カイトさんの映画レビュー・感想・評価

カイト

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

24年間すれ違い続けた初恋のナヨンとヘソン。
満を持して再開するも向かう人生の先は揃わない。
あの時の2人ではなく人生を経た今の2人は現世では結ばれない。
それでも受け入れて来世への縁を信じて生きてい
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.1

エイズになった荒くれ者のカウボーイが絶望するにはまだ早いと言わんばかりに生命力に溢れた生き様で観る者に訴える人生讃歌。

マシューマコノヒーの心配になるほどの痩せっぷり、体型とは裏腹にキレッキレな商売
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127時間(2010年製作の映画)

3.9

自信家でソロ探検が好きなアーロンを襲う世界で最も長い悪夢のような127時間。

物語の9割はジェームズフランコの一人芝居。飽きることなくどんどん引き込まれていく。
人を頼るという1番簡単で1番難しいこ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.3

タイの映画館でアーガイル一足先に鑑賞!
角刈りカヴィルが意味わからんぐらいかっこいい。

ブライスダラスハワードとサムロックウェルのコンビが相性良すぎてみてて幸せだった。
優秀なスパイは世界をも欺く。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

核を落としたAIと人間の戦争と交流を描いた王道SF。

設定自体はよくあるものだったけどAIに芽生える愛と人間の傲慢さが際立っていて近未来と大自然の映像美も相まって大満足。

渡辺謙の存在感とアルフィ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.1

アメリカの田舎に閉じ込められた青年ギルバートの静かな日常の変化を描いた名作。

全体的に淡いタッチでどこか懐かしさと切なさがあって終盤はじんわり泣いてしまった。

愛しくも自分を縛っている家族への複雑
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

石油で莫大な資産を得たオセージ族から全てをむしり取る白人の汚さ、愚かさをレオ様の表情筋に任せて描き切った本作。

デニーロに翻弄されるレオ様がずっと情けなくて最高だった。

あんなに完璧なへの字口は見
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.6

冴えない天文学者と大学院生が地球を滅ぼす彗星を発見!
全世界をあげて地球を守るべく動き出すかと思いきや…

私利私欲、保身で全く動かない政府、彗星による利益に目が眩む大企業を絡め、何度も描かれたパニッ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

最愛の息子を奪われた男の血に塗れた命懸けの復讐劇。

一度死んだ男の執念は凄まじくどんなに逃げてもどんなダメージを与えても地の底から追ってくる。

悲願のアカデミー賞も納得の命懸けの演技には鳥肌が止ま
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

警察に潜むマフィア、マフィアに潜む警察
バレたら即死の緊張感が観る側にも伝わってきた。

大ボスジャックニコルソンに振り回されるレオ様マットデイモンの疲弊具合が見てて切なくなった。

終始ハラハラでき
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.3

金、薬、女やりたい放題でウォールストリートを制したジョーダンベルフォートの完全実話。

禁止用語満載、ラリってる姿しかないレオ様が最高すぎた笑

「このペンを売ってみろ」
この一言ににジョーダンが成り
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

-

トムクルーズがトムクルーズし過ぎてて最高だった!

164分ずっと全力疾走、全力ジャンプで人間が出来る極限のアクションを圧倒的安心感でやり切るのは流石過ぎた。

予告のバイク大ジャンプアクション史上1
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.7

人類を破滅するプルトニウムの争奪戦
トムクルーズが相変わらず体張りすぎてて最高。
脚を折ったというジャンプも意味わからないぐらい飛んでて流石すぎた。

本作のMVPヘンリーカヴィルが憎たらしさMAXで
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

冴えない高校教師が人生を良きものにするためアルコールを摂取しまくる
終始沈みきってるやさぐれ、落ちぶれマッツが酒飲んで大覚醒
スーツではっちゃけたり、思い切りサッカーしたりマッツ好きは必見!

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

ラッセルクロウが圧倒的貫禄で悪魔を退治しまくる最高なホラーアクション。

悪魔に全く臆することなくジョーク、余裕さで祓いまくる。

あの図体でスクーター移動は笑うしかなかった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

これまでにないほどの圧倒的絶望
戦後日本、人々が前を向け復興に向け直向きに生きる中突如現れたゴジラに全てを奪われる
何度立ち上がっても容赦のないゴジラ映画でまさにこれが観たかったという大傑作!

