junistoosexyさんの映画レビュー・感想・評価

junistoosexy

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風と樹と空と(1964年製作の映画)

4.0

東北から集団就職で上京してきた方言丸出しのじゃじゃ馬田舎娘を演じた吉永小百合の可愛さ爆発。
若いのに確かな演技力があるからその美貌が一層輝くのよ。
ちょいエロな発言は初々しさもありハラハラもしたり。
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ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

4.1

ニコラス・ウィントンって人は救った669人よりも救えなかった250人を想って苦しい人生を長く送ってきたんだろうと思うと、せめて報われて良かったな〜って。
そもそもこの人ただの一般人なんだよなあ。
この
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新Mr.Boo!鉄板焼(1985年製作の映画)

3.5

もはやMr.Booではないだろ。
マイケル・ホイ主演のドタバタならBooなんだっていう日本の配給側の安直な発想に問題あるような。
せっかく「Mr.Boo」っていう日本独自でブランド作ったのに勿体無い。
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あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

3.9

プロット自体はメッチャ自分好みで全体的にも面白かったんだけど、細かいとこが好きじゃないのが残念。
お母さん、顔も含めて終始ムカつく。
売れっ子オースティンがいい人過ぎ。
大喧嘩&仲直り的なのが見たかっ
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赤い蕾と白い花(1962年製作の映画)

3.7

時代が古過ぎて、当時だったら爽やかだったであろう思春期の男女関係がこそばゆくて。
吉永小百合の可愛さが無かったら観るの止めてたかも。
ちょいエロ表現は嫌いじゃないが。
パートナーを亡くした親の恋愛って
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.3

ツッコミどころ満載シリーズのエピソードゼロはシンプル過ぎてツッコミどころが少なくてガッカリ。
やたら走りまくってるのに足音が全然しないやん!って程度。
ただ、準主役の男が終始腹立つ。
法律家目指す秀才
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.3

なんつってもサリー・ホーキンスとイーサン・ホークの演技が光ってる。
素晴らし過ぎるキャスティングにも拍手を贈りたい。
エベレットは、不器用なだけでホントは優しい男なんだよなあ。
結婚式後、部屋で自分の
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.0

小津作品らしい正面アングルによる飯田蝶子のバラエティ豊富な怖すぎる顔芸が秀逸なのよ。
あの強烈な「メッ」をやられたらお漏らしするのも仕方がない。
そんなおばちゃんがラストで見せる優しさと寂しさが涙を誘
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秋日和(1960年製作の映画)

4.0

「晩春」の父親を母親に入れ替えたようなシチュエーション。
結局独りでいるとこも同じなんだけど、父親と違って哀愁が薄めな感じがするのはどうしてだろう。
女性の強さというか自立心かね。
全体的に明るくコメ
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幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

4.0

ガハハハハっと豪快に笑う偏屈な幽霊を怖がるどころか喧嘩したり説教したりしちゃう美しい未亡人。
風変わりなラブコメかなーって思ってたら、ラストはなんともロマンチックでファンタジック。
偏屈で自分勝手なお
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兵隊やくざ 脱獄(1966年製作の映画)

3.8

勝新の可愛さが止まらない。
セリフの中でも自分が可愛いみたいなのがあったんで当時もそういう見方されてたんじゃないか。
そして相変わらず田村高廣とのラブラブっぷりが凄い。
ラストなんか惚れた女を捨てて走
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コンボイ(1978年製作の映画)

4.2

憎ったらしいクソったれ保安官を演じたアーネスト・ボーグナインが最後のバカ笑いで全部持ってった。
軍まで引っ張り出してきたのに、「お前さんにゃ負けたわい」ってか。
序盤のアメリカ版トラック野郎ってライト
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

本質的には黒人差別は無くなってないけど、表面的には「差別なんかしてません」と言いたい白人への皮肉なのかな。
黒人は、やたらと「F**k」と言う、すぐ銃を使う、気軽に強盗する、HipHopが好き、と思っ
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ブラック・サイト 危険区域(2022年製作の映画)

3.4

午後ローのバイアスがかかってるせいか、そんなに悪くはない気がした。
単純で安っぽいけどそれなりに緊張感はあったかな。
ミシェル・モナハンとジェイソン・クラークは良かったと思う。
最終的には解決してない
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地平線から来た男(1971年製作の映画)

3.6

ユルユルで緊張感ゼロのドタバタ西部劇コメディ。
バンバン銃をぶっ放すブチ切れ女がいたり、街中で定期的にドカンドカン爆発が起きたりとハチャメチャな展開がハテナハテナ。
満を持して登場した大物ガンマンは自
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

これはワイスピなのか?
勿論カーアクションはカッコいいんだけど、スーパーカー感控えめでまるで別の映画みたい。
それでも主役2人の相性バッチリで格闘シーンも素晴らしい。
強くてカッコいいハイテク野郎に対
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ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー(2024年製作の映画)

4.1

Heat is onからShakedownの流れでテンションもアゲアゲ。
さすがにちょっと落ち着いたもののスタジャン姿が絵になるアクセル、すっかり老けてドジっ子感が薄くなったローズウッド、安定した面
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(2023年製作の映画)

3.9

有名俳優たちのいつもと違う雰囲気やノリノリの演技を楽しむのが正解。
戦国三英傑の年齢と演じる役者の年齢は全然合ってないし、突飛な内容・展開なんで、事実がどうこうなんてのは最早どうでもいい。
アウトレイ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

