poetさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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優しき罪人(2018年製作の映画)

5.0

心の距離感が近づいたり離れたりするのが
切実に伝わってきて
すぐそばにいるのに
もう触れられないんだと
実感する瞬間瞬間が悲しくて
だけどここからまた
近づく未来もあってほしいと
祈らずにはいられなか
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ゼウスの法廷(2013年製作の映画)

2.0

もうすこしおもしろいかと思っていたから
最後まで観て虚無感に襲われています。

塩谷瞬の話し方がすごく昭和で
こういう重々しいの似合うのって
いいなと思ったりした。

それにしてもあちこちおかしな映画
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

最近タニシさんの動画をいくつか見て
映画になったらどんな感じかと
楽しみに鑑賞。

語り部の怪談と実写化は
漫画原作のそれと似ていて
なんか思ってたのと違う感がある。

だけど瀬戸康史のふーふー顔とか
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グッドバイ(2020年製作の映画)

2.0

わりあい平凡に生きてきたさくらが
諸事情ある世界を知り
むしろその渦中にいることを選び
その中で愛とか恋とか
そっち系の感情が全部混ざってしまって
お母さんとも離れてしまうことからも
かなり混乱してる
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

4.0

なにげにすごくおもしろい。
細かいディテールがぜんぶ効いてて
声出して笑ってしまった。

スマホケースはほんとにダサかった。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.0

お母さんになんてことするんやと
第一印象最悪だったので
どちらも応援したい気持ちになれず
長すぎる死闘もあいまって
私の感情は無の境地でした。

そんな私にはすっきりしない最後に
強く意識したことがあ
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

LGBTをどんな形で知るのがいいのか
考えさせられる内容だった。

フィクションの世界の中にも
たくさんのLGBTの人生が存在する。

授業で説明しきれるのだろうか。

高校生くらいだと人間の成熟度に
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修羅の華(2017年製作の映画)

2.0

愛する人の大切なものを守れ
大切なものになろうとするな

見てよかったなと思った台詞。

修羅の華って!
なんか特攻服に刺繍されそうなタイトル。

イ・ソンギュンに獣の愛みたいなの似合わなくて、背景に
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.8

無垢の赤ちゃんにふれると
皆がすこしずついい人になるのが
たまらなく愛おしい。

人間って愛おしいんだなと
赤ちゃんを大切に胸に抱いて
歩幅小さめで足早に去っていく
カン・ドンウォンの姿を見て思う。
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

ピエタの構図になってたのが印象的。

傷ついては自分の元へ還ってくるマリコ。

還ってこなくなったマリコ。

マリコは恋人ができる度に
シイちゃんから離れるんだけど
シイちゃんから離れるために
恋人を
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時間回廊の殺人(2016年製作の映画)

3.0

陰陽師なんやったん?

ホラーなのかSFなのか
どっちなんだいっ!!

オクテギョンの筋肉に聞いてみてほしい。

フラガール(2006年製作の映画)

4.2

習得する系でいちばんぐっとくるのが
ダンスです。

蒼井優さんも松雪泰子さんも
しずちゃんも豊川悦司さんも
キラキラ(若々しい)していて素敵だった。

その中でひときわキラキラしていたのは
岸部一徳さ
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

しみじみとほのぼのしたお話だと
なんで思ってたんだ自分・・・!

ブルーノはずっと
わけがわからないって顔をしている
ブルーノ以外の人はなんとなく
あの場所のことを察している。

あまりにも残虐で非道
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タチャ ワン・アイド・ジャック(2019年製作の映画)

3.8

結局みんなイカサマ師なのだ。

パクジョンミンがどんどん垢抜けていく
体重の増減のコントロールだと思うけど
ひとつの映画の中で
いくつもの顔を見せられるのは
本当にすごいことだな。

私はグァンスさん
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.4

まず衣裳が素晴らしい。

内容は
そうでしたか
としか言いようがない。

だけど直接的心情を語らず
それでもこちらに伝わってくるので
演技力半端ないんだなって。

狂気というか終始野蛮だった。

生きちゃった(2020年製作の映画)

2.4

ページをめくるみたいに
半年経つんだけど
いつまでたっても
分からないことは
分からないまま。

前編あるのを知らずに
後編を観てるみたいな不思議な映画で
どっちかというと
「死んじゃった」感

葛城事件(2016年製作の映画)

3.3

終盤にこの映画はいつ終わるのかと
残り時間を何度か確認した。
だらだらと続く地獄の終わりが
訪れるとは思えなかった。

葛城事件

○○事件といえば
その事件を象徴する地名であったり
被害者や加害者の
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.8

誰も悪くないのに(アホ警官1名除く)
些細なことで揺らいでしまう
アメリカで生きる権利のこと
ここまで肌で感じて観られた映画ってない。
脚本監督主演するだけのことあるなー。

