juriさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

山の音(1954年製作の映画)

3.5

原作の雰囲気とはだいぶ違うようです。

本人は何も悪くないんだけど、菊子は同性からあまり好かれそうにないいい子ちゃんキャラでなんだか見ていてつらい。旦那の修一は元々人の心が分かるサイコパス気質の人間な
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

鬱憤をポジティブに変換できず鬱々として過ごすのは、若いうちはあるあるだと思うし別に構わない。"何者かになりたい"という表現は少し意地悪だと思ってて、それほどではなくても人間みんな自分が犠牲を払ったもの>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

5.0

脚本にセリーヌ・シアマが関わっているということで見ました。
いやーこれかなり好きですね。元ビッチとしては、エミリーが好きすぎる。

カミーユ..「セクシーな彼女がいい(でも僕より経験ない人)」ってか!
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ガールフッド(2014年製作の映画)

4.0

あえて言うけれど、主要登場人物が全員アフリカン・アメリカンな映画を初めて見た気がする。しかも8割女の子だし。それだけのことがこんなに珍しいってやんだか異常だ。

リアーナのDiamonds(https
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ラスト・フェイス(2016年製作の映画)

4.5

大学に入るときはNGOに入りたいと思っていた、いろいろ足りなかったけど。今となっては信じられない。私は家で過ごすのが大好きな平和主義だから(犬を飼うのが夢)。

主演の二人は戦地に配置される国連職員で
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.5

前半は料理シーンに人間ドラマを挟んで「リトル・フォレスト」みたいな映画なのかなと思ってたら、後半は落ち着いた展開でガラッと印象が変わり、そういう意味で面白かった。

土井先生ってご飯を作る人に気負わせ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いまいち理解できず、解説
(https://filmaga.filmarks.com/articles/220630/3/)
を読みました。
はあーなるほどね。

私がそこまで理解出来ていれば、確かに
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マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

3.0

ジャック・ブラックが冴えない男をいい感じに演じている。なんでこの人選ばれたんだ?ほんとよく分かんないな。

てか邦題!at theを無くすとマーゴットの結婚式みたいになるじゃんか。テキトーすぎるでしょ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

前のジムではケイコが危険なので試合をさせてもらえなかったというエピソードがあるように、ジムが閉まることが意味するものは健常者より大きい。きっとこういうことが日常茶飯事の世界なんだろうなと思った。

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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

結局アマプラで見ました..。

なんかちょいちょいコメディ部分は滑ってた気がするのだけど、ベンアフ好きの私はそれもまた可愛い♡ ポンコツ役似合うなー。

少し都心を歩くとブランドのロゴばかりで目眩がす
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

-

貴方を思ってたくさん泣いた。
泣いている間、辛かったけど気持ちよくて嬉しかった。
ねえ勝手にいなくならないで。
私の記憶から消えないで。
この映画があれば、何年経っても貴方を思い出せるかな。

ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたい(2007年製作の映画)

-

邦題が2つあるみたいでDMM動画には「ハンナはいつも、愛されたい」でありました。

ほぼほぼノア・バームバックじゃん!と思うし私はノア・バームバック好きだけど、彼の映画から小賢しさを少し和げたかんじw
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FUNAN フナン(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

クメール・ルージュについては医者や学者を排除したとか、その代わりに何も知らない子どもに診察をさせたという過激な情報しか知らなかったので、市井の人々の生活はこんなふうに追い詰められていったのだなというの>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

1.0

最近の邦画なみのグダグダ感、主人公が全く応援できない浅はかな人間。
一緒にいられなくなったのは自分のせいなのにいつまでも昔の恋人にこだわる。いや、あんたのせいで既婚の彼女が姦通罪に問われでもしたらどう
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

ジョーダン・ピール監督の作品は好きでも嫌いでもないけれど難しくて今作もまあ理解できないだろうな..と思ったら意外と楽しめました。

エメラルドかわいい!(AKIRA)
エンジェルは顔がいい!
OJは不
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雪之丞変化(1963年製作の映画)

3.0

敵討ちの話というのは分かるのだけど、私の教養がなさすぎていまいち粋というか細かい部分の良さが理解できなかった気がする。

若尾文子出演作品、鑑賞19本目!(!)

