はるのそらさんの映画レビュー・感想・評価

はるのそら

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たちあがる女(2018年製作の映画)

2.3

シュール。 グレタが本気で動いたらという映画。まさかのミッションインポッシブルばりに過激なおばちゃん。
山々を越える走り方、建物の屋根の上に颯爽と仁王立ちする姿、川の中へ身を隠す様はトムクルーズやんか
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愉楽への手ほどき(2018年製作の映画)

2.2

こんなタイトルにしないで、いっそのことノンデュアルティとかにすればいいのに。 クリシュナの言葉を読んでるところからも、ゴリゴリの二元論。そう見れば興味深い映画。「私」は存在しないのだから。トントンがい>>続きを読む

午後3時の女たち(2013年製作の映画)

1.0

途中で見るのやめようかと思った。お酒飲んで髪かきあげながら、いちいち不満をみっともなく晒け出す馬鹿な主婦の話。ちょっとした刺激欲しさに、興味本位でストリッパーを「助けてあげる」と恩着せがましく振り回し>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.5

重く深い闇の扱いにくいテーマを、登場する素敵な「他人」の人情味によって清々しい奇跡の旅になっている。
冷たい身内より、袖触れ合った他人達の役回りが素晴らしい。
スペインの宿屋の色っぽい女主人と軽口を叩
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おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

4.0

他のレビューでガキの傲慢さがムカつくと言った意見も見られるけど…都会育ちの7歳の男の子。ワガママ放題なのはこんなものだろう。17歳で身体が不自由な母を残して家出して、子供出来たらすぐ男と別れるような娘>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

先にドラマ版のシーズン1を見てからこちらを。
お金に困ったマスオさん的な夫が妻を誘拐して金持ちの義父からお金を騙し取ろうとするも「変な顔」の男による狂気じみた殺人事件がどんどん絡んでゆく話。
雪深い田
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

深い深い闇の部分を繊細に注意深く、実にちょうど良く描写されていた。
本当はもっとドメスティックに肉体も心も血を流すような”真実の歴史”だからこその、良いバランスだと思った。
これから時代は変わる。
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31年目の夫婦げんか(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「人は幸せを求めるものでしょう?
結婚したら…子供ができたら…子供が巣立ったら…そして?もう楽しみがないことに気付いたの。このまま下り坂の人生は嫌なの。」
このセリフで胸が一杯になった。

文句ばかり
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2回鑑賞。これ、複数回観に行く人が多いんじゃないかと思うんだけど(それくらい面白いし、更に細かいとこ確認したくなるし)

2回目の人は本気で前半は笑いを噛み殺して大人しくしてることが死守して欲しいマナ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

役者さんが全員いい。安心して観てられるベテラン勢。ああ、柄本明もいいなぁ。緒形直人のちょい役に驚いたけど、久しぶりだなぁ。

つい最近ニュースで虐待死で話題になった5歳の女の子を思わずにはいられないな
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

-

2回観に行った。サントラもすぐ買った。マイケル・ジャクソンのThis is it っぽさもある。
ヒュー・ジャックマンにはやっぱり踊ってもらわなくちゃ。踊れる人は踊るべきなのだ。最高!
何度でも見たい
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快盗ルビイ(1988年製作の映画)

5.0

邦画を応援したい という私の気持ちはこの映画が原点にあって、無条件に大好きな映画第1位!
和田誠作品は全部好きだけどコレが最高。
これほど豪華キャストを今誰が一体揃えられるだろうか?監督の人柄が集めた
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.8

最高!超おもしろかったー。西田敏行と佐藤浩市とのやりとりがたまらないなー。どこもムダはない。深津絵里のあの細さもいいし、佐藤浩市の髪はあの量だからいいのだ!(笑)もっかい見よー。

タンゴ・レッスン(1997年製作の映画)

4.8

何度も何度も見てる映画。
何度も重ねて見る度に新しい発見がある。

昔、アルゼンチン人の友達がいて、彼はユダヤ系人種だった。
彼が当時 時折り垣間見せた寂しげな表情を

この映画を見る度に思い出してし
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大鹿村騒動記(2011年製作の映画)

