カイトさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カイト

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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

これじゃないと中盤でつまづいてしまい、乗り切れなかった。
ガリレオの科学トリックはやっぱり興奮し、湯川と内海の掛け合いは微笑ましくて最高だった。
湯川が年を経て朗らかに他者とやりとりしたり、自由奔放に
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

恐ろしい程計算された純愛。
石神が人生をかけてまでも救いたかった家族を守るあまりにも完璧なトリックに胸が震えた。
とにかくこの映画は堤真一と松雪泰子が素晴らしすぎた。堤真一の人生に疲弊した数学者がマッ
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.6

1つの映画の到達点と言えるほど完成された作品。
観た者が帰ってこれないほど練り込まれた世界観、それを細部に至るまで詳細に大胆に表す圧倒的表現力。
公開当時は幼く映画館で観ることが出来ず、今回、現代の最
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.7

ファンタジー映画の金字塔
圧倒的なまでに練り込まれた世界観
とても20年も前の作品とは思えなかった。
ポップで穏やかなシーン、闇で溢れたダークなシーンメリハリがあった。
あまりにもアイコニックなキャラ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマンノーウェイホーム 追加シーンバージョン
やっぱり大画面で見るスパイダーマンは最高だった!
追加されたシーンはピーターの正体が明かされたことによる学校内でのハプニングややりとりが多く、より
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的疾走感、小気味よく繰り出されるお洒落な会話劇、かと思えば信じられないぐらいのバイオレンスで殺し合う面白い要素を全て詰め込んだ最高のエンターテイメント映画だった!
この映画が日本を舞台にしているこ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

何回観ても面白すぎる!
写真家の黒人男性が白人彼女の実家で体験する不気味な違和感とそれが確信に変わる恐怖を描いたシチュエーションスリラー。
段階的にヒントが出されて予想するんだけど絶対に上をいかれて全
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

物凄かった
冒頭から一見本作と関係ないような強烈なシーンで心を完全に掴まれ、エンドロールまでジョーダンピールにされるがままだった。
ジョーダンピール特有のメインテーマの裏に隠れる潜在的な問題意識をダイ
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.8

ノトーリアス・B.I.G. 2パックの2大ヒップホップスターの暗殺から徐々に見え隠れするLA市警の深い闇に挑む元刑事ラッセルプールの執念の捜査を静かにヒリヒリと描いた本作。
やっぱりジョニーデップの演
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.4

ジュラシックパークシリーズ2作目
クールな数学者でお馴染みのイアンマルコム博士を主役に据えた本作。
鑑賞中は幼少期に観た際のうっすらとした本作の記憶が蘇って懐かしい感覚があった。
ジャングルシーンが思
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.2

クリスヘムズワースがボコボコ血だらけになりながら1人の少年をひたすらに守り続けるアクション映画。

最高にカッコよかった!
この映画はとにかくアクション!一対一の肉弾戦、戦車での砲撃、訳分からん弾数の
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.6

恐竜映画の金字塔であるジュラシックパーク、テーマパークの完成と崩壊を描いたジュラシックワールドを締めくくる最新作。
鑑賞後、真っ先に感じたのが「期待しすぎてしまった」だった。
前作クライマックスで恐竜
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.1

絶対死なないライアンゴズリングVS
どんな手段でも追い詰めるサイコパス
クリスエヴァンス

この構図が観れただけでも万々歳なのに痺れるほどカッコいいアクション満載で最近でもトップレベルの興奮だった!
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

日本映画とは思えないほどの圧倒的スケール感で秦の繁栄を描いたシリーズ2作目。

全編戦シーンというストロングスタイルにも関わらず一切の飽きを感じさせないスケール感、ストーリーに没頭できた!
信の初陣と
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.2

まさにソーを巡る愛と雷のハートフルなストーリーだった!
タイカワイティティ色はこれまでで最も色濃く出ていて終始一貫してギャグやお笑いのシーンが多く、賑やかで観てて明るくなれる作品だった。
クリスヘムズ
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.1

トイストーリーでお馴染みのバズ•ライトイヤーのルーツが明かされる本作。

最高だった!子供の頃にトイストーリー大好きだったキャラクターが自分の考えてたミッションに挑む姿がかっこよくてタイムスリップした
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.6

イーサンホークが街の子供達を次々に誘拐するマジシャン殺人鬼を演じた本作。

ホラー展開を覚悟して観に行ったが、思ったよりスプラッター要素や音で驚かすシーンが少なく、ファンタジーなストーリーでどちらかと
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.7

15歳の子役の少年が10歳も年上の女性に恋をするが順調にはいかず、くっついて離れてと不安定ながらも淡い関係を築く様子をギャグも含めカラフルに描いた本作。
15歳の少年が全く子供に見えなくて物語序盤につ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

