りょうさんの映画レビュー・感想・評価

りょう

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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.0

仕事終わり、電車で寝落ちし、終点で降ろされ自宅まで帰る一夜の話

誰も居ない部屋の映像から始まり終わる
hereと同じく静かな静かな映画

余分なお金など無いので歩き出すが、色んな人に出会い、助け助け
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

山の上にある自宅の3階から転落した夫
第一発見者の弱視の一人息子と飼い犬
2階にいた妻
事故か殺人か
サスペンスと思い込んでいたら、裁判劇というか会話劇というか
突っ込み所が無い訳ではないが
最後も思
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メンゲレと私(2023年製作の映画)

3.0

メンゲレの選別を逃れホロコーストを生き延びた男性の独白
ゲッペルスと私 以来2本目

やはりカニバリズムありましたね
赤い闇でも描かれてましたが、無政府状態だからしょうがないと言わざるを得ない
赤い闇
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.4

新旧の有名ドラマーにインタビューとセッション映像
ロックを聞いてはいたが、そこまで詳しくはなかったので知らない顔が多く
楽しくて楽しくてしょうがないという、満面の笑みを称えてドラムに向かう面々
こっち
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

原爆開発を指揮したオッペンハイマーの物理学者としての生涯の話

物理学300年の歴史の成果が大量破壊兵器だなんて
この言葉が全てを物語ってる気がする
ナチスが作るよりは
ソ連が作るよりは
戦争を終わら
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ミッション・ジョイ ~困難な時に幸せを見出す方法~(2021年製作の映画)

4.5

ダライ・ラマ14世とデズモンド・ツツ大主教の対談ドキュメンタリー。
デズモンド・ツツ大主教は全く存じ上げず、アパルトヘイトのニュースなんて全然見ないと思っていたが、こんな方が居られたんですね。
厳しい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.5

天才外科医が作った女性版のフランケンシュタイン。学習能力の高さと習得の速さで世界を旅し、幼児の脳だった女性が天才と言える程の成長をし、普通?の女性となって帰る話。

ファンタジーな映像も綺麗で、音楽も
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Here(2023年製作の映画)

3.0

建設現場で働く男性と大学で苔の研究をしている中国系の女性とのちょっとした触れ合い。
パーフェクトデイズに続く、若しくはそれ以上の台詞の少なさ、寝不足がたたり、後半しっかり寝てしまい大事な所が見れてない
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

トイレ清掃員として働く主人公
淡々と一人、丁寧に暮らす毎日
小さな発見もあり同じだけど同じじゃない毎日
木漏れ日を愛でるなんて、ちょっとした発見が嬉しくてたまらないという
ラストのあの表情、そこに被せ
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その鼓動に耳をあてよ(2023年製作の映画)

4.0

東海テレビ制作のドキュメンタリー
名古屋の断らない救急をモットーにしている救急センターに密着
1人の救命医と1人の研修医と救急のセンター長の3人を軸にコロナを挟んだ数年間を密着
どこかのドキュメンタリ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

最高!
この本編上映当時、スティングのドキュメンタリーとの同時上映でスティング見たさに行ったのに、トーキングヘッズに完全にハマって帰るという

IMAX限定上映ってのが納得ですね
私が座った周りは誰も
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.7

母親が出産の為に夏休みの間、親戚の家に預けられる9歳の女の子が自分の居場所を見付ける物語

ダメ親父とそれに引き摺られる母親。
家族は多いが家族を成していない家庭
そこへ無償の愛情を注ぐ親戚夫婦
べた
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

脱北に失敗し、路頭に迷う家族を救う韓国在住の牧師と自力でブローカーを探し、北朝鮮に置いてきた息子を脱北させようと奮闘する母親の姿を追ったドキュメンタリー

国が刑務所のよう、国家での洗脳というのはどこ
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

アメリカの写真家ユージーン・スミスが晩年、水俣病の公害写真をLIFEに載せる話

ジョニー・デップがまた酒飲みのダメ男かい!と言いたくなるが、やはり上手い
キャラ先行じゃなくとも化けるね

水俣病は昔
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.3

美食家と料理人の男女の物語

男女の関係はありつつも、お互いの尊敬の念が溢れて、この大事な時間をお互いの料理の為に捧げたいという愛が溢れまくってましたね

原作はこの後もあるようですが、ラストシーンが
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

2.5

西武開拓時代。一獲千金を夢見た男の友情物語

長い!
綺麗な映像だったが、もうちょっとテンポよく出来たのでは?
深みも足りなかったかな

ティル(2022年製作の映画)

3.0

まだまだ黒人差別が活発な時代
シカゴで裕福な暮らしをしていた黒人の10代の少年が親戚がいるミシシッピ州に会いに行って事件となる という実話
絶対にあってはならない事件だが、よくあんな甘えん坊を行かせよ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