突如
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦を終わらせるべく集められた天才科学者たち。遂に完成した兵器は人類をも滅ぼせるものだった。

被爆国と生み出した国とではこの映画の受け取り方は大きく異なると思う。

世界が不安定な今だから
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.8

呪われたレスリング一族フォンエリック家のあまりにも残酷で深い愛に溢れた兄弟の物語。
兄弟の強すぎる絆がどんどん闇に飲み込まれていく姿に動悸がするほどしんどかった。この兄弟が幸せになることは出来なかった
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.2

「憧れを超えた侍たち」
日本中が歓喜の嵐に沸いたWBC
あの興奮がもう一度蘇ってて鳥肌立ちっぱなしだった!
栗山監督の野球、選手に対しての溢れんばかりの愛、情熱があったからこそここまでの選手が集まり、
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

4.4

前回完全に死んだと思ったタイラーがターミネーターばりの生命力でしっかり前作超える殺し合いしてて目が離せなかった
1対何百でも絶対に死なない安心感が凄まじかった。
今作は身内の命を何人殺してでも守り抜く
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

「スパイダーマン:アクロス•ザ•スパイダーバース」
全スパイダーマンが背負った深い哀しみを覆すべくマイルズとスパイダーマン達の運命をかけた戦いが始まった
グウェンとマイルズの交流、マイルズ一家の愛、ピ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.4

目の前でスパイダーマンが敗れ、自身が引き継ぐマイルスの覚悟と成長で無条件に楽しめる最高のスパイダーマン映画!
全スパイダーマンが背負った悲しみを分かち合う姿は胸が打たれた。
スパイダーマンノワール渋す
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.6

異色のキャストが織りなす美しすぎる心の交流
戦時中のジャワ島で繰り広げられる複雑な人間愛をどこまでも泥臭く美しく描いた名作。
当時許されるはずもなかった同性愛、支配者と捕虜の歪な関係 現在を生きる自分
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.4

ケイトブランシェットが自身の栄光に取り憑かれた天才指揮者を演じた本作。
ターの栄光を際立たせる冒頭の長回しインタビュー、傲慢さが見え隠れする指揮者指導、単調ながらも不穏でターの狂気を明らかにしていた。
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.2

アニメ版を観てなくて今作が初アリエルだったけど可愛すぎてしっかり面白かった
アリエルの仕草や歌声で心を掴まれ、エリックのいい男ぶりに自然と惚れてしまった
ディズニー王道のハラハラドキドキ家族愛丁寧に描
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

ガーディアンズ最後の物語。
本作の主人公は誰がなんと言おうとロケット
ロケットの壮絶な過去、かつての友人たちの愛しくも切ないやり取り、地獄の中でも微かな希望に心を躍らせるロケット達の無邪気さに胸が打た
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.1

ピータークイルと生みの親エゴのひと時の親子の時間が愛おしくただ幸せそうなピーターの表情に心が癒された。
しかし、エゴの腹の奥が明らかになった時あまりのクズさに呆れてしまった。
自分の野望のために数々の
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

MCUイチおふざけのならずものチーム
ガーディアンズオブギャラクシー結成!
アベンジャーズでしかみたことがなく、他のキャラクターと比べても明らかにカラーが違っていて少し苦手だった。
しかし、メンバーそ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.3

ダメ刑事岡田准一とガンギマリ監察官綾野剛
2人のぶつかり合いが激しすぎて物語の進行と共に前のめりになって、食い入るように見入ってしまった。
ただの因縁ではなく、複雑に絡み合った事件の底知れなさ、裏の人
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.4

横浜ランドマークタワーで日本を震撼させる放火事件が発生。
東京MERが絶対絶命の状況から誰も死なさずに救い切るメンバー全員の強い信念、パワーがあって、ひと時も目が離せなかった。
北見を演じた鈴木亮平の
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

4.3

アドニスが封印してきた過去の過ちが強烈な牙を剥く。
全て手に入れた元チャンプと18年燃え続けたアウトローの因縁の死闘。
IMAX肉弾バトルの臨場感は映画を超えて体が震えた。
人生の全てを賭けた2人の死
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.4

「スーパーマリオブラザーズ」
世界で1番有名な兄弟!
2人が互いを思いやる行動、眼差しがとにかく愛おしかった!
やると決めた時のマリオの勇敢さ、兄を命懸けで助けるルイージの愛!
2人の絆はクッパをも凌
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Winny(2023年製作の映画)

4.1

「Winny」
包丁を作った人間は捕まるのか。
あまりにも理不尽で納得のいかない日本を揺るがしたこの事件。
ただひたすらにプログラミングを愛し、自分を表現することに喜びを見出す純粋な少年そのものの想い
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.3

「クリードII 炎の宿敵」
クリード最大の宿敵ドラゴとの因縁の死闘
父の過ちから導かれた運命
何があっても引いてはいけない戦い
アツすぎて何度も止めてしまうほどだった
クリードに偏ることなくあの一戦の
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.7

「ザ•ホエール」
愛される大切にされる人を思いやることが出来るだけで人は生きていける
チャーリーのそんな悲痛な叫びが観終わった後もずっと頭に残り続ける
誰からも煙たがられ、愛に飢えてしまう、縋るような
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.9

ボウイが見た世界、歩んだ人生を見たことのない映像とアイコニックな名曲で彩る最先端の作品。
彼の思考の深さは常人には理解できないほどでどんなにスタイルが変わってもボウイ幅広く愛されたい彼の魅力の虜になっ
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