固めのプリンさんの映画レビュー・感想・評価

固めのプリン

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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

5.0

見終わったあとの多幸感がすごい。
今まで観たヴァカンス映画の中でも最上級かも。
ギヨーム・ブラックの映画は久しぶりに観たけどやっぱり好きだなぁ…
人物がみんな愛しい。欠陥はあるけどええやつばっか。
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

4.3

去年からずっと観たいと思ってた作品。念願かなっての鑑賞。
内容自体は家族のホームビデオの場面が切り貼りされた閉ざされたものだ。しかしタイトルによって鑑賞者に問いは投げかけられ、ただの傍観者ではいられな
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

5.0

すごい。今まで観た邦画で一番好きかも。良い映画の要素が詰め込まれている。タイトルの意味には笑ったけど、途中、あのタイミングで、あの台詞入れてきたのに度肝抜いた。センス良すぎる。苦しみに偏りすぎず、説明>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

5.0

ただこの映画の世界の中にいつまでも浸かっていたい… 湿度を感じる音楽と映像

ガールフレンド(1978年製作の映画)

3.7

くるくるパーマと眼鏡は正義。彼氏の微妙な冴えない感じが良い。アン美人だしいい友達。

ナイツ&ウィークエンズ(2008年製作の映画)

4.5

マンブルコア、昔観た「フランシス・ハ」は日本での宣伝の仕方もあって全体的に乗り切れない作品だったけど、これはすごい好き。生々しくて、情けなくて笑える感じ。すごく身に覚えのあるこの感覚。カメラの距離感が>>続きを読む

Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

5.0

映像作品を観て「楽しい」「面白い」「綺麗」と感じて総合的に「好きだな」と思えることはあっても、「心が震えること」は実は稀だ。今作を観て心が苦しいくらい震えて高鳴った。言葉はいらない。芸術は長く、人生は>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

優しくて良い作品。良い作品というのはストーリーが良いだけじゃない。何でもないシーンが尊い。台詞がない場面で登場人物の心情が伝わる。泣ける!泣いた!ではなく自然と零れる涙。上手に生きられなくても不器用で>>続きを読む

憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.2

ランティモスは裏切らないし誠実だ。真面目にイカれてる。現実に起こり得る悲劇を極端に描いているだけでこれはファンタジーではない。だからランティモス作品はたまに見ると良い刺激になる。悲劇も離れて見れば喜劇>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

3.3

エンタメ的な面白さと終わったあとのモヤモヤ。ちゃんとスッキリさせないところはある意味誠実だし考える余地を残している。作り手のそういった姿勢は素晴らしいが、だからこそ作中の犯人周りの設定がどうも稚拙でア>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.8

ここ数年観た映画の中で最も好きな作品。濱口作品の緩急、リズムが好きだが、この作品はストーリーに打ちのめされた。哲学的であり途方もなく美しい作品。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.5

久々に映画館で観て打ちのめされた作品。家庭環境や子どもの有無に限らず突然日常が変わってしまい絶望せざるを得なくなる状況は誰にでも起こり得る。絶望を誠実に描き、ちゃんと映画的美しさもある作品だった。役者>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.7

間違いなく良い映画。であるけど面白くはない。音楽の使い方はA24感あるけど特に新鮮味はない。役者は良い。ケイリー・スピーニーはちょっと浮いてたけどキルスティン・ダンストは良かった。無表情が似合う。あと>>続きを読む

HAPPYEND(2024年製作の映画)

2.0

思想そのものは否定せんけど思想のために作られた映画という感じで響かなかった。作り手のセレブ感が透けてる。捨てた寿司、私はゴミ箱漁って食べるわ。