4.6

公開当時すぐに観に行った。入場料はいつも1000円という太っ腹の映画。超豪華キャストが揃い原田さんも満足のいく遺作をつくれたのではないかと思う。公開時 舞台挨拶に車椅子で来た原田さんはスクリーンの中の>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.5

ミュージカルは苦手だけど、それにしてもアン・ハサウェイは超可愛いし、CGは迫力あるし、フランスへ行って来たところというのも手伝ってか とても感動した。どーもラッセル・クロウがせんだみつおに見えちゃった>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

4.5

役所広司ってこんなにいい男だったっけ!?すごい素敵だった。昭和の強いお父さん。一家の長であるお父さんにもお母さんとの関係、古い記憶、胸に抱えている想いがある。。。。樹木希林さんの表情は素晴らしいの一言>>続きを読む

真夜中まで(1999年製作の映画)

4.8

ああ、やっぱり和田誠作品大好き!真田広之大好き!!
1時間50分って。。無理があるけどf^_^;) わくわくする感じで許せちゃう。店の看板や店舗内に飾られる絵まで自前で、隅から隅まで和田ワールドぎっ
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プレシャス(2009年製作の映画)

4.0

虐待 レイプ 肥満 差別 人間の負の部分を引きずり出すに十分なキーワードがズラリと勢揃いしたストーリーであるのに、どこかふわっとした感覚に包まれたり安心感に似たものを感じながら見続けることが出来る>>続きを読む

ダブルフェイス 偽装警察編(2012年製作の映画)

4.8

良い意味で、最後まで救いようがなく、こんな後味の悪いドラマは久し振り。
どこかに救いが欲しくてつい負け惜しみのようにあれこれアラを探してしまう。
封筒の「用心棒」の文字に気付いてもそのまま気づかないフ
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

4.5

ああ、やっぱり好き。松田龍平が飛ぶならシリーズ終わるんかな?それとも出れなくなる都合があるのかな?リリーフランキーの不気味さもいいね。田口トモロヲと松重豊の存在確認にもう一度観たいな。

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

4.5

松田龍平がこうなったのかー、という感心しきり。すごい美味しい役もらってるよね。この映画で一番いいポジションを彼が持ってってる感じ。
高嶋政伸の気持ち悪い悪役はここから始まりだったのね。最近はずっとこの
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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

4.5

前作に続き、すごくスキ。そして前作の感想でも書いたけど松田龍平演じる高田はズルイ役だな〜(笑)すごいお得だもんね。渡部篤郎の困り顔も通常運転。ゴリもはまり役。この映画キャスティングがすごく上手。
前回
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清須会議(2013年製作の映画)

4.0

城内での人間模様をこんなに豪華キャストで存分にそれぞれの個性を立たせる三谷さん得意のやり方に納得、満足。空港内での人間模様を出した大空港の時代が遡って城内になって膨らんだって感じそのものだよね。大泉洋>>続きを読む

大空港2013(2013年製作の映画)

4.5

キャラの立て方が超面白かったー。お母さん役の神野三鈴さん最高!この人ほんとうまいなー。なかなか貴重な雰囲気もった女優さんだと思う。あの屋上でのオダギリとのからみなんて最高だった。あのフェンスによじ登る>>続きを読む

かぞくのくに(2012年製作の映画)

4.5

この監督とそのお母さん、ドキュメンタリーの番組で見たけれど、すごくきれい。年齢を感じさせず、お肌がすごく若くて驚いた!

この映画が世界中で、少しでも一人でも多くの人に見てもらえますように。
ただひた
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陽気なギャングが地球を回す(2006年製作の映画)

4.5

実写アニメのような気軽さが今の私にビンゴだった。原色の衣装、アルカポネを思わせる黒地にハッキリした白のピンストライプのスーツ。翔子のムラサキのベリーショートのカツラ。それらも含めて楽しめた。田中商店の>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

女性警官のグッジョブっぷりが最高!このような映画にありがちな脱出時をやけに引っ張るイライラやレイプシーンの生々しさはすっ飛ばし、人物の内面、心の動きを丁寧に描いている。 娘をひどいめに合わせた憎い犯人>>続きを読む