Please.Don't
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.4

病気による幻覚なのか
心霊現象なのか

ロンドンがロンドンらしかった時代の
おしゃれな風景を見せたいのか

事故物件的なホラー映画にしたいのか

女性の苦労を語りたいのか

どれもそこそこ伝わってくる
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欲望(2005年製作の映画)

2.0

なにか欠落している人間の物語を
求めている自分がいる。

欠落したものや境遇が違っても
その心情には共感するものがあるからか。

それにしても
あんなにもさらけ出しているのに
全然官能的じゃなくて
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容疑者X 天才数学者のアリバイ(2012年製作の映画)

3.0

哀しくて哀しくて哀しい。

でも冷静に考えたら
そもそももっと早くに…ごにょごにょ とか
最初ストレートヘアやったのに
最後パーマかかってるやん とか
思ったのでした。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

ライアンにクソ女とか言わせんのやめれ…

謝ったら許されることと
謝っても許されないことがあって
謝っても許されないことなのに
謝ることすらしない奴ってなんなん。

それにしてもあんなラストは
あんな
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ダウト 〜あるカトリック学校で〜(2008年製作の映画)

3.5

戯曲と知ってしっくりくる。

ひとつの問題を中心に
色々な事情が絡み合っているから
神父と校長が向き合った時に
深みが生まれて引き込まれた。

ヘブンズ・ドア(2009年製作の映画)

3.8

長瀬智也はやっばり俳優であり続けてほしいと思った。

お話は何度も観たことあるような
お決まりのドラマだった。

命の期限が他より短いから
なんでもありみたいなのは
あまり好きじゃないけど
だからこそ
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.0

色々な意味で
宏、やったな
と思った

あの子が邪悪か
って分かるとぞっとする。

クローゼット(2020年製作の映画)

2.8

色々と設計が雑な印象。
役の設定も因果関係もなんか弱い。
クローゼットから出てきていいのは青い毛むくじゃらとキミドリの目玉だけだし、クローゼットの向こう側には王国が広がってるべきだと思った。

ハ・ジ
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娼年(2018年製作の映画)

2.3

もうちょっと憂いがある不健康な作品だと思っていたから、男娼としてしっかりステップアップしていく松坂桃李の健康さがなんだかつまらなく感じてしまった。

倫理観を揺さぶる仕事である以上、得るものとともに削
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0


実は生きるのにいっぱいいっぱい
って人がたくさん出てきて
現実味のある映画だった。


真剣に思い悩んでるけどしょーもなすぎて
誰にも話せないことってある。
話せた時にすこしかわることも。


続き
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

1.2

ちょっとした悪意が人を破滅させたり
警戒心を持ち合わせてないことで
(予期できる事件の)被害者になったり
気をつけないといけないことが多すぎて
現代というかずっと前から
ネットがあってもなくても
悪意
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地球でたったふたり(2007年製作の映画)

1.0

うっかり観てしまった。

幼少期~おっさんと擬似家族になるまでは
心温まるものだった。

ところがあれよあれよといううちに
全部どこかで観たことある展開になっていき
世界の中心で愛を叫んだりした時には
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マドンナ(2015年製作の映画)

1.0

生き地獄。

悲しみばかりの人生を
送る人もいると
教えてくれるのが
映画なのかもしれない。

アトリエの春、昼下がりの裸婦(2014年製作の映画)

4.2

久しぶりに美しい映画を観た。

夫婦の間にある揺るぎない愛は
周囲の人をも包み込んでいて
悲しいけれどあたたかくて
寂しいけれど満たされていた。

私は芸術に明るくないけど
ジャコメッティは好きなので
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

2.0

後輩刑事があの部屋に行っちゃったのは分かる。
しかしその他の人達が吸い込まれるように
無防備にあの部屋に入っていく不思議。

なんも終わらない終わり。

でも香川照之だけは
すごく怖かった。

母性(2022年製作の映画)

3.5

そこに愛はあるんか?と
仰ることはなかったけど
大地お母さまだけが徹頭徹尾ブレずに
命を未来に繋ぐため
愛能う限り子どもを大切にしていた。

大地お母さまは田所の浮気を知ったら
なんと言ったのだろうか
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ヘンゼルとグレーテル(2007年製作の映画)

3.0

子役のシムウンギョン。
なんてかわいいんだ。


子どもたちが演技が上手だからなのか
なんだか色々入れようと欲張りすぎて
効いて欲しいスパイスが
結局隠れてしまった気がする。

北斎漫画(1981年製作の映画)

3.5

これも北斎。

あれも北斎。

どっちが実像に近いのかは
分からない。

あっちの北斎では描かれなかった
娘のお栄さんと北斎の物語が
あったのもよかった。

田中裕子さんて
本当に素敵。