2.9

本作は苦手なジャンルの映画だった。

人生を左右し得ない大きな選択は先が見えず、不安になるという点で主人公に痛い程共感出来たが、そのターニングポイントで逃げ続けてしまう主人公には共感できなかった。人間
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

遺伝子で全てが管理される世界。
夢を抱いても適性がなければ叶わない。
妙にリアリティのある近未来の世界を描いた本作。

全体的にSF作品であるのにも関わらず、シックで哀愁漂った作風にとても落ち着いた。
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.2

土砂降りの夜、1人の女が赤ちゃんを捨てた。この赤ちゃんを巡り、ブローカー、母親、ブローカーを追う警察の物語が動き出す。

本作を観て心がじんわりと温かくなり、生きることを肯定されたような前向きな感情を
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

観ていて我が振りを省みてしまうほど心を抉られた。人間誰しもが持つ人への善意、人に対しての不寛容が軽快かつ丁寧に描かれていた。

人間が持つ善意が相手にされなかった時、ここまで人は壊れてしまうのかと思う
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.6

サンドラブロック、チャニングテイタム、ブラッドピット、ダニエルラドクリフという豪華すぎるキャストで最大限にふざけたジャングル破茶滅茶アクション!

やっぱりジャングル×秘宝アドベンチャーにハズレなしだ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.7

銀行強盗×救急車で爆走という破天荒すぎる設定をマイケルベイが指揮したザ•ハリウッド映画。

冒頭の銀行強盗シーンではフラグ通りに上手くいかず、破茶滅茶な状態で逃亡シーンに繋がる。この強盗シーンから映画
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恋は光(2022年製作の映画)

3.7

恋をしている女性が文字通り光って視える主人公西条とそれぞれ特徴が全く異なる3人の女性の恋愛模様をどこかおかしく描いた本作。

恋する女性が光って視える主人公の特徴に負けず劣らずの女性陣が本作を盛り上げ
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セッション(2014年製作の映画)

4.3

これほどまでに高エネルギーで興奮する愛憎劇を初めて観た。

ジャズドラマーとして一流になることを目指すニーマンと一流育成に手段を選ばない鬼スパルタ教師フレッチャーの強烈な絆を描いた本作。

若きジャズ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

言わずと知れた傑作。
何度も何度もDVDやロードショーで観てきた作品がようやく映画館のスクリーンで観れるということで初日に足を運んだ。

何回も観てるのに涙が止まらなかった。
アンディとレッドの静かだ
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.4

ティモシースポール演じるトムハーパーが亡き妻との約束を果たすためイギリス最南部ランズエンドまでの1350kmをバスで横断する。

本作は題名にもある通り、路線バスということでイギリスの各地をゆったりと
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.1

新人監督が自信をアニメ業界に導いたカリスマ監督とアニメの覇権を巡って死闘を繰り広げる本作。
自分の作品に対する思いを誰かに届けたいその一心で全員が持てる力全てを振り絞るあまりのかっこよさに目が離せなか
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

トップガン36年ぶりの新作!
トムクルーズ演じるマーヴェリックがトップガンに帰ってきた。
マーヴェリックはあの頃と少しも変わらず破天荒でひたすらにカッコいい。
本作から登場するトップガンメンバーも良い
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トップガン(1986年製作の映画)

3.9

トムクルーズの名を知らしめた出世作。
アメリカ海軍エリートパイロットを養成するトップガン。
冒頭のdanger zone でボルテージがマックスになるカッコ良すぎる演出。
ジェットエンジンの爆音、オレ
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.1

大学生が女児を誘拐する事件が起こった。そして15年が経ち、当人達が再び出会ってしまったことで第三者からの非難、当事者の生活が音を立てて崩れていく様を印象的に描いた本作。

本作における主要人物のそれぞ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

日本に禍威獣が立て続けに現れる中、遠い宇宙から60メートルを越す星人が現れた。彼は人類を救うのかそれとも滅ぼすのか。
壮大なスケールで誰もが知るウルトラマンを生まれ変わらせた本作。
自分自身がウルトラ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

24件もの連続殺人の容疑で死刑が判決された殺人鬼が依頼する1件の冤罪証明から動くサイコスリラー。

孤狼の血シリーズ、凶悪などがある白石監督特有の思わず目を逸らしてしまうような視覚的な恐さと観る者をげ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

MCU最強の魔術師ドクターストレンジのマルチバースでの活躍を描いた本作。

2時間とは思えないほどの充実感、情報量があり、ドクターストレンジ特有の時空の歪みや幻想的な色合いのような観たことのない映像体
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.2

フランスの激動の時代を描いた世界的な名作を考えられる中でも最も豪華な俳優陣でミュージカル映画化した本作。
最大のテーマである愛を伝えるべく全編歌唱で織りなされた本作はどのシーンも大迫力かつ繊細でなぜ今
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