じゅんふうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

開始から意表を突かれる内容だけど、劇的な画力の勢いに圧倒されてつい引き込まれてしまう凄さがある原作に対して、駄目な方向の映画化。
そもそも原作の時点でなんであんなにウケたのか未だに理解できないくらいに
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

門脇麦の演技が特にすごく、基本的静かな作品の核の熱を担って引っ張っているぐらいに講演である。リアリティがあるかどうかはわからないが、貴族と苦労人との対比が生々しく丁寧に描かれててよかった。
個人的に、
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.4

漫画は渋谷事変編の始まりあたりまで読んでいたが、すっかりと内容は忘れてしまっていた。その為、丁寧かつ自然にに呪術のことやキャラ設定をしてくれることで引っかかることなく頭に入ってきたし、わかりやすかった>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

3.8

登場シーンからの人物紹介、画面の切り替わり方とか演出とかお洒落だしストーリーも面白い。特に、残酷だけども斬新な拷問・処刑シーンは色々と観ていて楽しかった。
多くのストーリーが交錯して話が進んでいく。途
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101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.8

そういえば内容知らないなと思って観たけど、夢中になって観てしまうぐらい面白かった。

なんか雪のイメージある印象があって、どこの記憶かと思って探っていったら、幼い頃にやっていたピコ(知育ゲーム)の「1
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犬王(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

湯浅監督が好きなので、前情報なしに見始めて瞬時に虜になり、一気に見てしまった。
歴史の知識が足りていないせいか、舞台になったあたりの時代にあまり詳しくなく、能に対しての知識もまったくなかったが、それで
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8

お洒落な演出の端々にきたない場面が混ざり込んでいて、独特なトリップ描写と合わさって、幻想的かつ印象に残る映画だった。
冒頭から既に、そりゃみんな好きだって言うわって思える語り、トリップして沈んでいく描
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

君の名は。と天気の子を経てますます映像美に磨きがかかる一方で、今回のテーマが震災で、映像内でも場所や「3.11」の表記や、危険アラートの存在によって日常の延長線上だと気付かされる。風景がリアルだから余>>続きを読む

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

アニメ版オッドタクシーの劇場版。
正直あれ以上何をやるのかと思って予告とか前評判とか一応読んで映画館行くかどうかを決めたけど、総集編であったため、行かなくてもよかったと思った。特典は欲しかったけど。
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ONE PIECE FILM STRONG WORLD/ワンピース フィルム ストロングワールド(2009年製作の映画)

3.2

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良くも悪くも、ワンピースらしさが出ている映画でしたが、
特にDr.インディゴが出ているすべての場面がワンピースの悪い面のノリで構成されていて、自分がワンピースから10年ぐらい離れてた理由を思い出した。
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ONE PIECE FILM GOLD(2016年製作の映画)

3.7

勧善懲悪の真正面からのぶつかり合い、支配との戦いなどワンピースっぽさの凝縮のような映画であり、
カーレースやスパイ映画のオマージュのような潜入など、ワンピースっぽくなかった場面もちらほら。

テゾーロ
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

観ている間は、キャラクター出しすぎて殆どが顔見せだけで終わってるなとか、バレッドが背景もエピソードの深堀りもなく、ただひたすらよくわからない怪物と2時間総力戦で立ち向かい倒していくだけというエピソード>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

アニメは空島編の途中で止まっており、原作は頂上戦争編あたりで止まっていたが先月一気に102巻まで読み進めたぐらいの状態で挑んだ劇場版。

一言、感想としては滅茶苦茶良かった!前半がウタのライブ中心とも
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ウルトラマンというか特撮は通っていないので、バルタン星人ぐらいしか知識のない状態で初日に観に行く。シン・ゴジラのときもあってまったく無知識でも楽しめるという気持ちがあったので。
結果 めっっっっちゃ面
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

禁断の惑星から。
絵柄もドラーグ族の形状も不気味だが輪をかけるようにBGMやSEも不気味さを煽っていて気持ち悪いもの見たさのような感覚で見続けてしまう。
人間側に肩入れしてしまうので後半、なんとか助か
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

見る前は「3時間か〜」と思ってずっと躊躇ってたけど
見始めると時間がたつのが早くて、物語の波に乗せられて引っ張られたままラストまでダレることなく楽しく観れる。
学歴社会、階級社会、カースト制度、それに
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

1.1

少しでもなにか褒めるべき点があれば、と思い見たけど誰も得しないリメイクだった。
柄本時生が死ぬところがピーク。

岡田将生をサイコパス風役柄にキャスティングするのとか、大して中身のない中途半端な人間ド
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