壮絶過ぎて観てるのが苦しくなる。
人間の弱さの中にある強さ、生きることへの執着、諦めない気持ち。
もし自分が同じ状況に置かれたら。
ラジオで捜索を打ち切るって聞いた瞬間に気がおかしくなってしまいそう。
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.3

遅れてきたアカデミー候補、これに獲って欲しかったなーって思うけど、受賞するには若干テーマが弱いのかね。
孤独なハミ出し者たちがやむを得ず一緒に過ごすうちに心が通いはじめる・・・っていう目新しさの無い内
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.2

「関心領域」と題材もシチュエーションも同じなんだけど、描き方が真逆の関心ありまくりの直球ストレートで来るんでダイレクトに心に訴えてくる。
子供同士の微笑ましい交流かと思いきやラストは全く救いが無いって
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.9

ハンフリー・ボガートがいちいちキマってるんだけどビジュアル的にはそれ程カッコいいと思わないんだよなー。
ファッションとか所作、雰囲気はイカしてるんだけどさ。
そしてどう見ても50代なんだけど38歳って
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特攻大作戦(1967年製作の映画)

4.1

なんとも痛快な戦争娯楽作品。
後半のドイツ軍奇襲こそ緊張感があるものの、模擬戦までは戦争素人のクセ者死刑囚軍団がリー・マーヴィン演じる少佐の指導で徐々に結束して上官達の鼻を明かすスカっとする展開。
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ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

3.4

最大の見どころはジーナ・デイヴィスのハイスピード野菜切り。
サミュエル・L・ジャクソンのおかげもあって火薬多めのアクションはそれなりに楽しめるけども。
それにしても、当時レニー・ハーリン監督の嫁だった
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

4.1

張りつめた空気が続いて観てるこっちがぐったりしちゃう。
カメラワークや音響にリアリティがあって臨場感マシマシ緊迫感マシマシ。
こんなん毎日やってたらまともな精神状態保てないよ。
ジェレミー・レナー演じ
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五福星(1984年製作の映画)

2.4

妹ちゃんは確かに可愛かったけどさ。
最大の見せ場は一瞬で終わったジャッキーvsユン・ピョウかな。
とにかくストーリーもコミカル部分もつまんないのよ。
いちいちスローモーションになるアクションも実は大し
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現金に手を出すな(1954年製作の映画)

4.2

ジャン・ギャバンの渋みを味わう映画と言っても過言じゃない。
ダブルのスーツ姿でマシンガンをぶっ放すジャン・ギャバン。
シャンパンとレコードを嗜むジャン・ギャバン。
男だろうが女だろうが誰かれ構わずビン
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.9

邦題以外の予備知識無しに「ハングオーバー」的な展開を予想して観てみたら、お口アングリのトンデモ展開に思わず圧倒されてしまった。
観終わってからエドガー・ライト監督作だと知って妙に納得。
後に恐ろしい女
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タイムマシン(2002年製作の映画)

3.3

2037年に行ったとこまでは面白かったんだけど、80万年後に行った途端に、彼女への愛のために・・・ってのが完全に忘れ去られてアクション物に大転換してポカーンってなっちゃった。
女の子と手ぇ繋いじゃって
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ハロルド・フライのまさかの旅立ち(2023年製作の映画)

4.1

昔の恋に決着を付けたい爺さんのハッピーエンドなロードムービーかと思ってたら全然違う。
人生は単純じゃないよって話かな。
ラスト、クイーニーに会えたけどスッキリした感じでもないし。
ハロルド本人も奥さん
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ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜(2013年製作の映画)

3.6

安定して面白いんだけど、何故だかグッとこないのは、なんとなく既視感があるのと、ルパンの顔が好みじゃないからか。
女の子たちのデザインは可愛らしくて好きなんだけど。
銭形は相変わらずカッコいい。
不二子
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L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

4.1

地味そうに見えて先が読めないトンデモ展開にお口アングリしちゃう。
イカれた悪党を怪演した若きウィレム・デフォー、目が離せないカーチェイス、予想外の行動を取るフザけた刑事たち。
もう見どころいっぱい。
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.6

前作の時にも思ったんだけど、若者の繊細な心の動きを表現させたらピカイチのマーク・ウェブ、なんでアメコミに手を出したんだか。
まあ、スパイダーマンは弱っちい男子だからいいっちゃいいのか。
彼女との関係も
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.1

世界中でヒットしたらしいラブコメは、音楽も含め90年代っぽいベッタベタ感いっぱいなんだけど、なんだかんだ笑えてラストはホロっと心地いい。
特に色んなシーンで安心ソング歌ってたのは面白いアイディア。
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

4.1

シドニー・ポワチエもカッコいいけど、なんといってもロッド・スタイガーの演技よ。
他所モンの黒人に対し差別的な目を向ける田舎モンが、その洗練された捜査力に圧倒され徐々に実力を認めラストには表情だけで敬意
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汚れた顔の天使(1938年製作の映画)

4.0

ラストの為にこの映画はある。
ジェームズ・キャグニーの、時に冷酷で時に無邪気で時に頑なな表情に、観てるこっちも気持ちが入る。
最期の決断は親友の切なる願いからなのか、自分を慕う少年たちの未来への想いな
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