jinglejangleさんの映画レビュー・感想・評価

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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ここまで情緒に揺さぶりをかけられ共感できた映画も久しぶりだった

あと言語の壁/文化の壁みたいなものを見事に描いていた気がする

最後ノラが混迷して泣いちゃうところ、私も共感して混迷して泣いちゃった
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

人生と自由讃歌で最高
希望も絶望も、人生で味わうことをものすごい速度で追体験させられて、その全てをピュアに受け取れる感受性を、幼稚だと批判せず賛美し切るところがほんと素敵
大好き大好き
エンドロール素
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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不条理なユーモアと愛おしさに満ちた素敵な映画だった。何度かめっちゃ笑った。
戦争を伝えるラジオで定期的にメランコリックにさせる演出すごかった。
ミドル世代のピュアな恋愛を、プラトニックに描く上で犬の存
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ダブルフェイス 偽装警察編(2012年製作の映画)

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遥か昔に見たの思い出したけど、
半端なくおもろかった記憶

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

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この世は辛いけど、それでも生きていたい的なセリフが良かった。
全体的にありえないほど生命力に満ちていた

バービー(2023年製作の映画)

5.0

すごすぎるだろ、、、怪作

バービーがなんだがかんだ言っても、容姿端麗で異性からモテるタイプであるということ、異性からの承認を得やすいタイプだってことが物語と構造をより複雑にしてて、そこがまた良いと思
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

父性に対する母性の力
生命礼賛
聖痕
子を孕むということ、創作もまた「孕む」ものであること

世の中に悪意が蔓延するのは仕方のないことだと思う(人は過ちをおかすものなので)。それを引き受けて生きにゃな
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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心の拠り所をいくつか作るんだけど、同時に解体されていったりするよな

PicNic(1996年製作の映画)

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完結した世界観を演出するのは本当すごい
キスシーンは1番好きなキスシーンかもしれない
最後は画が好きですね、黒い天使

怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

非常に面白かった!
構成と伏線がナイス

トロンボーン吹くシーンがすごく好きでした
彼らには世界の全てを無視して変化を恐れず美しいまま生きてほしいと切に願う。

同性と距離が近くなりすぎることへの戸惑
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

タコ泣きした。終始美しく、脆かった。

無邪気に良い人と言われて誕生日をお祝いしてもらう時の心の切なさとか、
あまりに健気なものを見た時に、自分の情けなさがこみあげてしんどくなる感じとか。
逆に子ども
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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見ていられないほど辛い場面もあった。
自身の中学生時代のことを思い出した。
何もかもに絶望して、音楽にのみ拠り所を求めていた経験がある。
心がずっしりとしてしまう。

岩井俊二氏が、インタビューで、本
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アダプテーション(2002年製作の映画)

5.0

構成神すぎ
メタ合戦
エンドロールの後にそんなおまけがあるのかよ
ニコラスケイジ2人見れて嬉しい
画力もところどころ変質的で大変素敵でした

adaptation=適応・脚本

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

5.0

全カット吸い込まれるくらい奇妙で美しい。

なにもかもが極限に振り切れるでもなく、ただどこか壊れているような雰囲気
悲惨さと明るさの共存、
条理と不条理の塩梅
整っているのにアラがある、
辻と褄が合っ
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

5.0

人間喜劇は永続する

人生は最高だ、というラストに対してのフリとしての不条理や絶望ってなんとユーモラスなんだろうと再確認する。

悲しみや辛さ、不条理を「笑い飛ばす」のではなく、ちゃんとそれに食らいな
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RRR(2022年製作の映画)

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とりま面白いのは面白いけど…
個人的にはinterrrvalの演出と、動物が一斉に飛び出してきたとこと、バイクゲットのシーンで大歓声でした

ただ、エンドロールが個人的に少しゾッとした。はなから、植民
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ウェイキング・ライフ(2001年製作の映画)

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酔いそうな画面の構成と、場面ごとに質感が変わるアニメーションがすでに幻想と現実を行き交うようで素敵

必死にさまざまな方法で自由意志や主体性を説く人たちも、みな夢の中だという演出に監督の根暗さとポスト
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

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とりあえず何回か爆笑した
コラージュ的で、一つ一つのアイデアがシンプルに面白かった。
ゴジラ、アコーディオン、チンパンジー、クルマのおしゃべり

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.7

ジャームッシュ、曖昧な関係性の人間同士特有の、他人行儀とか気まずさを人間的な笑いに仕上げてくれる感じがとても好きだ…。
白黒映画だけど、極寒の地から暖かい土地に移動する中でその温度感が変わっていくのが
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JOINT(2020年製作の映画)

4.8

本がよくできていて夢中になってみれた。
十人十色の怖い人、みなさん演技がとっても素敵だった。

やかましい話ではあるのだけど、全体的に静的で都会的な印象を残す。監督の音楽や色彩へのセンスがそうさせるの
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

5.0

電気遊びしてるジャック・ホワイトに爆笑した。全員他人行儀なのが良すぎ

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.6

見るのは3度目だが初めて劇場で。
身体性、宗教、神、ホモソーシャルの中に渦巻く感情、、暴力的だが淡い。
神々の邂逅ってだけで泣いてしまう。

熱帯、汗の匂いと、煤けているが美しい建物たち、日本の伝統と
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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神話素、アナロジー、円環、、難解
永劫回帰の中で少しずつ前に進むこと。母の愛と忘れられない人への想いがトリガーになって平穏が訪れるってところで無条件に泣いてしまった。あと、監督地元の画で締めていくのは
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