2.9

バディ探偵物が見たくて見始めたけど、あまりバディ感はなく、一人で暴走しまくっている印象しかなかったので思っていたものとちょっと違った。
大泉洋は癖がある役者なので、合う役はピッタリとはまるけど今作はあ
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アラジン(1992年製作の映画)

4.3

知っているようで実は全部通して見たことなかった作品
めちゃくちゃおもしろい。大人になってもジーニーの言動にゲラゲラ笑ったり展開にハラハラしたりするんだから子供のときに見たら絶対心に残り続ける人生の転機
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ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.9

Vtuberの某方がボーボボみたいでめちゃくちゃ面白いと言われたので見たけど、最初から最後まで狂ってて頭がどうにかなりそうだった

全員話が通じなくて脈絡もなくキャラクターが暴れまくって怒涛に展開して
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが好みかと言われたらそうではないんだけど、映像がとにかく引き寄せられる魅力の連続で目が話せなくて一気に見てしまった。耽美で暴力的で、でも下品にならないカッコよさがある。
タイトルの出方でもう
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前作が面白かったので、サブスクで見られる日を待望してました。
前回の内容よりも更にスケールと物語の濃さがアップして、アクションのみ成らずドラマ的な内容としても十分に楽しめる作品にはなっています。

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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.8

きつねたちの動きがコミカルで、リアルよりなビジュアルなのにポップさがあってとても好きな作品だった。セリフ・ストーリー・世界観はもちろん、ストップモーションとしての動きや備品、ミニチュア的なセット、すべ>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

顔と名前を一致させるのに苦労して話を全然終えていなかったが見終わったあとにあらすじ解説を読み唸った。緻密に視聴者を騙しに来てる。
怪しいかなと思った人が実際そうだったので肩透かしを食らったが、それは直
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最後残ったもの全員で銃を向け合うシーンが印象的。血、暴力、バイオレンスと派手にやっているものの、基本的には会話劇。画面の移り変わりでの驚かせ方がとてもいい。

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.6

ちょっとずれてる二人の会話劇が絶妙で面白かった。
なんか質感とがリアルでした。
ずっと二人のズレ具合を楽しめるけど、段々と二人にピントがあっていってからの「普通って言葉は何かを諦めるための口実なのか?
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

初見
20年以上前の作品とは思えないほどCGがすごい。
見たこと無くても知っている背中反り銃弾よけの場面もそうだけど、
印象的なシーンが多くて、内容が理解できなくても楽しく見られる。

内容がおいつけ
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空白(2021年製作の映画)

4.0

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ずっと重苦しくてつらい映画だけど成長と光が見える終わり方でよかったとは感じた。特に娘の気持ちを分かろうと絵を書き始めるところ。全員少し不器用でそれが最悪な結果にころがって行って観ていてつらい。
事故で
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.1

「この時代考証なら美人 」というメタネタだけ笑ったが、それ以外は面白くなかった。
三国志知ってたら笑えたんだろうか。そう思うと学ぶきっかけになったので見て意味ある映画だったと思う。

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

妊婦警官の人間的強さ、洞察力が魅力的でとてもおもしろかった。あたり一面雪で真っ白な中の鮮血が映えるし少し趣ある絵面になっている。
ちょっとした狂言誘拐があらゆるミスで大きな事件へと発展していく過程も面
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羊の木(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

話の作り方と引き込み方がうまく、なにもあらすじを見ずに見始めると奇妙な移住者に顔が引き攣っていく錦戸亮の追体験ができる。
6人の受刑者の個性もあって祭りで全員集合する場面はアベンジャーズかというぐらい
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

初っ端のストーリーに魅力がないのでひっくり返る部分(おそらくタイトルが途中で出る箇所が物語の転換場面として力入れてるであろう)でも盛り上がらず、特に目を見張るようなシーンがないまま、終わってしまう。>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

おもしろいけど、キングスマンでやる必要ある?って展開は最初続くが、アクションが始まったらさすがキングスマンという安心感で満たされる。盛り上がるしワクワクするし、誰が突然殺されるかわからないので終始ドキ>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5


人の死は悲しい、寂しいイメージが強いけれど
もちろんその感情に寄り添うようにスポットを当ててはいるけれど、
死後、死者が地縛霊となりさまよってどう心の整理をつけるのかという側面から当てたユニークな作
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

ストーリーは難解と聞かされて身構えていたけれどそれほどわかりにくいもでもなかった(それでも30%ぐらいしか理解できていない)
それよりも、本当に1988に作られた映画!?と思えるほどの圧倒的作画力、表
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.5

高校演劇版を見てから、映画版ではどうなっているのかと思い鑑賞。
高校演劇版の衝撃を引き摺ったままだったので、映画はちょっと加飾すぎ?とも思ったけれども、抑えられるところは抑えられて、先生の役柄も最初は
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