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.5

うーん、なんだか全体的に薄味に感じた。
想定外なことは起こらないし、登場人物がみな善人すぎてリアル感もない。

エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.8

もう少し若いときにこういうその日暮らしの女の話を見て「年いったらきついな..」と思ってたけど、最近はリアルに想像できてもはや別にそれも楽しそうと思う始末。だから今作の悲壮感ない感じは意外にリアルだと思>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.5

環境活動家の考えに簡単に巻き込まれてしまうように見えるのだけど、ものすごくタイミングが悪くてトラーが精神的にも身体的にも追い込まれてしまっていたからだと思われる。普段はきっと信者にもそうしていたように>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

2.0

捻りのない古典で拍子抜けだった。
まあそれは私の好みの問題だからよしとして、少しカメラが忙しなかった気がする。「グランドフィナーレ」を見たあとだから特にそう思うのだろうが、会話のシーンも一人ひとり交互
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

-

眠い。不眠症なのだけど今作を見ていたら30分くらいで昼寝していて感動した。

なんというか、お洒落なのは言うまでもなく心の余裕というか空間の広さからくる豊かさを感じる映画だった。東京大好きだけどさあ、
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.0

白髪だいすき😭勢からするとこのショーンコネリーはたまりません。

私はなんだかちょっと敵が可哀想になってしまったな。ショーンコネリー含め末端の兵士はただの駒なんですね。国の兵士だからまだよいものの民間
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破戒(1962年製作の映画)

4.0

毎度のことで申し訳ないが猪子連太郎(三國連太郎)の奥さん(岸田今日子)が素晴らしい人である。
確かに部落差別はとんでもないと思うよ。
でも現代でも未だに根強く残る女性差別(差別という言葉もちょっと違う
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いのちの停車場(2021年製作の映画)

1.5

ごめんなさい、50分くらい残してギブアップ。
はあーどうしてこうなっちゃうかな。

ターミナルケアというあまり知られていない医療体制がテーマなのだからその利点とか逆にどういう点が問題なのか知りたかった
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.0

おそらく初鑑賞。どうしてもコロナ禍と重ねて見てしまいました。

てんやわんやして結局大きな解決策は見つからずだましだまし元の生活に戻ってるの、なんじゃそれ!って思いますよね。

最近インドの人口が中国
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女系家族(1963年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

同じ山崎豊子原作の「女の勲章」では気の弱い先生を演じていた京マチ子さん、今作ではちょっとマチ子さんを嫌になってしまうくらいの強欲ぷりの長女に扮しています。
ディズニーのヴィランか!

しかしここまで用
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氷点(1966年製作の映画)

3.5

北海道が舞台でさっぽろ雪まつりやアイヌの方々を少し見ることができます。

突然ですが私は嫉妬深い人間で女友だちが他の子と仲良くしすぎて無視したことすらあります(中学生の時)。
なので夏江の気持ちは結構
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センセイの鞄(2003年製作の映画)

3.5

今泉力哉監督の「猫は逃げた」でヒロインが「あなたに会えてよかった」を歌っていて、いい歌詞だなあと思ったら小泉今日子の作詞なことを知ってから一気に彼女に興味が湧いた。

美人というより可愛い。ファンムー
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.8

作家人生というより出会ってきた人に焦点をあてて、影響されたり惑わされながらトーベが成長していく様が見られてよかった。

私はムーミンのアニメを見たことがないけれどグッズになって売られているムーミンがと
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

3.5

ヴァイオレットおばあさまの存在感..!

ドラマを見て随分時が経ってしまったけれど、登場人物がみなうまく行きすぎなくらいそれぞれ幸せになって、お互いにそれを祝福していたのが良かった。
現実はこうは行か
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.3

独特の雰囲気の映画。
構図も凝っているのだが、刑務所内ということでやたら騒がしかったり人が怒鳴ってるのでイライラしてしまいました。好みの問題ですね。

ブラック・ジャック(1996年製作の映画)

3.5

グロいの苦手なのに子どものとき必死になって読んだブラックジャック。

どの話も、大体おんなじです。いやこれはディスってるんじゃなくてね。人間が全てをコントロールしようとするのはおこがましい、不条理も受
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フレンチ・イグジット さよならは言わずに(2020年製作の映画)

2.0

ミシェル・ファイファー演じる破天荒ママが面白くて前半は楽しく見てたんだけど、後半はオフビートというか「なんでこの人ずっと家にいるの?」とか「何故そんな展開に?」って展開の繰り返しで荻上直子作品ぽい!と>>続きを読む

イマジン(2012年製作の映画)

3.8

物が反響する音を注意深く聴くことによって盲人の生活をしやすくする反響定位を教えに来るイアン。杖なしで外を歩く彼に惹かれるエヴァ。

アメリカ映画ではこの雰囲気は出ないよなあ..と思える静かでさりげない
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笑う故郷(2016年製作の映画)

-

いやーこれはなかなかの問題作です。
ブラックジョーク好きの私も最後はちょっと引いてしまいました..でも結構リアルです。
アレクサンダー・ペインの作風に似ています(異論は受け付けます!)

Netfli
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花くらべ狸道中(1961年製作の映画)

3.5

ポンポンポンポンポンポコリン♪
見てから調べたけど、狸って極東(日本、ロシア、中国、朝鮮半島)にしか生息しない珍しい動物なんですって。
子どものとき、家の隣のトウモロコシ畑で大人の背ほどの狸に遭遇して
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