けんたさんの映画レビュー・感想・評価

けんた

けんた

映画(104)
ドラマ(4)
アニメ(0)

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

-

「悲しさ」と「喜び」がこんなにも同時に表現できるのかという。

不思議でいて、でも心地よい。ちょっとこれまでに感じたことのない感情の映画だった。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

-

感覚の優れている主人公だからこそわかる
「あれ?なんか…違くね?」の絶望感…

恐るべし。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

強い好奇心から人間の良い所も、残酷な所も、哀れな所も見たベラが、

それでも人間を愛し助けたいと思ったのは、博士から「愛情」を受けて育ったからなのかと思うと、とても普遍的なことのように思えて中々熱い映
>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

-

「自分の親のようにはなりたくない」という普遍的な悩みがあることで感情移入できるし、

共通の欲求に囚われている彼らは、ある意味「血のつながり」を持っているわけだから、それはとても強いものなんだなぁ、と
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

-

最初でぐっと掴んで、
どりゃーと進んで、
中盤やっぱりこうなって、
ここはこう!となり、
その後すぐにおりゃーと、なって
もうダメ押しのイェーイ🙌

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

-

口論がエスカレートしていく場面で最初はお互いへの不満を言っているのに、次第にそれが「もっとこうだったら良かったのに」という希望を言い合っていることに気づいたときの感覚。

離婚を通して結婚を描く、影を
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

-

3人の視点で微妙な違いを描いていく構成。1人の視点で見たものが次の視点で印象が変わり、また次の視点で印象が変わっていく。
2人ではなく3人だからこそそれぞれの性格やキャラクターがよりわかるし、男2人が
>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

-

諦めや焦り、虚しさ、怒り、脆さを淡々と描かれると、ふとした瞬間の幸せに気づくことができる。
このコントラスト(抑揚)が効いていて、色味やカメラワークも情報量が少ない分そこに集中して見れる。見ている自分
>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

-

焦らされて焦らされた挙句に出てきた瞬間の高揚感がすごい。これは伏線的なこともそうだし、ある程度の尺が必要なのかもしれないけど、主人公の高揚感(顔には出さないけど)がビンビン伝わってくる。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

-

あの問診のシーンで初めて感情が見えたときに、ぐっ、と心が動く感じ。それまで抑制されてたのを、ワンカットで感情を出す。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

話が2つの軸(恋愛と復讐)で進んでいく、さらにこの2つも共鳴し合ってて…という。

クライマックスのシーンのカメラワーク。
からのラストの切れ味がすごい

>|