023年製作の映画)

4.1

目がすごかった。自分と世の中への諦めの目、家族に向ける不信感の目、共感し合える人と過ごす中で光を取り戻した目。
わかりあえなくても、否定せず寄り添う努力をしあえないものか。自分自身を含め、どんな立場や
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.5

大きくなるにつれて気づき始めた、家族間のわだかまり。でも子どもだから踏み入れられない。大人になってそれぞれの立場を理解できるようになった。
どこか自分の家族を見ているようで、昔の自分が蘇る作品だった。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.1

これは絶対好きだと思ってたけど、やっぱりそうだった!!
社会のレールに乗ると必然的に迎える卒業。でもその日までに出会う出来事はみんな違って、それぞれにドラマがある。学生時代に限らず当たり前のことなんだ
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.0

幸せな結末は期待してなかったけど、予想以上に悪い結末。でも、時系列の構成、映像、映し方がすごくて好きな作品だった。時系列をセリフで説明するんじゃなくて、映るものから自然と理解させるのが特にすごい。>>続きを読む

西湖畔(せいこはん)に生きる(2023年製作の映画)

3.5

茶畑や自然のシーンが圧巻だっただけに、マルチにハマっていく描写のインパクトが強すぎて少し残念、、
なりたかった自分になれる小さな光が見えたとき、そこに浸りたくなる気持ちもわかるけど、長く落ち着いていた
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.5

終わった瞬間、思わず拍手しそうになった。微かな光が見え始めつつ、悲しさと苦しさで包まれた作品だったけど、あの世界観にずっといたい。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.6

エドワード・ヤン&台湾映画初鑑賞。登場人物それぞれに起きる出来事と、それに伴う感情が忙しなくて、2日半の話あることを忘れて観てた。

メーヌ・オセアン 4Kレストア(1985年製作の映画)

4.2

旅先でふらっと観て、これまでなんとなく避けてきた古い映画の面白さに気づけた。
長いシーンは少し退屈さもあったけど、次の展開への期待と、出会った人たちが次々と繋がっていく面白さでわくわくが止まらなかった
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Gメン(2023年製作の映画)

3.5

岸くんがヤンキー映画の主演…?って思っちゃってたけど、めっちゃ合ってた!!しんたろー目当てだったけど、高良くんも好きすぎた。。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.3

個人的小津監督デビュー。彼女がある、娘をやるって表現だったり、女は育てがいがないから嫌ってセリフだったり、引っかかるシーンも。。ただ映画の歴史や技術からするとすごい作品だろうから、昔の作品の良さに気づ>>続きを読む

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.0

観て1週間経った今も理解に苦しんでるけど、かなり見応えあった。
過去のある一瞬の気持ちなんて思い出せないし、真実なんて他人はもちろん自分すらわからない。

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.3

どうしてもジェシーを応援してしまった…
羽村くんは状況に対して軽い印象で、もっと緊迫感がほしかったな…

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

いい意味で思ってたのと違った。ずっと不安だった。しばらくこの映画のことが頭から離れなさそう。

怪物(2023年製作の映画)

4.5

自分が見たこと、聞いたこと、感じたことがすべてだと思ったらいけないし、誰かに理解してもらいたいと思うなら、伝える努力をしないといけない。

RRR(2022年製作の映画)

4.5

なにこれ、面白すぎ!!!ストーリー、映像、色々すごすぎて、本当に開いた口が塞がらなかった笑
これは誰かと一緒に、明かりがついた瞬間しゃべりたいやつ!!

アシスタント(2019年製作の映画)

4.7

しばらく放心状態だった。カメラワークから、ジェーンの隣でこの1日を過ごしたような感覚。自分に対しても誰かに対しても、どうにかしてあげたいけど実際にはできない事実が自分と重なった。すごく観てよかった。

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.3

『Un Beau Matin』がなぜ『それでも私は生きていく』?って思ってたけど、納得。壊れかけそうだけど素直なサンドラが羨ましくもあった。

8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

3.6

あの頃を過去と捉えられる今だから持てた感情だろうけど、なにこれ、面白かった。
最後に怪獣の姿とメッセージ性にグッときた。