リバイバル上映に間に合った
高校卒業後、プロのジャズサックスプレーヤーになる為に上京
同い年のピアニストと主人公に感化されてドラムを始める同級生とトリオを組み
主人公が海外に旅立つまでの話

原作漫画
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エリック・クラプトン アクロス24ナイツ(2023年製作の映画)

4.2

最高!
90年代の音ってのがまた独特で
フィルコリンズも この頃あっちこっちのミュージシャンのバックで叩いてたな
ギターのネックにタバコなんて今じゃ考えられない
カッコいいのに
今じゃタバコを吸うのが
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リバイバル69 ~伝説のロックフェス~(2022年製作の映画)

3.5

1969年に行われたトロントのロックフェスが開催されるまでの裏側と演奏シーンがちらっと

ジョン・レノンの映像は見た事はあったが、こういう流れだったとは
ジョン・レノンが直前で行かないと言い出すのが流
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.6

ある会社の会長アシスタントとして働く女性の1日を追う
派手な展開は無く、音楽も一切無く
台詞も少なく、ただ淡々としている

全編に流れる「大人でしょう、上手く立ち回れるでしょう。気にするんじゃない」そ
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.0

人の列にトラックで突っ込むというチェコで実際に起きた事件をベースに、何故こんな事件を起こしたのかという話

精神的に不安定な主人公が周りの人に助けを求めたにもかかわらず、誰も向き合おうとはしない
仕事
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

主人公の少年の母親が働いていた病院が火事になり、母親が亡くなるところから始まる
父親が母親の妹と再婚する事になり母親の実家に疎開した事により、自分を産んだ母親を探す旅に出掛ける

あまりに突然にファン
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.2

関東大震災後に起きた差別に端を発する虐殺事件
絶対に気分が悪くなるとは思ったが、やはり見なければと思い行ったが案の定

地震が起きるまでの1時間、人となりが描かれるが長い!もうちょっと短く出来たろう
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.4

アイルランド ベルファストにある哲学を教える男子小学校での2年間の密着ドキュメンタリー。
タイトルだけで観に行ったが正解でした。
ベルファストでは相当、悲惨な紛争があったっていう程度の知識しかなく、そ
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.1

娘を殺した若い女性の実際の裁判を元に作られた裁判劇

審判が下るわけでもなく
ただひたすらに裁判で交わされた会話が台詞として繰り広げられる
何故、娘を殺したのか?その理由を裁判で教えて欲しいと被告の台
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AIR/エア(2023年製作の映画)

2.6

ナイキのエアジョーダンが出来るまで

のっけから懐かしい音楽
この時代のバスケットシューズって、そういやコンバースかアディダスだったことを思い出す

それにしても、マイケル・ジョーダンとの契約
がルー
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.3

メノナイトという現代的な機械や電気を使わないコミュニティで起きたレイブ事件を元に作られた作品
このコミュニティでは昔ながらの生活をしているので、家父長制と厳格なキリスト教信仰が基本
学校に通うのは男性
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.2

泥酔したフリをしてお持ち帰りをする男に仕返しをしていた主人公が、大学時代にレイブの被害に会い、亡くなった友達の為に復讐をする

SHE SAID から流れて見たが意外な展開
共に、激しいシーンがあるか
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

天才指揮者として名声を得、数々のオーケストラで指揮者を務め、ベルリンフィルで初めての女性首席指揮者となったが、過去に自分が指導した女性が自殺した事により転落していく

難解でした。見逃したり、セリフを
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.3

久々に重厚感たっぷりのいい映画でした
最近は、こういう映画がなかったから、ちょっと新鮮

オックスフォード辞典の編纂に付随した人間模様
辞典の姿形は知ってたが、ここまでの内容とは知らなかったから、そり
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.2

お金のない免停寸前のタクシードライバーが高齢の女性を老人ホームまで送り届けるまでに、寄り道をしながら、その女性の人生を遡る

いくらフランスとはいえ1950年代
男尊女卑が普通で女性の人権なんてあった
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.3

ハーヴェイワインスタインのセクハラ報道記事が出るまでの映画
どんどん名前が出てきて、途中分からなくなって、ちょっと散漫になったような
「記者たち」や「スポットライト」のようなドラマティックな盛り上がり
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.7

恋人との旅行のはずが、仕事を理由にキャンセルされ寝台列車で一人旅
相部屋が粗野な男でうんざりするも、不器用な優しさに気付き、その後は という

共感出来るとは思わなかったが、目が離せない作品でした
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ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド(2020年製作の映画)

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瞑想の教えを請う為に訪ねたら、偶然ビートルズと同じ時間を過ごす事になった写真家の回想映画

写真は今まで見たことのない表情の4人だが
見に行ったのを後悔することになった

普段の彼等を垣間見る事は出来
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.8

デル・トロらしい?ピノキオ
個人的には毒が足りない気もしたが、多分これくらいが妥当なんでしょう
子供にも分かる

滑らかなストップモーションアニメ
魅力的なキャラクター
どこまでも拘り抜いた映像
これ
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